Xに突然投下された「倍で発注してました」

BreakingDown出場で知られる“闘う料理人”こめおが、今年の年末商戦で大きな火種を作った。
11月13日、Xに「おせち、倍で発注してました」と投稿。予定の1000個ではなく、2000個を発注してしまったという。
「達成感に浸っていた矢先に地獄を見た」「請求書4000万で会社潰れる」と嘆き、フォロワーに助けを求めるような内容だったが、むしろ“冷めた視線”を集める結果となった。
誤発注か、誤算か ネットがざわついた理由
投稿直後から、SNSは懐疑派であふれた。
「大人が1000と2000を間違える?」
「BreakingDownのノリがビジネスに来てる」
「誤発注商法じゃないの?」
応援してきたファンからも戸惑いが出るほど、説明に説得力が乏しかったことが背景にある。
料理家リュウジの“現場目線”が事態を変えた
それに追い打ちをかけたのが、料理系インフルエンサー・リュウジの投稿だ。
彼は同じおせちメーカーと仕事をしている立場から、こう言い切った。
「そんな訳ねえと思うんだけどな」
「ちゃんと打ち合わせして生産数決める。冷凍だから融通も利く」
業界のリアルが明かされたことで、ネットの空気は一気に“疑念モード”に傾いた。
令和の虎・桑田龍征がさらに一撃
ここで登場したのが、令和の虎で知られる実業家・桑田龍征だ。Xでのいつものぶっちゃけ本音トーク的な調子でこう斬り込んだ。
「こめお、おせち売れてないってついに言ったか」
「初めから2000個だったのを誤発注にしただけじゃ?」
「台本くらい共有しようよ」
冗談めかしつつも核心を突く投稿は、火に油を注ぐことになった。
そしてもう一つの矛盾 「漁師と蟹を取ってきた」投稿に疑問噴出
炎上をさらに大きくしたのが、こめおの別投稿だ。こめおはおせち紹介の中で、「漁師と共に取ってきた蟹を盛り込みました」と自身がとってきた具材の活用を思わせる表現を使っていた。
しかし、今回話題となっているのは「2000個の誤発注」。当然ながら、蟹は仕入れ業者からの大量発注である。ネットでは、この点に関しても以下のつっこみが見られた。
「え、漁師と一緒に取ってきたんじゃなかった?」
「2000個分の蟹を漁師と漁に出たの? そんなわけないよね」
「まさかの漁業体験も“設定”だった?」
“漁師と共に”という一文は、どう見ても“情緒的な演出”で、実際はごく普通の仕入れルート。
このギャップが「景表法的にどうなの?」といった議論へと発展し、疑念はさらに拡大した。
こめおブランドに試される説明責任
こめおはBreakingDown出身の勢いを武器に、割烹店の運営や社長業へと活動領域を広げてきた。
しかし今回のように、誤発注の不可解さや“設定”と実態の食い違い、関係者からの疑義が重なると、ファンの信頼にも影響を与えかねない。
真相が凡ミスなのか、売れ残りの隠蔽なのか、演出が過剰に滑っただけなのかは不明だ。
ただ、ブランドの信用に関わる以上、早期の丁寧な説明が求められているが、15日12時現在特にコメントは上がっていない。
これはもう料理人ゆえに、おせちの美味さで挽回するしかないのではないか。



