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松岡昌宏、TOKIO解散後初のYouTube更新 国分太一への思いと「自分探し」の日々

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松岡昌宏
松岡昌宏さん(@松岡のちゃんねる)YouTubeより

元TOKIOの松岡昌宏(48)が、自身のYouTubeチャンネル「松岡のちゃんねる」を約3カ月ぶりに更新した。グループ解散後初めてとなる配信で松岡は、無期限活動休止中の国分太一について「そろそろ会わなきゃいけない」と胸中を語った。突然の解散を経て一歩を踏み出した松岡の姿には、TOKIOの30年の歩みと、数々の脱退・休止に至った理由が重なって見える。

 

国民的バンドとしての栄光と苦難

TOKIOは1994年、「LOVE YOU ONLY」でデビュー。ジャニーズ初の本格バンドとして注目を集め、「AMBITIOUS JAPAN!」「宙船(そらふね)」などのヒット曲を放った。さらに日本テレビ系「ザ!鉄腕!DASH!!」では農業や漁業、環境保全に取り組み、芸能の枠を超えた存在となった。

しかし、2018年4月、メンバーの山口達也が未成年女性への強制わいせつ容疑で書類送検され、その後契約解除。TOKIOを脱退した。事件の衝撃は大きく、鉄腕DASHで汗を流してきた姿を知る視聴者からは落胆と怒りの声が広がった。残った4人は記者会見で深々と頭を下げ、「信頼回復に努める」と誓ったが、グループは大きな痛手を負った。

 

長瀬智也の退所と音楽活動の停滞

さらに2021年3月、ボーカルの長瀬智也がジャニーズ事務所を退所。理由は「表現者として別の道を模索したい」という本人の意思だった。TOKIOの音楽活動の中心を担ってきた長瀬の退所は決定的で、バンドとしての活動継続は困難に。

残された城島茂、国分太一、松岡昌宏の3人は新たな道を探り、2021年4月に「株式会社TOKIO」を設立した。テレビ出演だけでなく、地域や企業と連携し、社会的なプロジェクトに挑戦。福島の復興支援や農業・環境事業に取り組み、鉄腕DASHで培った経験を生かして活動の幅を広げた。タレントが独立して法人化する取り組みは異例で、多くの自治体や企業から高く評価された。

 

国分太一の活動休止と解散決断

しかし2024年6月、国分太一にコンプライアンス違反が発覚。詳細は明らかにされなかったが、本人は無期限活動休止を余儀なくされた。中心メンバーの不在という現実に直面した松岡と城島は、TOKIOとしての継続は不可能と判断。6月25日、正式に解散を発表した。

続く7月2日には、株式会社TOKIOも廃業を決定。「これ以上スタッフや関係者に迷惑をかけられない」と語った城島の言葉には、苦渋の選択がにじんでいた。山口の不祥事、長瀬の退所、国分の活動休止と、度重なる試練が積み重なった末にTOKIOは終焉を迎えた。

 

松岡昌宏が語った本音と未来

解散発表から3カ月後の9月17日、松岡はYouTubeを更新。東京・豊洲の定食店を訪ね「長らくお待たせしました。このチャンネルは変わらず続けていきます」と笑顔を見せた。更新が滞っていた理由については「函館に行って自分を見つめ直していた」と明かし、「空を見て考えたけど結局見つからなかった」と苦笑い。自然体の姿でスタッフや視聴者の笑いを誘った。

国分について問われると「まだ会ってない。これから会う。電話じゃ限界がある」と語り、「正直、これっぽっちも頭にきてない。スポンサーやファンに迷惑をかけたのは申し訳ないが、怒りはない」と胸の内を明かした。年齢を重ねたことで、仲間を怒りではなく理解で受け止める姿勢に、多くのファンは松岡の人間性を見た。

最後には「今回のことで伸びしろを作ってもらった」とも発言。「働くか」「まだ働かなきゃダメか」と揺れる気持ちを吐露しつつ、「スタッフ食わせていかなきゃ」と責任感をにじませた。解散を悲嘆ではなく、新しい挑戦への出発点ととらえる松岡の言葉は印象的だった。

 

TOKIOが残したもの

音楽、バラエティ、そして社会活動。TOKIOが歩んだ道は常に型破りだった。山口の不祥事、長瀬の退所、国分の活動休止という困難を経て、解散という選択に至ったが、その功績は色あせない。

株式会社TOKIOでの挑戦は、タレントの新しい活動モデルを示し、地方創生や復興支援の現場に具体的な成果を残した。松岡の言う「伸びしろ」という言葉は、TOKIOの歴史を受け止めながら新たな未来を切り開こうとする覚悟の象徴だ。グループの物語は終わっても、その精神は新しい形で息づいていく。

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ライター:

千葉県生まれ。青果卸売の現場で働いたのち、フリーライターへ。 野菜や果物のようにみずみずしい旬な話題を届けたいと思っています。 料理と漫画・アニメが大好きです。

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