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英検とはどんな資格? 2025年から「準2級プラス」登場と注目資格まとめ

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英語検定「準2級プラス」
DALL-Eで作成

公益財団法人日本英語検定協会は、2025年度から英検の新たな級として「準2級プラス」を設ける方針を発表した。これは既存の「準2級」と「2級」の間に新設されるものであり、英語学習者が2級合格を目指す過程において、より着実なステップとなることを狙いとしている。毎日新聞(2025年4月21日付)によると、同協会は準2級から2級への進級に平均して2年近くを要するという受験データを分析した結果、今回の級の新設に至ったという。

英検とは 4技能を測る国内最大級の英語資格

英検(実用英語技能検定)は、英語の「読む・聞く・書く・話す」の4技能を測定する国内最大級の英語資格試験である。5級から1級までの段階に分かれ、子どもから大人まで幅広い層が受験している点が特徴だ。今回新設される「準2級プラス」は、高校上級程度の英語力を求める位置づけとされ、現行の級の難易度設定に変更はないと協会は説明している。

 

英検を取得するメリット 入試・就職・留学に広がる活用の場

英検を取得することで得られるメリットは多岐にわたる。たとえば、国内の大学入試では、英検取得者に対して推薦入試や総合型選抜で加点・試験免除措置を設けるケースが増えている。さらに、企業の採用活動においても英語力の証明として評価される場面があり、資格の取得が就職活動におけるアピールポイントとなる。また、海外留学を目指す際にも、英検のスコアを活用できる大学が多数存在している。

 

英検受験の流れ 申し込みから合格までの手順

受験にあたっての基本的な流れは以下の通りである。

ステップ内容ポイント
1. 受験級を決める自分の英語力に応じた級を選択する「準2級プラス」は高校上級程度
2. 申し込みインターネットやコンビニ端末等で手続き第1回検定は5月7日まで受付
3. 受験票の受領郵送またはオンラインで受け取る会場と時間を要確認
4. 一次試験(筆記・リスニング)各地で筆記・リスニング試験を実施通常6~7月に実施される
5. 一次試験合格発表合格者には二次試験の案内が届く次のステップへ進む
6. 二次試験(面接)一次試験合格者のみが面接を受験英語での対話力を測定
7. 最終合格発表一次・二次試験合格で認定される合格証書が授与される

近年、受験者数が増加している注目資格

英語検定に限らず、近年では社会構造の変化やスキル需要の多様化を背景に、受験者数が増加している資格がいくつか存在する。代表的なものは以下の通りである。

資格の名称試験の特徴取得のメリットその他(試験時期・受講料金など)
TOEIC Listening & Reading Testビジネス英語に特化、リスニングとリーディングを測定就職・昇進で英語力証明、企業の採用要件となる場合あり年10回程度、1回7,810円(通常公開テスト)
ITパスポート試験(iパス)情報リテラシーの基礎を問う国家試験、全職種向けDX推進に伴い企業評価アップ、非IT職でも有利随時受験可(CBT方式)、試験料7,500円(税込)
日商簿記検定企業会計の基本を学ぶ民間資格、幅広い層が受験副業・起業支援、経理職志望者の基礎知識習得年3回(2月・6月・11月)、3級受験料2,850円(税込)
ファイナンシャル・プランニング技能検定(FP技能士)家計・資産運用・年金知識を問う国家検定、金融リテラシー向上家計管理力向上、金融業界・保険業界への転職にも有利年3回(1月・5月・9月)、2級受験料8,700円(税込)

準2級プラス新設の意義 学習継続を支える新たな一歩

英語教育において「4技能のバランス」がますます重要視される中、英検は単なる語学試験の枠を超え、学習意欲を促進する役割も担っている。今回新設される「準2級プラス」は、学習過程における現実的な目標設定を可能とし、長期的な学習継続を支援する施策と位置づけられる。新たな級の登場は、受験者一人ひとりにとって、次のステージへの確かな一歩となり得るだろう。

 

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ライター:

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SHOEHORN くつべらマン

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児童養護施設の職員。特に中学~新卒年齢の若者の生活・医療・福祉・自立支援に従事している。勤務時間外では、様々な職業の方へ取材活動を実施しており、大人になる若者たちへ情報を提供している。

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