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【卒業シーズン】思い出のランドセルを小物にアップサイクル – Askalカバン工房の挑戦

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【卒業シーズン】思い出のランドセルを小物にアップサイクル – Askalカバン工房の挑戦
提供:株式会社Askalカバン工房

小学校卒業後も捨てられないランドセルを、家族でシェアできる小物へと生まれ変わらせる – 株式会社Askalカバン工房(愛知県一宮市)は、年間3万個のリメイクを目指し、新商品を発表した。SNSを活用した発信力と職人ママたちの細やかな技術で、成長するランドセルリメイク市場に新たな風を吹き込んでいる。

 

話題のランドセルリメイク – Askalカバン工房の最新ニュース

Askalカバン工房は、「思い出のランドセル、カタチをかえてずっと一緒に」をコンセプトに、使い終えたランドセルを財布やバッグなどの実用的なアイテムにリメイクする事業を展開している。2017年のサービス開始以来、累計リメイク数は10万個を超えた。

2025年3月3日、同社は新たなリメイク商品を発表した。これまでのリメイクセットに加え、2種類の財布がセットになった「選べるお財布2点セット(税込24,800円)」や、お財布ショルダー、マルチカード財布、フラグメントケースなど、キャッシュレス時代に即したラインナップを追加。また、通園バッグのリメイクもリニューアルし、より高品質な商品へと進化させた。

同社のランドセルリメイクは、全国約50店舗の百貨店で取り扱われており、品質の高さが支持を集めている。2024年は2万個以上のリメイクを行い、2025年は3万個を目標に掲げている。

他社と差別化するAskalカバン工房の独自戦略

Askalカバン工房の最大の強みは、お客様の声をもとに製品を進化させる柔軟な開発体制にある。SNSの総フォロワー数は約12万人(Instagram・TikTok・X・YouTube)に達し、特にTikTokの直近投稿は約70万回再生を記録。顧客のリアルな声をダイレクトに受け取り、商品開発に反映する仕組みができている。

また、職人の多くが子育て中の女性である点も特徴だ。「社長以外は全員女性」という職場環境の中、職人ママたちが母親目線で顧客の思いに寄り添い、一つひとつ手作業でリメイクを行う。工場の大量生産とは異なり、一点もののオーダーメイド品として価値を生み出している。

サステナブルな視点 – アップサイクルの重要性と企業理念

 

Askalカバン工房が大切にするのは、「思い出を未来へつなぐ」という理念だ。ランドセルは6年間の成長を見守った特別な存在であり、単なる革製品ではなく、思い出の詰まったアイテムである。捨てずに形を変えることで、その価値を未来へと継承できる。

また、環境負荷の低減という側面も見逃せない。SDGsの観点からも、アップサイクルの取り組みは評価されている。同社は2021年に「一宮市SDGsパートナー」に登録され、2022年には「愛知県SDGs登録企業」として認定された。

Askalカバン工房から学ぶビジネスモデル – 成功の秘訣とは

Askalカバン工房の成功から学べるのは、「顧客の声に寄り添うビジネスモデル」と「職人技の付加価値化」だ。従来の大量生産・大量消費とは異なるアプローチで、オーダーメイドの価値を最大限に引き出している。

また、デジタル時代におけるSNSの活用方法も示唆に富む。自社の強みを発信し、ユーザーと双方向でコミュニケーションを取りながら、製品開発を進める姿勢は、多くの企業にとって参考になるだろう。

今後、ランドセルリメイク市場はさらに成長する可能性を秘めている。Askalカバン工房の取り組みが、アップサイクルの新たなスタンダードを築くかもしれない。

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ライター:

サステナブル情報を紹介するWEBメディアcokiの編集部です。主にニュースや解説記事などを担当するチームです。

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