厳重なセキュリティのはずが? SNSでは疑惑と不安の声が殺到。岩屋外相の自宅に「面識のない女性」 岩屋氏、事実を認める
なんとも奇々怪々な事件が起きた。1月30日のこと。岩屋毅外相が、東京都港区赤坂にある衆議院議員宿舎の自室に、面識のない女性が侵入していることを通報。その後の記者たちによる質問に、岩屋氏は「事実だ」と認めた上で、「何の被害もなかった」と説明した。
事件があったのは、岩屋氏が米国・ワシントンでのトランプ大統領就任式に出席し、帰国した直後のこと。 「女性はすぐに去った」と述べているのだが、真相は……
セキュリティの「穴」 — どうやって侵入したのか?
衆議院議員宿舎は、当たり前の話だが、国の要人が住まう場所であり、一般的なマンションとは異なり、政府要人が暮らすに値する、それは厳しーいセキュリティで管理されているところだろう。入る人は厳格にチェックされるシステムのハズだ。それが なぜ、見知らぬ女性が侵入でき、現役の外相と鉢合わせることができたのかという疑問が浮かぶ。
「デイリー新潮」の報道によると、岩屋氏は渡米時に「施錠せずに部屋を出た可能性がある」とのこと。さらに、岩屋氏が警察に通報した後、この女性はのこのこと現場に舞い戻り、身柄を確保されたようで、詳細が開示されていないだけに、ワケがわからない事件となっているのだ。
SNSで不安と憶測が拡大—「警備体制に大きな問題があるのでは?」
当然のことながら、報道を受け、SNSでは疑惑の声が噴出。「議員宿舎の警備はどうなっているのか?」「大臣の居住スペースに侵入できるって、日本の警備レベルのお粗末さがやばいだろう。警備会社や周辺を警護しているだろう警察は何人かクビが飛んだ方がいいのでは?」という警備体制の不備を指弾する声もある一方で、いやいや、さすがにそんな簡単に侵入できないだろうから、きっと家族もその場にいて、「愛人だったけど、咄嗟に知らない人に切り替えたのでは」「ハニートラップの可能性も否定できない」といった穿った見方をする説も浮上している。
中には、なぜ数日たっているのに、犯人の名前が報道されないのか、本当に中国をはじめとした海外からのハニトラや刺客などの類ではないのかといった根も葉もない噂まで飛び交う始末に。
警備強化を要請—石破首相の部屋もある議員宿舎
今回の事件が発生した衆議院議員宿舎には、石破茂首相の家もあるようだ。岩屋外相は「警察当局や宿舎管理会社に、今後このような事態が起きないよう警備を強化するよう要請した」と述べている。ただ、お粗末な警備体制に国民の不安は簡単には拭えない。
「文春さん、出番です」—真剣を求める声
事件の経緯や侵入者の身元が一考に不透明なことから、SNSでは「文春さん出番です」という真相解明を求めるコメントも続出。作家でジャーナリストの門田隆将氏は「“知らない女が外相の部屋にいる”というあり得ない岩屋外相“議員宿舎”事件。新潮の暴露に本人は『事実。心配をかけた』と。誰もが思い浮かべるのがハニートラップと彼の国の事。“お前、分っているだろうな”とのメッセージという見方も。未だこの御仁が外相という恐怖。どこまで日本が毀損され続けるのか」と指摘。もしかしたら、国際的な駆け引きの緊急関係のある事件の一幕なのかもと示唆する声もある。
政府の対応に注目が—警備の甘さをどう改善するのか
今回の事件は、国家要人が暮らす空間のセキュリティ管理の脆弱性を浮き彫りにした。政府は今後、宿舎の警備をどのように見直すか、国民の不安を解消するその対応に注目が集まる。