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ジム通い、女性8割近くが挫折経験 – the SILK調査

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現代社会において、美容と健康に対する意識は高まりを見せている。しかし、その一方で、運動習慣を継続させることの難しさを感じている人も少なくないようだ。

株式会社HYV(東京・目黒)が運営する女性専用マシンピラティススタジオ「the SILK」は、「ジムの継続」に関するアンケート調査を実施。その結果、76%の女性が「ジムに通ったことがある」と回答した一方で、そのうちの86%が「ジム通いが続かなかった経験がある」と回答していることが明らかになった。

「面倒」「忙しい」が上位 – 若い世代ほど退会率高く

女性がジム通いが続かなかった理由のアンケート結果
提供:HYV

ジム通いが続かなかった理由として最も多かったのは、「通うのが面倒になった」(117名)という回答だった。仕事や家事・育児などで忙しい現代人にとって、ジムに通う時間を捻出することは容易ではないようだ。2位には「仕事などが忙しい」(71名)がランクインしており、時間的制約が、ジム継続の大きな障壁となっている実態が浮き彫りになった。

興味深いことに、日本公衆衛生学会の研究によると、ジムの退会率は年齢階級が低いほど高くなる傾向が見られる。39歳以下の女性の退会率は28.9人と、40~59歳の女性の20.4人、60歳以上の女性の19.6人と比較して高くなっており、特に若い世代において、ジム通いを継続することが難しい現状がうかがえる。

調査方法Webアンケート(株式会社クラウドワークス)
調査地域全国
調査期間2024年09月12日~2024年09月19日
対象者女性
回答数200名
本調査の概要

美容・健康意識の高まりと逆行? 継続の壁は?

近年、健康的なライフスタイルへの関心の高まりから、フィットネス業界は活況を見せている。ヨガやパーソナルトレーニングなど、多様なニーズに対応するサービスが登場し、SNSでは、フィットネスインフルエンサーの影響力も高まっている。

しかし、このような美容と健康に対する意識の高まりとは裏腹に、ジム通いを継続できない人が多いという現状がある。仕事や家事・育児に追われ、ジムに通う時間を作ること自体が難しいという声は多い。

また、目標達成までに時間がかかる運動習慣は、モチベーションを維持するのも容易ではない。ジムには様々なトレーニングマシンやプログラムがあるものの、自分に合ったものを見つけられず、結局、足が遠のいてしまうケースもあるようだ。

専門家「目標設定と環境選びが鍵」

では、ジム通いを継続するためには、どのような点に気をつければ良いのだろうか。フィットネスの専門家は、「目標設定と環境選びが重要」だと指摘する。

「まず、達成可能な目標を明確に設定することが大切です。漠然と『痩せたい』ではなく、『3ヶ月で○kg減量する』など、具体的な目標を立てることで、モチベーションを維持しやすくなります。また、目標達成をイメージできるよう、ダイエット記録をつけたり、週ごとの進捗を写真に残したりするのも効果的です。

そして、自分に合ったジム選びも重要です。自宅や職場の近くなど、通いやすい場所にあるジムを選ぶことはもちろん、施設の雰囲気やトレーナーとの相性なども考慮しましょう。体験レッスンなどを活用し、自分に合った環境かどうか見極めることが大切です。」

現代社会において、運動習慣を継続することは容易ではない。しかし、目標設定や環境選びなど、工夫次第でジム通いを成功させることは可能だ。今回の調査結果を踏まえ、自身のライフスタイルに合った運動習慣を確立していくことが求められるだろう。

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ライター:

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寒天 かんたろう

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ライター歴25年。月刊誌記者を経て独立。伝統的な日本型企業の経営や大学、高校、通信教育分野などの取材経験が豊富。

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