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東京ガス、栃木県芳賀町におけるカーボンニュートラルのまちづくりに向けた包括連携協定の締結

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東京ガスと芳賀町のカーボンニュートラルなまちづくりに関する協定
左から 芳賀町長:大関 一雄、東京ガス常務執行役員:小西 雅子(提供:東京ガス)

芳賀町と東京ガスは、2024年7月29日にカーボンニュートラルのまちづくりに向けた包括連携協定を締結した。

この協定は、芳賀町が目指す「スーパースマートタウン~幸せを実現できるまち~」構想の実現に向け、2050年までに温室効果ガス排出量実質ゼロを目指す「芳賀町2050年カーボンニュートラル宣言」に基づき、両者が連携して地域密着型の脱炭素化を推進することを目的としている。

協定では、以下の8つの項目について具体的な連携事項が定められている。

  • カーボンニュートラルのまちづくり実現に向けた取り組みのトータルコーディネートに関する事項: 芳賀町の目指すカーボンニュートラル都市の実現に向け、東京ガスが持つ知見や技術を活用し、包括的な支援を行っていく。
  • エネルギーの地産地消に関する事項: 芳賀町内で発電した再生可能エネルギーを地域内で消費することで、エネルギー自給率の向上とCO2排出削減を目指す。
  • 個人及び事業者への太陽光発電設備等の普及に関する事項: 個人や事業者向けに太陽光発電システムの導入を促進し、再生可能エネルギーの利用拡大を図る。
  • 低炭素エネルギーの調達と公共施設等への供給に関する事項: 公共施設への低炭素エネルギーの導入を推進し、町のエネルギー消費におけるCO2排出量削減を目指す。
  • 地域のレジリエンス強化に関する事項: 災害時にもエネルギー供給を維持できる体制を構築し、地域全体の防災力を向上させる。
  • 学校等における環境エネルギー教育、町の行事等を通じた啓発活動に関する事項: 学校教育や町の行事などを通じて、地域住民への環境問題やエネルギー問題に関する啓発活動を行う。
  • 各種取組における専門的人材の支援強化に関する事項: カーボンニュートラル実現に必要な専門知識や技術を持った人材育成を支援する。
  • その他カーボンニュートラルのまちづくり実現に関する事項: 上記の連携事項に加え、必要に応じて連携事項を追加し、柔軟かつ効果的な取り組みを進める。

東京ガスは、エネルギーの枠を超えてお客様の課題を解決するソリューションブランド「IGNITURE(イグニチャー)」を通じて、芳賀町の脱炭素化を支援するとのこと。具体的には、省エネルギー診断や再生可能エネルギー設備の導入支援、エネルギーの地産地消モデルの構築などを展開していく予定だ。

今回の協定締結について、芳賀町の大関一雄町長は「東京ガスの有するカーボンニュートラルのまちづくりに資する知見をお借りし、更なる緊密な相互連携に基づいた取組を実施できることを大変心強く思っております」と述べている。

また、東京ガスの小西雅子常務執行役員は「芳賀町とはこれまでも、脱炭素先行地域の共同提案者となる地域新電力事業(宇都宮ライトパワー)での再生可能エネルギーの供給や、環境審議会への参加など、脱炭素に関わる様々な取組を通じて連携を深めてまいりました。今後も、芳賀町との価値共創により、地域課題の解決および持続可能なまちづくりに取り組んでまいります」とコメントしている。

まとめ

芳賀町と東京ガスの包括連携協定締結は、地域レベルでのカーボンニュートラル実現に向けた、先進的な取り組みとして注目される。両者は、それぞれの強みを活かしながら、地域住民を巻き込んだ持続可能なまちづくりを目指していくとのことだ。

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