東京都足立区西新井、「出世稲荷明神」として知られる西新井大師からほど近い路地裏に佇む「伊勢屋かま田」。団子や豆大福を中心に、愛情のこもった手作りの和菓子を販売する和菓子店です。
「お客さまに喜んでいただける楽しいお菓子を作りたい」と語るご主人の鎌田明成さんに導入している日本自動ドア株式会社(JAD)の自動ドアについてお話を伺いました。
餅菓子を中心に、創作菓子などさまざまな和菓子を販売
西新井大師から環七を渡り、路地に入ったところにあるすてきなお菓子屋さんです。創業は何年なのですか?
当店は1976年に創業し、父の跡を継いだ私が二代目になります。餅菓子を中心に、団子や豆大福などさまざまな和菓子を販売しています。
少し塩の効いた豆大福が当店の看板商品です。北海道産小豆で炊いた粒あんを国産米の餅生地で包んでいます。豆大福の餅に入れる北海道産の赤えんどう豆を搗(つ)くのが朝の日課です。
また、北海道産の粒あんに国産米を使用した最中の皮をサンドし、招き猫をかたどった「豆ねこ最中」も人気です。味はもちろん、招き猫ですので縁起物としてお土産などで活躍してくれるお菓子です。
他には、バターをたっぷり使ったクッキー生地を粒あんに付けて焼き上げる「バターロック」もファンが多いお菓子です。バタークッキーと餡の意外な相性の良さをぜひお試しください。
その他、季節ごとのお菓子をはじめ、さまざまな創作菓子や限定のお菓子を作っています。季節の上生菓子をセットにした「店主気まぐれ上生菓子セット」もご用意しています。
家族で店に立っていますが、お菓子は私が一人で作っています。このためどうしても数に限りがあり、商品によっては午前中に売り切れてしまうことも多いですので、宜しければお早めにご来店ください。
店舗のリフォームをきっかけに自動ドアを導入
2015年頃、住居兼店舗をリフォームした際に御社の自動ドアを導入しました。
それまでは路面にショーケースがあり、お客さまが路上に立ってお買い物する昔ながらの店舗形態でしたが、店内に入って落ち着いてお選びいただけるようにリニューアルしました。
飼い犬の散歩の途中などにお立ち寄りいただくお客さまもいらっしゃいますので、自動ドアの横には小窓とショーウインドーを設置し、路面からも買えるようにしてあります。
手動でのドアの開閉が負担になるお子さまやご高齢の方など、多くのお客さまからご好評いただいています。
外側、内側ともにタッチ式です。センサー式ですと通行人など不要なタイミングで反応してしまう懸念があったので、タッチ式を選びました。
年に一度、技術者の方がメンテナンスに来ていただけます。
タッチ部分の調子が悪いときなども、すぐに直していただけるので助かっています。自動ドアを導入してから、今のところは特に大きな不具合や故障もなく、満足しています。
こんな自動ドアがあったら、自動ドアに関するこんなサービスがあったら、などのご要望はありますか?
開閉時の音が静かで良いのですが、奥で和菓子を作っているときにお客様のご入店に気付かないことがありました。このため、自分でブザーを取り付けてお客様の出入りが分かるようにしています。
ひとつのアイデアとして、開閉時に音が鳴るような機能があると嬉しいです。
当店は和菓子店ですが、自動ドアはさまざまな建物に導入されていると思いますので、業態や場所に相応しいメロディを選べると良いのではないでしょうか。
地域との交流が育めるお菓子教室も開催
お店とは別に、私が個人的に行っています。SNSで参加者を募って始めてみたのですが、お陰様で続けられています。
不定期ですが2,3ヶ月に一回ほどのペースで開催し、材料を準備する都合上定員は15〜6人ほど、参加費は3,000円です。参加者はお子さまから大人まで幅広く、親子で参加される方もいらっしゃいます。
会場は当店ではなく、調理室をレンタルします。当店の周辺地域に限らず、築地や日本橋など、参加者の皆さんがアクセスしやすい場所で行うこともあります。
地元の方に限らず、遠くから参加していただく方もいらっしゃいます。初心者でもかわいいお菓子を作れますので、ぜひご参加ください。
twitterを拝見すると、音楽に関するリツイートも見られます。
いわゆるヘヴィメタルやハードロックが好きで、若い頃バンドを組んでいたこともあります。私はベースを担当し、メタリカやアイアン・メイデンといったバンドのコピーをしていました。
最近ではSNSで同好の士の輪が広がり、当店のお菓子のファンになっていただいた方もいます。
私もそうした中で知り合ったバンドを応援していて、twitterでのリツイートをはじめ、当店にフライヤーを貼ったり、差し入れを持ってライブに行ったりしています。
大人になってもこうして交流できるのは楽しいです。
◎店舗紹介
伊勢屋かま田
東京都足立区西新井本町1-11-15
03-3896-5643
https://twitter.com/iseyakamata/
https://www.instagram.com/iseya_kamata/
※お菓子教室に関する問い合わせも上記へ
営業時間:9:40〜18:00
定休日:第2・第4月曜日、第4日曜日、ほか不定休あり
※西新井大師の縁日が開かれる21日に重なった場合は営業