国立研究開発法人情報通信研究機構のレポート(2018-2020)によると、サイバー攻撃は過去15年間で約105倍に増加。360度全方位の対策が必要な企業のサイバーセキュリティ対策は、VUCA時代の事業存続を左右する重要なリスクマネジメントの1つです。
そんな中、「常に10年先を見据えて業界の先端を走るサイバーセキュリティソリューションや政府開発案件も手がける技術者集団ROCKETWORKSさんとなら安心して歩んでいける」と話すのが、老舗レンタルサーバー事業者カゴヤ・ジャパン株式会社セールスグループマネージャーの猪俣成寿さん。
サイバー攻撃を未然に防ぐリスクコントロールのソリューションとして同社がお客様に提案しているのが、株式会社ROCKETWORKSのセキュリティ監視サービス「AEGIS for KAGOYA(以下イージス)」です。今回は、AIを駆使してWEBサイトを防御する「イージス」をいち早く見いだして展開する両社のこれまでの歩みと、これからの企業のサイバーセキュリティ対策の在り方を伺いました。
ROCKETWORKSの常に10年先を見る姿勢に刺激を受けた
―株式会社ROCKETWORKSの岩村さんからカゴヤ・ジャパン株式会社さんへ、お預かりしたメッセージを代読します。
株式会社ROCKETWORKS 岩村代表からカゴヤ・ジャパン株式会社 猪俣さんへのメッセージ
カゴヤ・ジャパン株式会社 様
カゴヤ・ジャパンさんは、弊社のファースト・ユーザーです。その中で先陣を切ってくれたのが、猪俣さんです。カゴヤ・ジャパンさんと猪俣さんとの出会いは、2016年頃に参加したIT業界のセミナーでした。その時に名刺と情報を交換したところ、「イージス」に関心を持ってくださり「代理店になるよ」と連絡をくださったのが猪俣さんです。この頃の「イージス」は、まだ始まったばかりのサービス。そんなサービスに、「この指とまれ」で賛同してくださったこと自体がとにかくありがたかったのですが、さらに猪俣さんは一緒に井戸を掘ってくださいました。猪俣さんがカゴヤ・ジャパンさんのデータセンターの方とお話する機会をつくってくださらなければ、「イージス」はここまで大きく成長できていなかったかもしれません。弊社が携わるサイバーセキュリティや量子暗号、量子ICTなどは、より知見を深め発展させていかなければならない分野です。どうかこれからも引き続き、弊社の井戸掘りに呼吸を合わせてお力添えをいただけたらと思っております。
2022.2.2
ーROCKETWORKSさんから新領域を開拓する「井戸掘り」についてお力添えをいただきたいというメッセージがありました 。
「井戸掘り」というのは面白い表現ですね。私は、新規の開拓だからこそ自分自身で積極的に動くことを意識しています。ROCKETWORKSさんとの案件でも、新規開拓や既存顧客への提案をともに進めていったので、そういった一緒に努力をする部分を見て「井戸掘り」と仰ってくださったのかもしれません。
代表取締役の岩村昭英さんは、解読が不可能な量子暗号などセキュリティに関わる最先端のネットワーク技術に積極的に取り組むなど、常に10年先を見ている方です。ROCKETWORKSさんとご一緒することで、私も多くを学ぶことができ非常にありがたく感じております。
イージスは同業他社と差別化できる素晴らしい「付加価値」
―岩村さんと出会った当時、「イージス」はリリースまもないサービスだったとのことですが、導入に際して不安はなかったのでしょうか?
確かに当時の「イージス」はローンチ直後のサービスだったので、我々が先陣を切ることに多少の不安はありました。2016年頃は、サイバーセキュリティという用語は業界以外では、あまり知られていなかった時代。そんなときに「イージス」という新しいサービスを軌道に乗せていくにあたって、岩村さんは、おそらく様々なご苦労があったのだと察します。しかし、「イージス」を語る岩村さんは非常に生き生きとしており、製品に対する熱い想いがありました。その熱意を信じてみようと思ったのが導入の決め手でしたね。
ー実際に「イージス」を導入してみていかがでしたか?
すぐに非常に信用の置けるサービスだということがわかりました。今では我々のサービスを同業他社と差別化できる素晴らしい付加価値となってくれています。実は2016年当時は業界で同様のサービス提供が開始された黎明期でした。我々としては「イージス」に「この指とまれ」をして本当に良かったと思っています。
サイバーセキュリティをWEBサイトでビジネスをする全ての企業に届けたい
ー「イージス」はどのような企業にお勧めですか?
「インターネット」はいまや「電気」「ガス」「水道」に加え、社会に欠かせないインフラですから、サイバーセキュリティ対策はこれからの時代のビジネスに必須です。WEBサイトでビジネスをしており、顧客の個人情報を取得している全ての企業が何らかの対策を講じなければなりません。
厳しい話ですが、WEBサイトにおける情報漏洩は挽回が非常に困難です。大きな事故が発生すると、そのWEBサイトは市場から一発退場となることも珍しくないのです。
それにもかかわらず、サイバーセキュリティを軽視する企業は意外と多いと感じます。今のご時世、インターネットに繋げなくなると業務はほとんど回らなくなってしまいますから、早急に自社の現状に応じた対策を講じなければなりません。
しかし、それだけ重要なインフラであるにも関わらず、インターネットの特異な点は、セキュリティ対策が企業任せとなっていること。自社にとって最適で信頼できるセキュリティ対策を自分で見つけなければいけません。ROCKETWORKSさんの「イージス」は自信を持ってお勧めできるサービスですから、ぜひ検討していただきたいですね。
ー 前回のROCKETWORKSさんへのインタビュー で、「イージスはインターネット版のセコムのようなサービス」と伺いました。建物の防犯対策と同様に、インターネット社会において、サイバーセキュリティ対策は企業の存続を左右する重要なリスクマネジメントの1つの要素になりました。しかしながら、インターネットにあまり明るくない企業は、ネット社会のリスクについては危機感を抱いていても、自社はどのような対策を講じたら良いかわからないのが実際ではないかと思います。現状、具体的な対策を講じられていない企業が気をつけたほうが良い点があればお聞かせいただけますか?
手軽に導入できるのは、WEBサイトに潜むセキュリティリスクを診断する「脆弱性診断サービス」です。しかし、脆弱性診断サービスは問題を「見える化」するだけで、実際に解決してはくれません。そのことをしっかり抑えておいた方がいいと思います。診断だけで安心されているケースも散見されますので、「イージス」などの「守る」サービスが必要になってきている現状をご理解いただければと思います。怖い話ですが、毎日膨大な数のウイルスが生まれ、企業のWEBサイトは常時リスクにさらされ続けている時代なので、常に最新技術で自社のWEBサイトをしっかり守ることが大切です。
進化するサイバー攻撃を最新の技術で鉄壁に守るROCKETWORKSとともに歩み続ける
ー国立研究開発法人情報通信研究機構のNICTER観測レポート(2018-2020)によると、 サイバー攻撃は過去15年間で約105倍に増加していると発表されています。
そうですね。2020オリンピック・パラリンピック時に日本が各国の標的になり、サイバーセキュリティは社会的にも話題となりました。日本人選手がメダルを獲得するとネット速報で動画が流れますが、その中にはウイルスが仕込まれた動画があり、視聴することで観戦してしまうケースがあったようです。コロナ禍でリモートワークが増えた近年は、サイバーセキュリティは企業のみならず従業員やそのご家庭も含めた領域まで視野を広げて気をつけるべきだと思います。
ROCKETWORKSさんは「一般社団法人量子ICTフォーラム」の事務局など政府系プロジェクトにも参画していらっしゃいますので、新たなサイバー攻撃の進化に対応していくにあたってより最新の技術や情報を駆使して鉄壁に守るサービスを期待しています。終わりのない闘いになると思いますが、岩村さん率いるROCKETWORKSさんなら最高の結果を出し続けてくれると信じています。
ー御社にとって株式会社ROCKETWORKSはどんな存在ですか?
心強いパートナーですね。この業界はわずか1年足らずで劇的に様変わりしていきますが、ROCKETWORKSさんとだったらこのめまぐるしい世界でも力強く歩んでいけると思っています。
株式会社ROCKETWORKS
代表者名 岩村昭英
住所 東京都港区白金台3-18-1-3F
URL https://www.rocketworks.co.jp/
業種 量子ICTプロダクトの実用化を目指した研究・開発・販売、サイバーセキュリティサービスの開発・販売
電話番号 03-6277-3248
設立 2004年6月1日
カゴヤ・ジャパン株式会社
代表者名 代表取締役会長CEO 北川 貞大 代表取締役社長COO 岡村 武
住所(本社)〒604-8166 京都市中京区三条通烏丸西入御倉町85-1 KDX烏丸ビル 8F
URL https://www.kagoya.jp/
事業内容 インターネットデータセンターの運営事業、レンタルサーバー事業、クラウドサービス事業、その他インターネット関連サービス事業
設立 1983年9月22日