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グローバルパートナーズ株式会社

https://www.global-p.com/

〒171-0014 東京都豊島区池袋2-40-13池袋デュープレックスビズ 6F

多様なグローバル人材が垣根なく活躍、日本企業のマインド変革目指す|グローバルパートナーズ株式会社山本康二

サステナブルな取り組み SDGsの取り組み
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グローバルパートナーズ株式会社
「グローバルパートナーズでは、外国人がマネジメント職に就くことも珍しくありません。今後は、日本の中堅・中小企業が、社内のすべての役職・部署内にグローバル人材があふれかえるような体制を構築できるよう、人事採用教育も充実させたい」(山本氏)

常に旧態依然とした固定概念を疑い、「新しい当たり前」を創造してきたグローバルパートナーズ株式会社の山本康二代表取締役社長。30年前から性別・国籍・宗教などに対する意識改革を体現し、時代に先駆けて取り組んできた同氏のもとには、性別や年齢、国籍、文化、価値観など、さまざまなバックグラウンドを持つ人材が集まる。 

同社は国籍不問やLGBTQ含めた「ダイバーシティ、イクイティ&インクルージョン(DE&I)」に取り組み、多様な人材が活躍できる場と新たな価値を創造・提供している。

同社のビジョンは、「若者と、企業と、世界をつなぐ」。携帯電話もパソコンも普及していなかった1995年当時から、一貫して日本の中小企業と世界とをつないできた先駆者ともいうべき同氏に、同社の事業、SDGsへの取り組み、実現したい未来について伺った。

グローバルシフト×デジタルマーケティング×キャリア教育で人材の可能性を最大化

御社の5つの事業では、世界規模の豊かさを目指した事業を展開されているようにお見受けします。SDGsの目標に関連する取り組みについて詳しくお聞かせください。

SDGs8働きがいも経済成長も
「8.働きがいも、経済成長も」
SDGs10人や国の不平等をなくそう
「10.人や国の不平等をなくそう」
山本

日本で働きたい外国人は多いです。しかし、日本語を勉強して日本に働きに来ても、数年したら別の国や自国へと去ってしまう。なぜかというと、差別があるからです。

せっかく日本に来ても、「会社が育成して幹部登用しようとするのは日本人のみ」という状況では、出て行ってしまうのも当然です。彼らを大切にして、日本を大好きになってもらえれば、むしろ母国語で現地に日本の商品を売ってくれるようになります。


海外人材にも我が子のように期待をかけ、愛してやまないくらいの気持ちで育てていくべきだと思います。


弊社では、外国人がマネジメント職に就くことも珍しくありません。日本人か外国人かを問わず、グローバルな視点を持った人材が垣根なく活躍しています。

そんな会社は、一部の大企業を除いてほぼゼロじゃないでしょうか。日本の外国人に対するマインドを改革したいと思っています。

社内の様子
山本

グローバルシフト事業のミッションのひとつは、「グローバルシフト宣言する企業を増やす」ということです。

国内企業にグローバルシフト宣言をしてもらい、数十年かけて社内のすべての役職、部署内がグローバル人材であふれかえるような体制を構築できるよう、人事採用教育も支援します。

働く人の人権保護は当然のこととして、同事業には特に心を入れて取り組んでいます。外国人を一律に連れてきて下働きばかりさせているような状況は許せない。

弊社の事業では、日本語学校などと連携して働きたい人の要望を聞き、国内企業からは条件や会社の風土を聴取し、双方の質と想いを確認したうえで、マッチングしています。

グローバルシフト事業のミッション
グローバルシフト事業は、①グローバルシフト宣言する企業を増やし、②人材不足の企業と外国人材のベストマッチングを支援する、という2つのミッションを掲げている(画像提供:グローバルパートナーズ株式会社)

◎cokiの視点
SDG s目標10は、所得の不平等の軽減と同時に、性・年齢・障害・人種・階級・民族・宗教・機会にもとづく不平等や各国内及び国家間の不平等の撤廃を求めている。

中堅・中小企業が、こうした多様な人材と共創する「ダイバーシティ経営」を実現することで、当該企業が事業を展開する国や地域で新たなイノベーションを生み出すことも可能になる。

SDGs9産業と技術確認の基盤をつくろう
「9.産業と技術の基盤をつくろう」
山本

デジタルマーケティング事業で提供しているサービスを活用すれば、中小・中堅企業も低予算でインパクトのあるマーケティングを展開することができます。

例えば、YouTube広告はテレビやラジオに出稿する予算がない企業でも勝算があります。社長と同じ目線で話せる当社だからこそ、実現できる支援の形です。

中小・中堅企業でもデジタルを駆使してマーケティングを展開できるよう、年間3万本のYouTube動画を作って支援しています。

海外市場開拓かつてにおいては、かつて商社が行っていたような支援を、デジタルだけでなくFace to Faceでも展開します。本気で海外市場で商売するには、単なるプラットフォームだけでなく、人材の選定も重要な要素です。


ところが、ほとんどの企業には、語学・営業・マーケティング・企画運営・管理・現地駐在ができる人材がいないという課題があります。

弊社の事業では、現地に精通した駐在員が、3,000社を超える海外進出支援実績から得た知識と経験に基づいて、企業にあった海外進出方法、営業戦略の立案や現地で効果的なマーケティング活動及び販路開拓を行なっています。

オリジナルサービス
グローバルパートナーズのオリジナルサービス「キーワードチャンネル」は、企業向けYouTube動画制作数30,000本/年の実績を誇る(画像提供:グローバルパートナーズ株式会社)

◎cokiの視点
SDGs目標9は、情報コミュニケーション・運輸・エネルギーなどのインフラ投資により持続可能な開発を実現し、コミュニティーのエンパワーメントを図るために重要となる。

そのインフラを有効活用し、所得や情報格差の解消を目指す当社のデジタルマーケティング支援活動は、国境を越えた持続可能な社会作りにつながる取り組みと言える。

SDGs4質の高い教育をみんなに
「4.質の高い教育をみんなに」
山本

弊社の若者育成事業では、「中高生が中高生のために自らつくる大学校」と銘打って、中高生向けのオンラインスクールを開校しました。

ここでは、中高生らが“本気の大人”を囲み、仕事観、夢、学生時代などのテーマで語らい、質問攻めにします。

こうして録画した20分×6コマの約2時間の取材をもとに、3~5分の学習動画を専用アプリにアップロード。受講する中高生は、これを評価して点数をつけていく。


登壇者ごとに認識している社会課題や注力分野も異なりますから、中高生は、プロジェクトを通して自分の特性や興味のある分野などを見出すことができます。

「マーケットイン」「PDCA」といった社会人としてのボキャブラリーも増えますね。

社会で活躍する大勢の大人の話を聞き、学校では教えてくれないビジネスの世界を疑似体験し、自分の興味関心を掘り下げる。

こうした経験は、大学の総合型選抜や人物評価が重視される推薦入試、就職活動における面接、そして社会人になってからも、非常に役立ちます。

このプラットフォームを無料で提供するのが、同事業です。気合い入ってますよ。

新規事業説明画像
若者と企業と世界をつなぐために、学生を育成する新規事業を展開中。「高校生が作るオンライン大学校」は、高校生のうちに海外ビジネスの疑似体験ができる貴重な成長の機会になる(画像提供:グローバルパートナーズ株式会社)

◎cokiの視点
SDGs目標 4は、高度な技能の取得、技術・職業訓練と高等教育への公平なアクセス、生涯の訓練、社会へ貢献するために必要な知識、技能、価値観を重視している。

当社の取り組みは、学生が学校教育から職業教育へのシフトチェンジを加速するために、マインドとビジネススキルの両面からアプローチする取り組みであり、SDGsの8~10につながる複合的な効果も期待できる。

オフィスにはベビーサークルも。女性の持続可能な働き方を模索

社内の様子2

最後に、今後の課題と展望について教えてください。

山本

弊社では、女性も多数活躍しています。社員の5割が女性で、マネジメント職にもどんどん登用しています。

現在、妊婦や育児中が7人ほど、乳幼児の子育て中の社員も男女ともに多いです。育休後の復職率も、今のところ100%。復職後の子連れ出勤も可能で、幹部が誰も知らないうちにオフィスにベビーサークルができてました。(笑)

ただやはり、産休・育休の間、女性は一旦職場を離れざるを得ない。その間の女性の持続可能な働き方をどう実現するかは、課題ですね。

今の時代は、女性も社会で自己実現し、自ら収入を得て活発に生きることができる時代です。Zoomなどのツールを使ってテレワークも可能です。

産休・育休中の社員にどう活躍してもらうかは、既存の事業の業務とは異なる発想で考えなければなりません。

どんな働き方をしたいのか、何をやれば働きに見合った給料を払えるのか、自分たち自身で企画するのがいいのではないかと考えています。

私は基本的に、「全員社長の感覚で仕事をしよう」という気持ちでいます。終身雇用をはじめ日本の旧態依然とした社会には、限界が来ているんじゃないでしょうか。


グローバルで、働き方も多様化している時代にあって、これまでのような縛りの強い雇用スタイルばかりだと無理があります。

いわゆるアルファ世代は、企業に勤めるという感覚も薄いような気がしています。これに対して、「何を言っているんだ、けしからん!」ではなく、「いいね、そういう感じでやればいいのね」というスタンスでいたいですね。

弊社の社名「グローバルパートナーズ」を私流に訳すと、「垣根のない仲間たち」。国や性別もそうですし、会社と社員、社員とフリーランス、社員と取引先、社員と顧客、こうした関係性の垣根をなくしていきたいと願っています。

◎企業概要
グローバルパートナーズ株式会社 Global Partners, Inc.
本社:東京都豊島区池袋2-40-13 池袋デュープレックスビズ 6F
設立年月日:2009年4月27日(2013年1月1日、グローバルパートナーズ株式会社へ名称変更)
従業員数:87名
資本金:1億円
事業内容:若者と企業と世界をつなぐ事業、YouTube動画事業、グローバル人材事業などを通じて日本のGDP向上に寄与することを目指しています。
・デジタルマーケティング事業
・グローバルビジネス事業
・ワカモノ応援事業
・グローバルシフト事業

◎プロフィール
山本 康二(やまもとこうじ)
グローバルパートナーズ代表取締役社長
「インターネット、OA機器などさまざまな情報通信サービスの営業現場を経て、99年に光通信の本体取締役に28歳で就任。インターネットメディア事業、パートナーシップ事業、業種特化事業など、数々の法人向け事業で国内トップシェアを獲得。マザーズやJASDAQ上場企業など数社の代表者、光通信の常務取締役を歴任し、業界のネットワークを構築。インターネットの普及によるグローバリゼーションの到来と国内市場の長期低迷からの脱却のため、海外進出支援事業の必要性を感じ、09年にアリババマーケティングを創業、同社代表取締役に就任。3年間のアリババを通じた海外進出事業を経験し、より総合的な中小企業支援体制を目指し、13年に同社をグローバルパートナーズ株式会社へ称号変更し、現在に至る」(同社HPより)

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ライター:

広告代理店にてコピーライター、プランナーを経験したのちフリーランスに。地方の月刊誌で巻頭インタビュー記事を4年担当。可能性の芽を見つけて価値へと編集したり、考えや想いを整理したり、見落としている価値や伝えたい想いを引き出し、言葉や図にして伝えるお手伝いを中心に活動。コンセプトや戦略設計サポート、もやもやの翻訳・編集・ライティングなど、言葉まわりの仕事をしています。

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