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Patouと大阪文化服装学院が共創したアップサイクルアクセサリー パリ発サステナブル教育の最前線

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Patouと大阪文化服装学院が共創したアップサイクルアクセサリー パリ発サステナブル教育の最前線
提供:学校法人 ミクニ学園

パリ発のラグジュアリーブランド「Patou」と大阪文化服装学院が協業し、アップサイクル素材を用いたアクセサリーを制作。教育・社会貢献・デザインを融合させた新たな試みが注目されている。

 

Patouと大阪文化服装学院が仕掛ける限定アクセサリー 阪急うめだ本店で先行販売

2025年4月2日、大阪文化服装学院(OIF)は、パリのファッションブランド「Patou(パトゥ)」との協業によるアップサイクルアクセサリーの限定コレクションを発表した。アイテムは、Patouの2025年春夏コレクション「ローズ」に着想を得たチャームとヘッドバンドで構成されており、すべてパトゥのスリーピングストック素材を使用し、日本国内で丁寧に手作業で製作されている。

これらのアクセサリーは、4月2日から阪急うめだ本店で開催されるポップアップイベント「Patou Rose」にて先行販売される。売上の一部は、国際NGOプラン・インターナショナルを通じて、支援を必要とする世界の子どもたちに寄付される仕組みとなっている。

教育とモードが融合 パリのアトリエが大阪の教室に

今回のプロジェクトがユニークなのは、単なる商品開発にとどまらず、教育的な側面を大きく内包している点にある。パトゥのクリエイティブチームが来日し、大阪文化服装学院の学生たちと共に、アクセサリー制作に取り組んだ。これは、同学院で実施された授業の一環でもあり、ハイブランドのアトリエの現場が、実際の教育の場に持ち込まれたかたちだ。

講義の前半では、パトゥのコラボレーションデザイナーであるマヤ・ロジエ氏が、ブランドの理念やアトリエの実務を紹介。学生たちは、ふだん触れることのないパリの現場に関する生の話に聞き入り、講義後には多くの質問が飛び交った。後半の実技では、アップサイクル素材である未使用のグログランを活用し、学生とパトゥのチームがともに手作業で制作を進めた。120名の学生たちは、現場の空気を肌で感じながら、貴重な実践知を吸収する機会となった。

サステナブルブランドPatouの哲学と再興 若者教育に込めた思い

 

1914年に創業されたジャン・パトゥは、2020年に「パトゥ」として新たに生まれ変わった。ブランドを再生させたのは、ギョーム・アンリ氏。彼は、フレンチシックな美しさを守りながらも、オーガニックコットンやリサイクル素材の活用、環境に配慮した製造工程へのシフトを推し進めてきた。

スリーピングストックを活用した本プロジェクトは、まさにその哲学を体現したものといえる。未使用の在庫を活用し、無駄を生まず、新たな価値へと変換するアップサイクルの精神。そこに教育と若者支援が掛け合わされることで、より深い意味を持った創造がなされた。Patouが商品を作る場を教育にまで開いたことは、ラグジュアリーブランドにおける社会的責任の再定義とも言える。

一方、大阪文化服装学院もまた、「ファッションで社会に貢献する」という方針を掲げてきた。西日本最大級のファッション専門学校である同校は、デジタルと国際感覚を両立した人材育成を推進し、近年では繊研新聞の「ファッションスクールアワード」で全国大賞にも選出されている。

ブランドと学校が共創する未来 社会を動かすファッションの力

本プロジェクトは、教育、デザイン、社会貢献という三つの軸を共存させた新しい協業モデルを示している。アクセサリーを通じて、環境への配慮、若者の育成、そして国際的な連帯が織り込まれている点は、他ブランドや教育機関にも多くの示唆を与える。

ブランドが若者の成長に手を差し伸べ、学校がグローバルな創造性と責任感を育む場所になる。そんな協働の姿は、消費だけにとどまらないファッションの新しいあり方を提示している。目を引くビジュアルやデザインの奥には、「学び」と「思いやり」が縫い込まれている。これからのサステナブルなものづくりに必要なのは、こうした立体的な視点なのかもしれない。

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ライター:

サステナブル情報を紹介するWEBメディアcokiの編集部です。主にニュースや解説記事などを担当するチームです。

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