マテックス株式会社は持続可能な社会を目指すための礎となるパーパス経営を実践しており、地域企業を巻き込んで「パーパス経営の参加型イベント」を開催しました。
埼玉県戸田市でガラス工事や建具工事などを手掛ける株式会社テーエムダブルもマテックスと共に持続可能な社会を目指し、イベントに参加した1社です。
今回はマテックスが開催するパーパス経営を学ぶ参加型イベントについてと、テーエムダブルから見たマテックスについてを伺いました。
自己紹介とパーパス経営参加型イベントについて
新井
窓やドアなど開口部の専門家として建設会社や工務店、地域の大工さんなどを相手に営業し、地域のお客様のリフォームなどを手掛けています。
リフォームであれば、お客様からお聞きしたご要望について現場の状況を確認し、一からご提案させていただきながらの設計はもちろん、その後の施工まで自社で完結できるのが強みと感じています。
新井
1973年の創業からだと思うので、もう50年になると思います。2代目である自分自身も30年以上のお付き合いですね。
今はガラスに限らず、サッシなどいろいろな種類の商品を仕入れさせていただいているほか、コンサルティングのようなアドバイスも受けながら自社の強み、事業の幅を広げるお手伝いをしていただいています。
新井
一番は「問屋」に徹しているという点ですね。エンドユーザーとの関係性ついてはあえて直接踏み込まず、私たち販売店を立ててくださっているのがありがたいと感じます。
また、商品情報の提供はもちろん、販売方法や売り上げの向上策など中小企業ではなかなか思いつかないようなヒントをいただいています。
「パーパス経営」をテーマとした今回のイベントに期待していたことは何でしょうか。
新井
「パーパス」というのは数字だけではなく、会社が進むべき方向性や、どこで立ち止まって考えるべきかという道標をつくることだと思っています。
イベントでは、そうした志について考えるきっかけを与えてもらいました。
また、同業他社の社長さんの意見、考え方も大変参考になりました。お互いに意見を出し合いながら解決できた問題もありましたし、「なるほど」と思わされる発想もありました。
イベントで学んだことを、どのように社内で展開したいと考えていますか。
新井
社長の考えを社員に伝える機会はありそうでないですし、社員の思いも立場や仕事の内容によって異なります。
ただ、ひとつの会社の中では、みんなの思いをひとつにしなければならず、一歩ずつではあっても社内のみんなで考えてつくり上げていくことが大切です。
今回は、試行錯誤しながらもすでに取り組んでいる会社があることを知り、具体的な方法についても参考になりました。
テーエムダブルからみたマテックス
新井
以前と比べて商材の幅は随分広がっていますが、実際の現場に携わっている方は多くありません。
そのため、現場でどう取り付けられるのか、お客様にとってどんな結果をもたらすのかといったことについて、経験値が浅いとも感じます。
そうしたことを問屋として考えるのは難しいかもしれませんが、実践の部分がまだ少ない気がしますね。
今後、マテックスと一緒にどのように成長していきたいと考えていますか。
新井
世の中が目まぐるしく変化する中、どれだけ早く情報を共有できるかが問われています。
お客様が求めていることと私たちが求めていることを言葉で伝え、地に足をつけながら社会の変化に臨機応変に対応できるようになりたいですね。
新井
私たちは経営者といっても1人の営業マン、工事担当者です。イベント参加に時間を使う以上、それなりのものを会社に持ち帰らなければ意味がありません。
狭い業界の話だけでなく、世の中全体に好循環をもたらせる企業になるための方法を教えてもらえればうれしいですね。
また、同業で同じような悩み、苦しみを経験した社長さんがどのようにして成功を手にできたかを聞ける機会があれば参考になるし、勉強になると思います。
新井
個人的にはかけがえのない仲間だと思っています。
社員ではありませんが、一緒に進んでいくためのサポーター。自社のことをここまで考えてくれる仕入れ先はないと思っています。共に成長し、大きくなっていけるパートナーシップを組める仲間ですね。
◎会社概要
代表者:新井伸之
資本金:3,000万円
従業員数:8名
創業:1980年
事業内容:アルミ建具工事、スチール建具工事、ステンレス建具工事、住宅窓ガラス工事、ビル窓ガラス工事、ドア交換、シャッター工事、手摺等取付、エクステリア工事、店舗フロント工事
所在地:〒335-0036埼玉県戸田市早瀬1-8-19
◎プロフィール
新井伸之さん
テーエムダブル 代表取締役