団塊世代が後期高齢者の年齢に差し掛かり、医療や介護などの社会保障費の負担が大きくなる「2025年問題」。2025年には、後期高齢者の人口は2,000万人を越え、数少ない現役世代で支えられず、負担は大きくなるばかりです。このような医療保険財政の問題を、「フィットネスによる予防医療」というアプローチで解決を目指しているのが、株式会社ジムフィールドです。オンライン×フィットネスを軸に、2019年からわずか2年で25店舗まで事業規模を拡大しています。株式会社ジムフィールドの郡 勝比呂社長に事業への想いと、ステークホルダーの皆様への感謝の気持ちをお聞きしました。
「遊ぶように鍛える」。若い世代のフィットネス人口を増やしたい
ー事業内容ついて教えてください。
オンラインを活用し運動機会を提供するというコンセプトで、2018年3月大阪市福島区に第1号店のパーソナルトレーニングジムを作りました。「オンライン×パーソナルトレーナー」を強みに、フランチャイズ展開で現在25店舗まで規模を拡大しています。
またオンラインフィットネスの普及をすべく、健康事業の企業様やフィットネス事業者と連携し、法人会員様の健康経営促進のサポートをしたり、吉本興業さんとオンラインフィットネスプログラム「AT HOME SPORTS」を立ち上げたり、スパルタンレースのオフィシャルサプライヤー、ボディコンテスト「ベストボディジャパン」のジャッジアドバイザーに就任したり、整骨院やゴルフシュミレーションを併設した店舗の運用など、多方面で取り組みに参画しています。
ジム運営と平行して、2021年10月から 開校する「スポーツトレーナー大学」や「BCSボディコンサルタント養成スクール」など、トレーナーやインストラクターの育成も行っています。
ー御社のモットーやビジョンは?
「遊ぶように鍛える」ですね。これはジムの方針でもあるのですが、同時に会社のビジョンでもあります。すべてのモチベーションは遊びから始まるということで、さまざまな業界とコラボをしたり、働き方を自由にしたり、肩肘はらずに”楽しい”を基準に事業を行っています。
ー今後の展望は?
医療費の増大が社会問題になっています。少子高齢化によって後期高齢者全体の医療費が増加し、現役世代の負担が大きくなりつつあります。このままでは、医療保険財政が破綻しかねない状況になるでしょう。日本でも健康ブームの高まりによってジムに通う人が増えましたが、いまだフィットネス人口は4%前後です。この数値を10〜20%にまで引き上げて健康な人を増やし、医療保険財政の逼迫解消の一助になればと思います。
FC加盟店オーナーには、様々なバックグラウンドを持った方がいます。加盟店の店舗運営には、 ビジネスマインド、経営ノウハウ、人材育成などの様々な要素が必要ですので、 弊社のノウハウ をさらにブラッシュアップして 、体系化することで、「人づくり」をキーワードに 差別化していきたいです。今はAIやDXなどの必要性が叫ばれていますが、ゆくゆくはどこでも手に入る技術になる と思います。結局、事業で成功するためには、 ”人づくり”が最も重要です 。また、人づくりこそが予防医療を社会に普及する第一歩であり、これからの日本の医療費問題の解決につながっているのです。
株式会社ジムフィールドのステークホルダーへの想い
法人プランで契約いただいています。株式会社遊人という名前のとおり、コンセプトも弊社に近く、当社のビジョンにも共感してくださいました。お客様にとどまらず、ビジネスパートナーとしての間柄でもあります。最近「ケトジェニック」というダイエットサポートフードをリリースされたのですが、その監修を担当させていただきました。
麻田様は身も心もピュアで、楽しいことが好きな人という印象です。従業員に対する愛情をものすごく感じます。非常に信頼できる方で 、今後も長く一緒に仕事する関係になるだろうなと思いますね。
特に今回の新事業は、大きな投資をして社運をかけて取り組んでおられます。その姿勢にとても感銘を受けました。私がこの業界で生きていくという覚悟を促すために背中を押して下さった麻田様には、感謝の気持ちしかありません。私も監修者として、麻田様のため、そして業界発展のために貢献していきたいと思います。
私がグローバルな社会問題の解決も視野に入れた壮大な事業を構想していることから、日々の業務をこなしながら高い目標に果敢に挑戦してくれている社員の皆には大変な思いをさせているかもしれません。事業を立ち上げて間もないため、まだ十分な評価ができているとは言えませんが、そんな中でも、ビジョンに共感し、自分を信じてついてきてくれる社員には感謝の気持ちでいっぱいです。社員との強い信頼関係があるからこそ、私はさまざまなことに気兼ねなくチャレンジできますし、良い決断ができています。本当に強い組織だなと感じています。
今世代間で対立が起こっています。ただ、世代間で対立したり、上の世代が利権を独り占めしたりしても世の中は良くなりません。医療保険財政の問題も自分たちの世代で解決できることではありません。自分たちの世代ができる限りのことを尽くし、次の世代にバトンを渡していかないといけないと思っています。
今、弊社にも本当に若くて誠実でやる気のあるスタッフ たちが集まってきています。組織を長きにわたって続けるには、若い人材の力が必要不可欠です。世の中の声に流されず、自分の意志で選択できる若者たちを育てていける会社でありたいなと思います。
<企業概要>
株式会社ジムフィールド 代表取締役 郡 勝比呂
ホームページ:https://www.field-gym.com/
所在地:〒553-0003 大阪市福島区福島6-17-5 2F
設立:2019年9月2日
事業内容:トレーニングジムの運営、管理及びコンサルティング、フランチャイズシステムによるトレーニングジムの経営、各種イベントの企画、開催、運営、コンサルティング及びプロデュース、健康商品及び運動器具の輸出入及び販売