ステークホルダーを大切にしている会社がいい会社。今回は、社員の立場から企業をどう見ているかを通して、社員を大切にする会社とはどういった会社かをみていきます。
今回は窓の専門商社マテックス(東京・池袋)の営業推進部部長代理の安田辰徳さんにマテックスで働くことについて伺いました。
自己紹介
安田
昨年7月に中途で入社しました。前職では、自然素材の建材の輸入商社にて、主に設計事務所や工務店向け営業を担当していました。最後の数年間は、木質繊維の断熱材事業の立ち上げにも携わりました。
マテックスを知ったのは、前職の勤務先とマテックスとで共同開催した、工務店向けのイベントがきっかけです。転職先をマテックスに決めた要因の1つが、松本社長の人柄でした。
面談でお話を伺ったとき、「自己成長と成長実感」というキーワードが出てきたのが印象的でした。パーパスにも共感しましたね。
安田
前職と比べて社員数が1桁増えるので、実は入社前は「新しい職場で自分を出せるだろうか」と少し不安でした。しかし、入社してみて分かったのは、マテックスには人間性のいい人たちが集まっているということ。
「HIRAKU IKEBUKURO 01-SOCIAL DESIGN LIBRARY-」の取り組みやマテックスフェアーなど、実際に成長できる場やイベントも多く、面白いです。
仕事をする上で意識されていることがあれば、教えてください。
安田
販売店さんやその先の工務店さんとの繋がりを大事にしながら、「窓」という開口部に関する知識や情報をお伝えするようにしています。
また、人との繋がりを楽しみながら、社内外で良い関係性を作れるような循環を意識しています。
お客さんとの繋がりを考える上でも、「お互いに成長できる関係を築けるか」を常々意識していて、他のメンバーや上長ともよく擦り合わせをしています。
仕事においてどのようなところにやりがいを感じますか。
安田
プロジェクトを通じて成長実感を得られるところです。
複数のプロジェクトが進行しているので、メンバーに仕事を任せたり効率化を考えたりしながら進めていく必要があります。うまく進行できたときには「成長した」と実感しますね。
イベントやセミナーで人の話を聞く時間も増えましたし、窓と開口部に関する知識も積極的に学んでいます。前職と比べて2~3倍は勉強しています(笑)
マテックスはパーパス経営を掲げています。あなたのパーパスは何ですか。
安田
転職する際、「何のために働いているのか」を深堀りして、マテックスのパーパスと照らし合わせました。
そのときに掲げたパーパスは、「人との繋がりを大切にして、常に自分を磨き、人と社会の役に立つこと。そして、運命を楽しむこと」。現在も少しずつブラッシュアップしています。
「人との繋がり」は、会社のパーパスとも重なります。前職からの繋がりも含め、販売店さんや工務店さんと良い関係を育めると、つくづく「この仕事をしてきて良かった」と感じます。
「自分を磨く」とは、まさに「成長実感」に結び付く要素。そして「これは運命だ」と思ってそれを楽しめれば、しんどかったり悩んだりしたときにもニュートラルになれるものです。
これまでの人生でも実感してきたことなので、今後も大切にしたい考え方です。
安田さんから見たマテックス
それでは、あなたにとってマテックスとはどんな存在ですか。
安田
自分の成長を感じられる場所。自分に不足している論理的な発想や思考など、左脳のビジネス脳を鍛えられる有意義な場です。
マテックスが重視するマテリアリティのうち、納得感の強いものはどれですか。
安田
「自分ごと」に強く共感します。自己成長につながる要素でもありますし、何事も「自分だったらどうだろう?」と意識して考えるようにしています。
「脱炭素」にも納得感があります。前職で、脱炭素に先進的なヨーロッパの取り組みに触れてきたこともあり、日本の建築で遅れているCO2や断熱などを少しでも広めたいです。
安田
営業推進部が主導する「真健省Bu(しんけんしょうぶ)フォーラム」というイベントが印象的で、思い出に残っています。
工務店さんへの働きかけを活発化させる取り組みのひとつで、先進的な取り組みをされている工務店さんに自身の活動をシェアしていただき、工務店さん同士でディスカッションしていただくイベントです。
私自身、とても楽しませていただきました。
安田
40代後半を迎えた今、「いい50代を迎えたい」という思いがあります。とはいえ、急ぎ到達点を目指したいわけではなく、自然な成長を描きたい。
引き続き、人と人、会社と会社を繋げることで、共に成長していけたらいいですね。
例えば、先述の「真健省Buフォーラム」。これまでは新築住宅メインのイベントでしたが、今後はリノベーション向けにも展開したいです。
安田
皆で楽しみながら成長を味わえる会社です。イベントでいろいろな人と交流できて楽しいですし、社会貢献もできます。「やらなければならないこと」も当然ありますが、「やりたいこと」を叶えられる会社です。