「Even so, I like soccer. (それでもサッカーが好きだ)」を理念に掲げるCPサッカーチーム「ASユナイテッド」。2002年の設立以来、多くの困難を乗り越えながら活動を続けてきた彼らを支えているのは、熱い思いと揺るぎない信念、そして、YTRディアとの揺るぎないパートナーシップです。
行政書士YTRディア法務事務所とASユナイテッドの関係をASユナイテッドの代表 中村臣宏さんに伺いました。
「ASユナイテッド」、挑戦の日々
埼玉県を拠点に活動するCPサッカーチーム「ASユナイテッド」。2002年5月の設立以来、脳性麻痺を抱える選手たちが、ピッチの上で、汗と泥にまみれ、ゴールを目指して走り続けている。
「彼らにとって、サッカーは単なるスポーツではない。人生そのものなんです。彼らにも、サッカーを通じて、喜びや感動、そして、成長を体験してほしい。」(中村さん)
そう語るのは、チームの代表を務める中村臣宏さんだ。この強い思いで「ASユナイテッド」を突き動かしてきた。
「Even so, I like soccer. (それでもサッカーが好きだ)」(中村さん)
この言葉は、単なる標語ではなく、「ASユナイテッド」の魂を表現したチーム理念である。障害があっても、どんな困難に直面しても、サッカーが好きだという純粋な気持ちを大切にする。
そして、サッカーを通じて、技術はもちろんのこと、人間として成長していく。中村さんは、この理念を選手たちに伝え続けてきた。
障害があっても、どんな困難に直面しても、サッカーが好きだという純粋な気持ちを大切にする。
そして、サッカーを通じて、技術はもちろんのこと、人間として成長していく。中村さんは、この理念を選手たちに伝え続けてきた。
毎週日曜日、埼玉県内のグラウンドには、「ASユナイテッド」の選手たちの元気な声が響き渡り、選手たちには笑顔と活気に満ち溢れている。
11人制の約3分の2の広さのコートを舞台に、7人制のCPサッカーのルールに沿って、白熱した試合が繰り広げられる。時には、転倒したり、衝突したりすることもある。
しかし、選手たちは、互いに声を掛け合い、励まし合いながら、最後まで諦めずにプレーする。
その姿は、まさに「ASユナイテッド」のチーム理念を体現しているかのようだった。
しかし、彼らの挑戦は、決して平坦な道のりではない。
チーム運営には、常に、資金面や人材不足など、多くの課題がつきまとう。
練習場所の確保、大会への遠征費用の捻出、そして、選手たちの体調管理やサポート体制の構築など、解決しなければならない問題は山積みだ。
YTRディアとの出会い、それは「必然」だった
そんな「ASユナイテッド」にとって、YTRディアとの出会いは、まさに「必然」だったのかもしれない。
中村さんとYTRディア代表の篠原さんは、大学の先輩、後輩の関係。
中村さんが社会福祉士の資格を取得したての頃に参加した勉強会で、講師の先生と同期にあたる方が、篠原さんの指導者だったという繋がりから、出会いは生まれ、その後、ビジネス交流会で再会を果たし、親交を深めていった。
「篠原さんは、出会った頃から、不思議な魅力を持った人でした。常に周りを明るくしてくれるムードメーカーでありながら、ここぞという時には、的確なアドバイスをくれる頼れる存在でもありました。彼との出会いは、私の人生にとっても、大きな財産となっています。」(中村さん)
そう語る中村さんの言葉には、篠原さんへの絶大な信頼感がにじみ出ている。
YTRディアが「ASユナイテッド」のスポンサーになったのは、3年前の2021年。当時、チームは、新型コロナウイルスの影響で、活動ができず、大会への参加もできていなかった。
練習や試合を組めず、チームのモチベーション維持も困難な状況下、活動資金も底をつきかけていた。
「正直、チームの存続すら危ぶまれる状況でした。そんな時、篠原さんは、私の話を親身になって聞いてくれ、そして、迷うことなく、スポンサーになることを決断してくれました。」(中村さん)
資金面だけでなく、精神的な支えとなったYTRディアの存在は、活動の継続が難しい状況下にあった「ASユナイテッド」にとって、大きな支えとなったという。
また、コロナ渦で給与が減っている選手がいる中、YTRディアをはじめとした協力企業の資金援助の元、新ユニフォームを、チームに提供する事ができた。
ユニフォームの刷新には、かなりの出費が生じると危惧していたが、選手からの徴収をする事なく制作する事ができたのも、スポンサーの方々のご支援の賜物だ。
「ASユナイテッド」とYTRディア、共創が生み出す未来
YTRディアのサポートを受けながら、「ASユナイテッド」は、新たなステージへと歩みを進めている。
「篠原さんには、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。彼との出会いがなければ、今のASユナイテッドはなかったかもしれない。本当に心からそう思っています。」(中村さん)
中村さんの言葉には、嘘偽りは一切ない。YTRディアとのパートナーシップは、単なる経済的な支援にとどまらない。
それは、互いの価値観やビジョンを共有し、共に成長していくための「共創」の関係と言えるだろう。
「目標は、ジュニアチームの設立や、長い事できていない、チーム主催のイベントをやっていきたい。私も含めて選手達がサッカーに出会って、人として成長していったように、サッカーによって子供が青年に、青年が大人になる過程をサポートしていきたい。ASユナイテッドから、CPサッカーのすばらしさをこれからも発信していきたいです。」(中村さん)
中村さんの視線は、未来を見据えている。YTRディアとの出会いがもたらしたものは、資金面でのサポートだけではない。
それは、「ASユナイテッド」の活動に、新たな可能性を切り開いたとも言えるだろう。
「ASユナイテッド」の挑戦は、まだ始まったばかりだ。
彼らの熱い思いと、YTRディアとの揺るぎないパートナーシップは、これからも、多くの人々に、夢と感動を与え続けるだろう。