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SDGsの取り組み

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2021年「第3回 日経SDGs経営大賞」アサヒグループの取り組み【SDGs関連ニュース】

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現代の企業は、その業績だけでなくビジネスを通したサステナビリティ、なかでも2030年のSDGs達成を目指した貢献が期待されています。投資家や消費者においても、SDGsに積極的に取り組む企業への評価は高まる一方です。日本経済新聞社では、総合的に企業の「SDGs経営」を評価する「日経SDGs経営調査」を2019年より開始しています。この調査では、SDGs経営における「偏差値」を指標から分析、最も優れた取り組みに対して「日経SDGs経営大賞」を年1回選出しています。3回目にあたる2021年は、アサヒグループホールディングス株式会社が大賞を授賞しました。そこで今回は、同社のSDGsへの取り組み、サステナビリティ経営について見ていきたいと思います。

「日経SDGs経営調査」とは

日本経済新聞社では、事業を通じて社会・経済・環境の課題解決に取り組み、企業価値向上につなげている企業を評価する「日経SDGs経営調査」を行っています。これは、全上場企業と従業員100人以上の非上場企業を対象に実施しているものです。企業から回答があった内容について、審査委員会(委員長=伊藤邦雄・一橋大学CFO教育研究センター長)が社会・経済・環境の課題解決の取り組みや企業価値の向上などの視点から総合的に評価しています。

2021年は846社から回答があり、すべての取り組みにおいて「S++」の最高評価を得たアサヒグループホールディングスが大賞に決定。部門賞に当たるSDGS戦略・経済価値賞にはユニ・チャーム、社会価値賞にはソフトバンク、環境価値賞にはセイコーエプソンがそれぞれ選出されています。

上位企業の取り組みについては、各企業のプレスリリースや統合報告書などで確認できますので「どのようにサステナビリティへの取り組みを掲載すればよいか」と考える企業担当者には大いに参考になりそうです。

また、「SDGsにどう取り組めばよいのか」と悩む企業の方は、国内最大級のSDGs調査の1つでもある本調査を活用してサステナビリティ推進に役立てるという切り口もあります。サポートは有料ですが、調査対象となっていない企業でも希望すれば測定可能なため一度検討してみる余地はありそうです。レポーティングは大変ですが、調査結果のフィードバックがあるため、自社の状況とこれから推進すべきことが可視化されます。

参照:日経「SDGs経営」調査
「第3回日経SDGs経営大賞」授賞企業について 2021年11月19日
株式会社日経リサーチ SDGs経営推進プログラム

アサヒグループホールディングス株式会社のSDGsへの取り組み

それでは、「日経SDGs経営大賞」を受賞したアサヒグループのSDGsへの取り組みはどのようなものであったかを見ていきましょう。

経営の根幹にサステナビリティ

引用:アサヒグループホールディングス株式会社 サステナビリティ推進の全体フレーム
引用:アサヒグループホールディングス株式会社 方法と体制より

アサヒグループは「アサヒグループサステナビリティ基本方針」を基軸となる考え方に据え、サステナビリティを推進。それによって目指す未来の姿を「アサヒグループサステナビリティビジョン」として明文化しています。

中でも重要視されているのが、サステナビリティの重要課題「マテリアリティ」と定められた「環境」「人」「コミュニティ」「健康」「責任ある飲酒」の5つです。各マテリアリティそれぞれに複数の取組みテーマを設定し、目標達成に向けた活動内容が評価されました。

環境に対する取り組み

アサヒグループでは、気候変動への中長期目標「アサヒカーボンゼロ」を定めています。段階的にCO2排出量ゼロを目指すものです。目標達成に向けて行っていることは、再生可能エネルギーの導入、製造工程における蒸気などの排熱回収利用、缶列常温充填化などの冷熱利用、燃料転換、ISO14001を活用した全事業場での活動などさまざまな施策を実施しています。

その取り組みを、実際に勧めており2021年4月には関東・関西地区の18工場で購入する電力を全て再生可能エネルギーに切り替え、2025年までに国内全拠点で購入電力の再生可能エネルギーへの切り替える予定だそうです。

また、脱プラスチックについても「ラベルレスボトル」など、多角的な取り組みをグローバルで展開しています。
SDGs達成のために、具体的に社内でKPIを策定し、目標を数値化して取り組むことで実効性を高めた点も評価対象となりました。

責任ある飲酒に対する取り組み

引用:アサヒグループホールディングス株式会社 サステナビリティ 方法と体制

ビールをはじめとした酒造メーカーでもあるアサヒグループ。お酒は暮らしを彩る嗜好品ですが、その一方でアルハラや飲酒運転など、不適切な飲酒による問題も指摘されてきました。アサヒグループでは、不適切な飲酒を撲滅する一方で、新たな飲酒機会の創出を通じて社会課題の解決に取り組み「楽しい生活文化」の創造を目指すと表明しています。

そのために、グローバルスローガン「Responsible Drinking Ambassador」(責任ある飲酒大使)を掲げ、具体的には、6つの方針を掲げました。まずは従業員の自覚と行動を促すこと、そしてステークホルダーと連携すること、さらに革新的な商品を開発・展開することなど定めています。

さらに推進体制として、各Regional Headquartersの担当役員や担当者が参加する「グローバルアルコールポリシー会議」を隔月で開催。酒類関連の課題対応の協議や成功事例の共有などを実施しています。飲酒に関わる問題は多岐に渡るため、製造から販売に携わる部署が横断的に連携するマネジメント体制を敷いているのが、取り組みの特徴といえるでしょう。

本調査の上位企業の事例は、確かに大企業ばかりですが、一つ一つの取り組みを紐解いてみることでSDGs推進のヒントとなる点も大いにあります。どのような点が評価されているのかを見定め「自社であればどの点で応用できるか」を考えてみてはいかがでしょうか。

参照:アサヒグループホールディングス株式会社プレスリリース 第3回「日経SDGs経営大賞」で「大賞」を受賞
アサヒグループホールディングス株式会社 公式サイト サステナビリティ
アサヒグループ 方法と体制 「責任ある飲酒」

「食の安全」に取り組む企業事例~cokiから

cokiは、法人のサステナビリティを「ありがとう」で可視化するメディアです。今回は「食の安全」に積極的に取り組む企業様をピックアップしてご紹介しましょう。

伊那食品工業株式会社

長野県伊那市に本社を置く、日本人にとって馴染み深い食材「寒天」のトップメーカー、伊那食品工業株式会社。「これがあったら世の中が良くなるだろう」というものを商品として提供し、「高品質で安全安心な食品をお客様にご提供することを第一に考え、日々最善を尽くしています」と語ります。トヨタの豊田章男社長も同社最高顧問の塚越寛さんの著書を「私の教科書」として師事するだけでなく、Saccoとして累計10,000社近くを取材してきた中で「尊敬する会社は」という問いに最も多く回答を得ました。なぜ同社は多くの経営者が模範と仰ぐのでしょうか。

錦町農産加工株式会社

ナチュラルミネラルウォーター、こんにゃく製品、ところてん、生くずきりの設計や開発、製造及び販売を行う錦町農産加工株式会社。食を通して多くの人の健康と笑顔を作り続けてきました。代表取締役の廣兼一昭氏に、事業への思いと、錦町農産加工株式会社を長年にわたって支えてくれるステークホルダーについてお話を伺うなかで、「100年企業」たる理由を探っていきます。

一般社団法人農福連携自然栽培パーティ全国協議会

「自然栽培」とは、農薬や化学・有機肥料を使わずに作物を育てることであり、「農福連携」とは、障害者が農業に取り組む活動のこと。

今回はこの2つを掛け合わせることで、地域社会に大きな変化をもたらしている「一般社団法人農福連携自然栽培パーティ全国協議会」を取材しました。第4回グッドライフアワード 環境大臣賞 最優秀賞を受賞するなど社会からの注目度も高い取り組み事例です。

ハーブ農園ペザン -PAYSAN-

フリーズドライハーブで作った、ハーブティーを販売する「ハーブ農園ペザン -PAYSAN-」爽やかな香りをしっかりと残しながらも青臭さやえぐみがなく飲みやすいと評価が高く、有名レストランや結婚式場でも採用されています。農業と福祉が連携し、障がい者の農業分野での活躍を通じて、農業経営の発展と共に、障がい者の自信や生きがいを創出する「農福連携(のうふくれんけい)」にも取り組む事例です。

参照:coki

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