毛穴、ニキビがZ世代の肌悩みのトップ

10月10日に実施した15～29歳の女性 300名に対する調査によると、Z世代女性の肌悩みで最も多かったのは「毛穴」で、次いで「ニキビ」という結果になった。ホルモンバランスの変化が大きい世代特有の悩みが上位を占めていることがわかる。一方、「シミ」「しわ」といった加齢による悩みは比較的少ない傾向にあった。

美容医療経験者は肌悩みが少ない傾向

興味深いのは、美容医療を経験したことがあるZ世代女性は、経験のない女性に比べて肌悩みが少ない傾向が顕著だったことだ。美容医療経験のない女性の肌悩みの数は、経験のある女性の約3.7倍にものぼった。この結果から、美容医療が肌の悩み解消に一定の効果をもたらしていることが示唆される。

美容医療経験者の施術で最も多いのは医療脱毛

美容医療を受けたことがあると回答したZ世代女性の中で、最も利用率が高かった施術は「医療脱毛（顔）」だった。次いで「IPL光治療（フォト治療）」が人気を集めており、透明感のある肌を目指すZ世代の傾向が見て取れる。その他、「ピーリング」や「ヒアルロン酸注入」といった施術も、過去5年間で患者数が約2倍に増加しており、Z世代の美容意識の向上、そして美容医療への抵抗感の低下を示している。

憧れの美肌を持つモデル・なごみさんが登場

イベントでは、Z世代から美肌の持ち主として支持を集めるモデルのなごみさんがゲストとして登場。日焼け止めやビタミン剤の摂取など、日々のスキンケアへのこだわりを明かした。さらに、美容医療への関心も示し、会場のZ世代女性たちの共感を呼んだ。

湘南美容クリニック、美肌治療「ピコレーザーフラクショナル」を紹介

イベントでは、毛穴の開きや肌の凹凸改善に効果的な「ピコレーザーフラクショナル」といった美肌治療も紹介された。この治療は、湘南美容グループ皮膚科全体統括の西川礼華医師が監修しており、従来のフラクショナルレーザーよりもダウンタイムが短く、しわやたるみにも効果的であるとされている。同社は、Z世代の肌悩みに合わせた様々な施術を提供することで、需要の取り込みを図っている。

Z世代の美容意識の高まりが美容医療市場を牽引

今回の調査は、Z世代の美容意識の高まりとともに、美容医療市場が拡大している現状を示すものとなった。美容医療に対する抵抗感が薄れ、スキンケアの一環として美容医療を取り入れるZ世代女性が増加していくことが予想される。