
WHITE JAM・SHIROSEがライブで見せた大胆パフォーマンスが波紋。一方でSnow ManやNissyらへの楽曲提供など、作曲家としての実績と評価も整理する。
WHITE JAM・SHIROSEがライブで“ハチミツ”を使った大胆演出
シンガー・ソングライターグループWHITE JAMのボーカル・SHIROSEが、ライブステージ上で女性パフォーマーの股間付近に塗られたハチミツを舐める演出を行ったとして、SNSを中心に大きな波紋を呼んでいる。
拡散のきっかけとなった映像には、SHIROSEがハチミツを舐める際に会場の一部が歓声に包まれる様子が映る一方、コメント欄では強い嫌悪感を示す声が相次いだ。
「きもい、世も末」
「疑似性交をオープンの場でやっている」
「お客さんが喜んでるなら良いのでは」
と、評価は真っ二つ。
問題視されたのは“性的表現の境界線”
今回の騒動で焦点となっているのは、ライブという公共性の高い場で、どこまでの表現が許容されるのかという点だ。アーティストの自由な表現として擁護する声がある一方、観客やSNS上の不特定多数に向けて発信される以上、嫌悪感を抱く人が出ること自体を問題視する意見も根強い。
特に「疑似的な性行為を想起させる」という指摘は、パフォーマンスの是非をめぐる議論を一段と過熱させている。
ファンは何に喜んでいるのか?
SNSでは、「これに喜んでいるファンは何に喜んでいるの?」という疑問も多く見られた。
一部のファンにとっては、
・タブーを踏み越える背徳感
・他のアーティストでは見られない「攻めた演出」
・SHIROSEのセクシャルなイメージの体現
といった要素が、魅力として映っている可能性がある。
一方で、そうした価値観を共有しない層からすれば、ただただ不快で理解不能に映るのも無理はない。
そもそもWHITE JAM・SHIROSEとは何者?「過激演出」だけでは語れない作曲家としての顔
WHITE JAMは、R&Bやポップスを基調にした楽曲で知られるボーカルグループ。甘く艶のある歌声と、恋愛をテーマにした楽曲で一定の支持を集めてきた。SHIROSEはそのフロントマンとして、歌唱力の高さとセクシーなビジュアルを武器に存在感を放ってきた人物だ。近年はTikTokなど短尺動画プラットフォームでも注目を集め、露出度の高い衣装や大胆な演出で話題になることも少なくない。
一方で、今回の過激な演出だけでSHIROSEを語るのは不十分だ。SHIROSEは、実は日本の音楽シーンの中枢で長年結果を出してきた作詞作曲家でもある。
代表例がSnow Manに提供した『オレンジkiss』で、同曲は2022年のTop Singles Sales年間1位を獲得。アイドル楽曲でありながら感情の起伏を丁寧にすくい取るメロディは高く評価され、SHIROSEはヒットメーカーとしての地位を確立した。
キャリア初期にはNissyのソロデビューを支え、1stシングル『どうしようか?』、2nd『ワガママ』、4th『DANCE DANCE DANCE』で作詞作曲を担当。現在のNissy像の土台を築いた存在とも言える。また、WHITE JAMとデビュー同期のDa-iCEにはこれまで28曲以上を提供し、インディーズ1stアルバム『DICE』では編曲やミックスまで含め全曲制作に関与。
さらに松田聖子に提供した『夢が覚めて』はレコード大賞の企画賞を受賞するなど、世代やジャンルを越えた実績を誇る。WHITE JAMは作詞作曲からライブ演出、総合プロデュースまで自ら手がけるクリエイター集団で、SHIROSE自身も「ベース音色一つに8ヶ月かけた」と語るほど音作りへの執着が強い。
サンプル全盛の時代だからこそ、世界に一つの音を突き詰める。その職人気質こそが、過激な表現の裏にあるSHIROSEのもう一つの顔だ。
表現の自由か、公共性への配慮か
今回の件は、WHITE JAMやSHIROSE個人の問題にとどまらず、音楽ライブにおける表現の自由と公共性の線引きを改めて突きつけた形だ。
「お客さんが喜んでいるならいい」という意見も確かに一理ある。しかし、SNSで瞬時に切り取られ拡散される現代において、その「内輪の盛り上がり」が社会全体の評価にさらされるのは避けられない。
この炎上をきっかけに、SHIROSEが今後どのようなスタンスで表現を続けていくのか、注目が集まっている。
追記:SHIROSEは1月5日夕方、自身のXアカウントにて今回の演出について
「【お詫び】 大変申し訳ございませんでした。 ハチミツではなく、練乳ぐらいにいたします」
と投稿。
(https://twitter.com/WJF_SHIROSE/status/2008096686590280167?s=20)
今後も自身の個性的なスタンスを貫いていくようだ。



