
“接客の限界”超えた店主の暴走に非難殺到、奇怪な「席だけ利用券3290円」も物議
滋賀県大津市の人気ラーメン店「らーめんみふく」の店主が、来店客を防犯カメラ映像で盗撮・晒しあげ、暴言を投稿したとしてネット上で大炎上している。
らーめんみふく店主のX(旧Twitter)アカウントの問題の投稿には、モザイクなしの防犯カメラの写真を添えて、以下のようなコメントがなされていた。
「ずーっとステーキの看板見てたから気持ち悪いなーと思っていたら案の定全く喋らねーオッサンで席も言う事聞かねーから返金して帰ってもろたわ(笑)
捨て台詞で『そんな偉そーな商売してたら儲かってしゃーないやろ!』みたいな感じで妬んでたけど公共の場で自分勝手な行動するヤツに大麦牛を安く食わせてやる必要は無し👍👍👍
人を見かけで判断するのは良くないけど入店してきた瞬間に僕のアンテナ即反応したからやっぱ精度半端ない(笑)」
一般客を無断で撮影・公開し侮辱するという、客商売としてはありえない内容だった。
防犯カメラ写真を“晒し”「気持ち悪い」「全く喋らねーオッサン」
店内防犯カメラに映った来店客の姿を添付し、まるで晒し上げのような投稿が複数確認された。
「気持ち悪い」「全く喋らねーオッサン」などの文言を添えた投稿には、当初“身内ノリ”のような知り合いからのコメントが寄せられていたが、徐々にネット全体へ拡散。批判が殺到し炎上状態となった。
さらに過去の投稿では、来店客を「ゴミみたいな顔したヤツ」と罵倒。
知人が「もうただの悪口やんWWW」と指摘すると、店主は笑いながらこう返信していた。「ウチのお客さんになり損なった時点でゴミですよゴミ🤣👍👍👍」
この開き直りに、SNS上では「営業する気ゼロ」「接客業が客をゴミ呼ばわりは終わってる」といった厳しいコメントが相次いでいる。
“席だけ利用券3290円”の衝撃 指定席も有料制?

炎上をさらに加速させたのは、店が導入している「席だけ利用券」「指定席券」という独特の料金制度だ。
券売機にはこう表示されている。
・席だけ利用券 3290円
麺類の注文の無い方、イスの上に荷物を置かれる場合は先に席だけ利用券を購入してください※購入後30分間利用可能です※
・指定席券 680円
座りたいお席の場所があれば先に指定席権の購入をしてください。
「席だけ利用券」は、もしかするとひとりでも多くのお客様に早く商品を提供したいという意思表示かもしれないが、一般的には高額な値付けである。「指定席券」は、空いた席から案内していた際に客からの要望で口論になった経緯を感じさせる。
高額な席料は法律的にはグレーゾーン、だが商売の道徳としては最悪
法律の観点では、席料を取ること自体は違法ではないが、金額が社会通念から逸脱している場合、消費者契約法や景品表示法上の不当表示に該当するおそれがある。また、説明なしに販売しているなら“重要事項不告知”にあたる可能性もある。
つまり“席だけ利用券”という仕組みは、形式上合法でも、運用や表示の仕方によってはトラブルの火種になりうるということだ。
Googleマップの口コミも炎上補強 「舌打ち」「暴言」「両替断られた」
Googleマップ上の口コミをのぞくと、そこにも火の粉が散っている。
「両替を頼んだら『そういうのやってないんで』と一蹴された」
「店員のおじさん二人が『頭悪い客やわ』と暴言を吐かれた」
「接客態度が悪い上に舌打ちされた」
これらのコメントには共通して「接客態度の悪さ」「居心地の悪さ」が並ぶ。
味よりも人格で印象を損ねる。そんな最悪のパターンが浮かび上がる。
「自由営業」の限界、SNS時代の因果応報
個人経営の飲食店がSNSを活用するのは自由だ。しかし、それは“顧客を嘲笑する自由”ではない。
「気持ち悪い」「ゴミ」「指定席券」……この一連の行為は、単なる過激キャラづくりを越え、顧客を敵に回す自傷行為に等しい。
今後、プライバシー侵害や名誉毀損で法的措置を取られる可能性も否定できない。
“味”よりも“態度”で炎上した店の末路は、たいてい静かに消えるものだ。



