
元セクシー女優の三上悠亜(31)が、パパ活系マッチングアプリ「mypappy(マイパピー)」のアンバサダーに就任したことが発表された。
“成功した男性と魅力ある女性をつなぐ”という刺激的なキャッチコピーに、三上の官能的なイメージが重なり、瞬く間にネットを騒然とさせた。かつてアイドルとして清純を演じ、AV女優として肉体を武器にし、今はブランドを持つ実業家となった彼女。その歩みの延長線上に、今回の炎上はあるのかもしれない。
「ハイスペ男性限定」が招いた“危うい香り”
「mypappy」は、年収1000万円以上の男性のみが登録できることを特徴として打ち出している。
サイトには高級レストランやホテルの写真が並び、「週末の食事相手を探す」「このお店に行ってみたい」といった投稿機能がある。専属コンシェルジュが女性ユーザーに“理想の出会い”を演出する仕組みだ。
だが、こうしたサービス設計が“金銭を介した男女関係”を助長しているのではないかという懸念が噴出。
X(旧Twitter)には、
《もうほぼ援交アプリじゃないか》
《懲りない女。炎上で注目を集める天才》
《法のギリギリで遊んでる感がすごい》
といった声が並んだ。
社会学者の一人はこう警鐘を鳴らす。
「“魅力ある女性”という言葉の裏には、性的価値を競わせる構造が隠れている。そこに元セクシー女優を広告塔として立てたことで、“男が金を出し、女が応じる”という古典的な力関係を想起させたのです」。
“男社会の鏡”としての三上悠亜
三上悠亜という存在は、常に男たちの欲望を映す鏡のような存在だった。
SKE48時代は清純派アイドルとして人気を集めながら、男性アイドルとの“キス写真”流出で謹慎。
その後、AV業界に転身し、完璧に計算されたフェロモンと演技力でトップに登り詰めた。
「清純」「背徳」「再生」。三上はいつもその狭間を巧みに泳ぎながら、自らの価値を再構築してきた。
YouTubeでは可憐に、SNSでは挑発的に。フォロワー数は400万人を超え、投稿のたびに賛否が渦を巻く。
「彼女は“炎上する天才”。清楚と官能を自在に切り替えることで、見る者の欲望を刺激している」と芸能ライターは語る。
“元AV女優”と“パパ活”の掛け算
今回の騒動の根底にあるのは、「性と金の直結」に対する社会の敏感さだ。
“パパ活”という言葉自体が援助交際の婉曲表現である以上、そこで元AV女優が微笑む構図は、多くの人に“リアルすぎる欲望”を想起させた。
「清純な出会い」と「取引的な関係」。
その線引きは極めて曖昧だ。
マッチングアプリが一般化する現代においても、パパ活系サービスは依然として法のグレーゾーンにある。
ジャーナリストはこう指摘する。
「三上さんは“自由な恋愛”を体現する象徴として使いやすい。一方で、彼女の経歴が性的なリアリティを伴うだけに、“カネでつながる愛”を連想させやすい。企業としてはリスクを承知で話題性を取ったと言える」。
官能のイメージを商品に変える力。それが三上の武器であり、同時に呪縛でもある。
炎上を“プロモーション”に変える女
三上はこれまでも、何度となく世間を賑わせてきた。
ブランド「miyour’s」での下着コラボ、帽子ブランド「CA4LA」との提携、さらには自身の名前を冠した暗号資産「MIKAMIコイン」まで——そのたびに賛否が飛び交った。
あるときは「神聖なウェディングドレスを汚すな」と批判され、別のときは「職業差別だ」と擁護される。
彼女は炎上のたびに冷静だった。
「私が必要なくなれば、自然と使われなくなるだけ」とコメントした姿は、炎上を恐れぬ覚悟の表れでもある。
芸能記者は語る。
「三上悠亜は、“燃えること”を計算している節がある。世間の反応すら自己演出の一部にしている。彼女にとって炎上は、傷ではなく香水のようなものなんです」。
性的挑発を恐れずに前に出ることで、むしろ自らのブランドを強めてきた。
だが、その戦略が“パパ活”という現実的な金銭関係と結びついた瞬間、魅惑は一転して危うさへと変わった。
“性を売らない三上悠亜”への試金石
SNS全盛の今、性の表現はタブーではなくなった。だが、社会がまだ完全に受け止めきれていないのも現実だ。
三上悠亜は、性を商材にしながらも、それを“自立の象徴”として再定義してきた稀有な存在である。
だからこそ、今回のmypappy就任が問われるのは、「彼女が何を売るのか」ではなく、「何を信じさせたいのか」という点だ。
広告塔としての三上は、企業の顔であり、欲望の象徴でもある。
その表情ひとつ、言葉ひとつが、“性と金の境界”をどちらに傾けるかを決める。
炎上を超えて、三上がどんなメッセージを放つのか。
それは、“性的な力を自らの手で制御できる女性”としての真価が問われる瞬間となるだろう。