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【SKE48相川暖花】握手会1人事件、ナルトダンスバズから初選抜!逆境をチャンスに変えるリーダー像

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SKE48相川暖花、握手会で“ファン1人”事件を投稿し5000万回再生の大反響。さらに「ナルトダンス」で大バズりし、加入11年目で悲願の初選抜入りへ。逆境をチャンスに変えた現代型アイドルの姿に注目。

握手会にまさかの「ファン1人」、アイドルの衝撃投稿に5000万回再生

SKE48のteamSのリーダーとして活動する相川暖花。相川暖花の転機は、2025年4月12日に行われたSKE48の個別握手会だった。相川にとってはteamSのリーダーになって初めての握手会であり、リーダーのところには他のメンバーのファンが「うちの推しメンをよろしく」と挨拶に来ることもあり、握手会の人数は普段より多くなるのではと予想されていた。

握手会がスタートし、人気メンバーには長蛇の列ができる一方で、彼女のレーンに訪れたのはなんとわずか1人だけ。その現実を本人が「本日の握手会、ヲタク約1名。」と写真付きでX(旧Twitter)に投稿すると瞬く間に拡散され、再生回数は驚異の5000万回に達した。(2025年9月16日現在、9258万回再生)

この出来事はテレビ朝日系列の人気番組『激レアさんを連れてきた。』の9月8日放送回でも取り上げられ、彼女自身も“逆境アイドル”としてメディアに登場することになった。前代未聞のピンチを逆手に取り、自らをさらけ出した勇気が、むしろファン層の拡大につながった象徴的な出来事だ。
(ちなみに当日のファンが1人だけだった理由は、相川が布教した趣味であるJリーグの試合日程と握手会の日程が被ってしまい、相川の固定ファンがJリーグ観戦へ行ってしまったため。)

 

世界で広がる「ナルトダンス」で再び大バズり

相川のSNSが再び注目を集めたのが、TikTokで流行している「ナルトダンス」である。もともとは「Fz粉子(Fz Fenzi)」という中国のグループが、中国の広西壮族自治区の伝統的舞踊「科目三(ケ・ムー・サン)」を、漫画『NARUTO』のコスプレ姿で踊る動画をSNSに投稿したことがきっかけで流行。(正確には主人公のうずまきナルトのコスプレではなく、木の葉隠れの里の上忍のコスチュームと、抜け忍組織である「暁」のマントを着用)
一度見たら忘れられないクネクネとした独特の振り付けが世界的に広まり、いまやTikTokの定番コンテンツとなった。特に日本においては、この個性的な踊りに加えて「〇〇が▲▲で今これ」という、自虐風エピソードを添えて投稿するフォーマットにアレンジされ、「ナルトダンス」「今これダンス」として大流行した。

相川はこのムーブメントにいち早く乗り、SKE48ならではの自虐風エピソードを添えたダンス動画を公開。
「選抜メンバーじゃないから衣装なくて今これ」
「大事な番組のオーディションに風呂に入らず来るなってマネージャーさんに怒られて今これ」
など、悲壮感すら漂うアイドル活動の赤裸々エピソードや、相川の自由奔放な性格が感じられるエピソードを立て続けに投稿。エピソードの面白さに加え、キレキレのダンス、そしてダンス中の真顔とのギャップがウケて大バズり。たちまちSNSで拡散され、彼女の新たな魅力が発見されるきっかけとなった。

 

バズの注目度をSKE48の認知拡大のために使い、悲願の初選抜へ

そんな「握手会ファン1人事件」、「ナルトダンス」で注目を集めた相川は、その注目度と発信力を自分一人のために使うのではなく、グループ全体の認知度向上に活用。相川がナルトダンスを踊る横に新加入のメンバー達を映り込ませたり、握手会の裏側紹介動画の中に他のメンバーの名前やエピソードを盛り込んだりすることで、新規層へのSKE48の認知向上に貢献した。SNSコメントでは「W松井(※松井玲奈・松井珠理奈)や須田亜香里以降あんま追ってなかったけど今のSKE48ってこんな感じなんだ」「SKE48の雰囲気が伝わってくる」と好評だ。

そんな、SKE48の広報担当のような活躍ぶりも評価されてか、相川は9月24日発売の35枚目のシングル「Karma(カルマ)」の選抜メンバーに選出。2015年に7期生として加入してからの初選抜となり、加入11年目での初選抜はSKE48史上でも最も遅い選抜入りとなった。「最も遅い選抜入り」と聞くと印象が悪いかもしれないが、裏を返せばそれだけ長く在籍していて非選抜であれば、非選抜のまま卒業してしまうメンバーが大半である、ということでもある。そんな運命を、相川は自分自身の力でひっくり返したのである。

 

弱みをさらけ出し、ピンチをチャンスに変える現代型アイドル

「握手会ファン1人事件」のような苦い経験や、ネット文化に果敢に飛び込みチャンスを掴む姿勢は、従来のアイドル像を少しずつ変えつつある。特に今は多くの芸能人やインフルエンサーがひしめき合い、常に比べられて自己演出が難しい時代である。普通の人であれば落ち込んだり隠してしまいたくなるような失敗や弱さすら、エンタメに変換して応援される力は、相川暖花の大きな武器といえるだろう。失敗も成功もリアルタイムで共有し、一緒に成長していけるような存在は、まさに現代型アイドルの姿そのものだ。

 

SKE48と相川暖花のこれから

SKE48は名古屋市・栄を拠点とするグループとして16年以上の歴史を持つが、近年はAKB48グループ全体の勢いに陰りが見えるとの指摘もある。そんな中で、相川のように「個の物語」で注目を集められるメンバーの存在は、グループの未来を照らす希望といえる。

「握手会にファンが1人しか来なかったアイドルが、逆境を笑いや共感に変えてファンの心を掴み、選抜メンバーの座を手に入れて、リーダーとしてグループを支えている」。このストーリーは、SKE48にとっても新しい物語の始まりだと感じる。相川が次にどんな話題を提供してくれるのか、これからも彼女とSKE48が生み出すストーリーから目が離せない。

 

相川暖花(あいかわ・ほのか)

2003年10月22日生まれ、愛知県出身の21歳。SKE48の7期生として2015年に加入し、現在はteamSのリーダーを務める。ニックネームは「ほのの」。SNSではファンとの交流を大切にし、日常の素直な言葉やユーモアあふれる発信で支持を集めている。2025年4月には、握手会で自分のレーンにファンが1人しか来なかったことをユーモラスに投稿し、それが大きな反響を呼びX(旧Twitter)で5000万回以上再生。バラエティ番組『激レアさんを連れてきた。』にも出演するなど注目を浴びた。さらに2025年5月にTikTokで披露した「ナルトダンス」が爆発的に拡散され話題に。

 

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ムーンサルト もも

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広告代理店勤務を経て、Webメディア運営会社での編集・記事制作を経験。現在はフリーランスのWebライターとして活動。ネットミーム愛好家。

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