
9月10日に「文春オンライン」が報じた永野芽郁(25)と坂口健太郎(34)の過去の“親密関係”。その余波で、かつて坂口の恋人だった高畑充希(33)の名前が再び注目を集めている。結婚秒読みとまで言われた関係は、永野の存在によって崩れ去ったとされる。今回の報道は、女優としての立場をかけた二人の“明暗”を際立たせる結果となった。
結婚秒読みから破局へ――坂口健太郎と高畑充希
2016年、高畑充希と坂口健太郎の交際は「日刊スポーツ」によって報じられた。二人は舞台『いつかは赤い薔薇を』(2015年)での共演をきっかけに急接近。同じマンションに住み、半同棲生活を送る様子が伝えられた。当時は「若手実力派同士の理想的なカップル」として、結婚は時間の問題と目されていた。
ところが2020年、坂口が主演を務め、永野芽郁と共演した映画『仮面病棟』の公開を境に、二人の関係に暗雲が漂い始める。
永野は同作の宣伝イベントで「毎日、撃たれる夢を見て、それを坂口さんに報告していた」と語り、あまりに親密すぎる距離感をのぞかせた。
その頃から「高畑が永野を共演NGにした」という噂が浮上。2020年5月には「東京スポーツ」がこの話を報じている。真偽は確かめようがないものの、同年末には各社スポーツ紙が二人の破局を伝えた。永野との関係が原因と断定はできないが、タイミングの一致は「女の勘が働いたのでは」と語られる所以だ。
共演NG疑惑と“女の勘”
当時、永野と坂口の熱愛は報じられていなかった。だが、恋人の高畑にとっては、撮影や宣伝を通じて長時間一緒に過ごす二人の様子は看過できなかったのだろう。今回の「文春オンライン」による報道では、永野と坂口が2022年ごろから交際関係にあったと伝えられた。
もしこれが事実であれば、高畑が感じ取った危機感は正しかったことになる。
「女優同士だからこそ気づけるものがあるのかもしれません。高畑さんは表立って語らずとも、自分の恋人をめぐる違和感を直感で察知していたのでしょう」(芸能リポーター)
SNSに集中する批判と同情の声
今回の報道が出るや否や、SNS上は永野への批判で溢れた。
- 「やっぱり高畑充希の共演NGは正しかった」
- 「結婚寸前の相手を奪ったなら最低」
- 「永野芽郁、清純派は名乗れない」
- 「高畑さんが気の毒すぎる」
といった声が相次ぎ、トレンドには「小悪魔」「共演者キラー」といった言葉が並んだ。擁護の声も「誤解されやすいだけ」といった程度で、圧倒的多数を占めたのは永野への非難と高畑への同情だった。
とりわけ女性ファンの失望感は大きく、「もう応援できない」「男癖が悪い印象がついた」との厳しい意見が目立った。
女優としての実力――高畑充希と永野芽郁の対比
私生活では“失恋”の痛みを味わった高畑だが、女優としては堅実にキャリアを重ねている。舞台やミュージカルでの確かな演技力と歌唱力は高く評価され、近年は映像作品だけでなく舞台の主演女優として存在感を増している。スキャンダルに振り回されることなく、実力派女優のポジションを確立しつつある。
一方の永野芽郁は、映画やドラマの主演が相次ぎ、若手トップ女優の地位を築いている。しかし“共演者との距離感”をめぐるスキャンダルが相次ぎ、SNSでの批判が絶えない。
田中圭との“不倫疑惑”、キム・ムジュンとの“二股報道”に加え、舞台挨拶での“あざとい仕草”が炎上するなど、華やかなキャリアに常に影が差している。
業界関係者は「高畑さんが堅実さで信頼を集めているのに対し、永野さんは人気が高いがイメージ管理に課題が残る。スポンサーや制作サイドからの評価も、この差が今後大きく影響する」と分析する。
二人の女優の未来――対照的な歩み
高畑充希は恋愛面での挫折を乗り越え、舞台女優としての評価をさらに高めている。堅実な生き方はファンからの支持を呼び、今回の報道でも「高畑を応援したい」という声が目立った。
一方の永野芽郁は、無邪気さと親密さが“武器”であると同時に“致命傷”となるリスクを抱えている。演技力や明るいキャラクターは確かに魅力だが、“小悪魔的な振る舞い”が炎上を呼び、信頼を揺るがしている。
今回の坂口健太郎との報道は、二人の女優の生き方を鮮やかに対照させる出来事となった。被害者として同情を集めつつ、舞台で評価を積み上げる高畑充希。人気を集めながらも、炎上と批判に晒され続ける永野芽郁。今後、二人の女優の道はますます分かれていくことになりそうだ。