
X JAPANのリーダー・YOSHIKIが公演中に観客の強い接触行為を受け、右手を負傷していたことが明らかになった。24日、スタッフが公式X(旧ツイッター)で「重要なお知らせ」と題し報告した。
スタッフが経緯を説明
投稿によると、「昨夜の夜公演中、一部のお客様による右手への強い接触行為(つかむ・引っぱる)により、負傷いたしました。現在は治療を受けながら、医師の判断のもと公演は予定通り継続しております」と説明している。
さらに「この10公演は、3度目の首の手術を経て行う復活の公演でもあります。残り7公演を無事に乗り越えられるよう、YOSHIKI本人へ接触される機会がある際は優しくお願いいたします」と呼びかけ、観客に理解と協力を求めた。投稿は日本語と英語の両方で発信され、YOSHIKI本人もリポストしている。
復活公演の最中のトラブル
YOSHIKIは22日から、東京・港区のグランドハイアット東京でディナーショー形式の公演「EVENING / BREAKFAST with YOSHIKI 2025 in TOKYO JAPAN ―KURENAI―」を開催中。全10公演を予定し、8月31日まで続く。今回のステージは、首の手術を経て復帰を果たした重要な舞台でもあった。
観客の間近を通る演出があることで、過去にも接触行為によるトラブルが指摘されており、再発防止への注意喚起が続いていた。
ファンに求められるモラル
SNS上では「最低限のマナーは守ってほしい」「復活公演を妨げる行為はやめてほしい」といった声が相次いでいる。一方で、「過剰に演出の一部として取り上げるのでは」と懐疑的な見方もある。
いずれにせよ、復帰直後の体に負担を与える接触行為はアーティストにとって大きなリスクとなる。YOSHIKIは今後も予定通り公演を継続する方針だが、ファンの側のモラルと協力が欠かせない状況となっている。