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フジテレビ『ワイドナショー』の姿勢に疑問の声 中居正広氏のトラブル特集も踏み込まず

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フジテレビ

タレントの中居正広氏(52)をめぐる女性トラブルについて、1月12日に放送されたフジテレビ系情報バラエティー番組『ワイドナショー』が特集を組んだが、番組の内容に対し視聴者から批判の声が上がっている。

SNS上では「なんも語っていない」「フジテレビは責任を逃れている」との意見が多く寄せられ、番組の本来のコンセプトから外れているとの指摘も出ている。

12日のワイドナショー

『ワイドナショー』では、東野幸治氏を司会に、中居氏の女性トラブル問題について取り上げた。番組後半、フジテレビ側の見解として同局のアナウンサーが「昨年来、事実確認を含め対応を継続しています。また、出演者などとの関係性については改めて誠実に対応してまいります」とコメントを読み上げた。

しかし、これに対して視聴者からは「具体的な説明がまったくない」との批判が寄せられた。

フジテレビの対応に対する疑念

昨年12月に週刊誌が報じた中居氏のトラブルについて、フジテレビは同月27日に公式サイトで「食事会に関しても、当該社員は会の設定を含め一切関与しておりません」と全面否定していた。しかし、『ワイドナショー』でのコメントでは「事実確認を継続」と述べ、初期の発表内容と矛盾する印象を与えている。

この点について、視聴者からは「最初の発表が間違っていたのか、それとも調査不足だったのか、説明すべき」との声が上がっている。

また、中居氏の代理人である犬塚弁護士は、これまで『ワイドナショー』にたびたび出演していた人物だが、今回の放送では姿を見せなかったことが疑問視されている。犬塚氏は問題の当事者に近い立場にあるにもかかわらず、こういったタイミングで表に出てこないことは番組の趣旨から考えて不自然だ。

視聴者からは「こういう時こそ出演して説明すべきではないのか」との指摘が相次いだ。

番組の本来のコンセプトとの乖離

そもそも『ワイドナショー』は、普段はスクープされる側の芸能人が、自身の見解を話しに集まるという独自のコンセプトで2013年に深夜帯で放送を開始した番組だった。その後、枠移動を経て現在の時間帯に定着し、情報番組として一定の地位を築いてきた。

しかし、今回の放送内容については、この番組の本来の意義から外れているとの批判が強い。

番組終了の正式発表

さらに、この日の放送では『ワイドナショー』が3月末で放送を終了することが正式に発表された。番組の最後にナレーションで「11年にわたり放送してきたワイドナショーが3月いっぱいをもちまして終了することになりました。残り3か月楽しい放送を続けていきますので、引き続きよろしくお願いいたします」と報告された。

長年続いた番組の終了報告は、視聴者にとってもニュースだが、この日の報道姿勢を見るに、終了も仕方ないと思えた。

フジテレビのリスク管理に影響か

今回の件について、メディア業界関係者からは「フジテレビのリスク管理が問われる事態だ」との声が聞かれる。他局ならばまだしも、フジテレビは当事者の一部として報じられており、事実確認が不十分なまま番組内でコメントを発表することは信頼を損ねる結果になる。視

聴者の信頼を取り戻すためには、当該問題の詳細な調査結果を公表し、再発防止策を明確にする必要がある。

今後の展開に注目

一部視聴者からは、「今回の対応次第ではフジテレビのブランドがさらに損なわれる可能性がある」との懸念も示されている。『ワイドナショー』は情報番組として、過去には出演者が自身の問題について語る場を設けてきた経緯があるだけに、今回の対応が視聴者に与える印象は大きい。

フジテレビがどのような形でこの問題に決着をつけるのか、今後の対応が注目される。

【フジテレビなどテレビ局のその他の報道はこちらから】

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寒天 かんたろう

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ライター歴25年。月刊誌記者を経て独立。伝統的な日本型企業の経営や大学、高校、通信教育分野などの取材経験が豊富。

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