
大阪府在住のアルバイトの男が、海外での児童買春を示唆する情報を発信していたとして逮捕された。警察は、ブログ運営を通じた違法行為への関与を慎重に調べている。
警察発表によると、逮捕されたのは大阪府在住のアルバイト、紀田浩容疑者(61)。容疑者は「ラオスの帝王ラオジー」を名乗り、ブログなどでラオスにおける児童買春に関する体験談や、違法に取得されたとみられる画像を掲載していた疑いが持たれている。
捜査関係者によれば、問題のブログは有料サイトへリンクされ、閲覧者からの課金収入があったとみられる。紀田容疑者名義の銀行口座には、サイトの売り上げとみられる約55万円が振り込まれていたことも確認された。
虚偽情報でサーバー契約か 私電磁的記録不正作出・同供用の疑い
今回の逮捕容疑は、ブログ運営のために虚偽の情報を用いてサーバー契約を行ったとする、私電磁的記録不正作出・同供用の疑いだ。警察は、ブログの実態解明を優先し、まずはサーバー契約に関する不正行為で身柄を確保したとしている。
紀田容疑者は任意の調べに対し、「ラオジーは自分ではない」と関与を否定していた。しかし、押収したパソコンやスマートフォンの解析から、ブログに掲載されていた画像データが見つかったほか、同時期にラオスへ渡航していた記録も確認された。警察は、ブログ運営者本人である可能性が高いとみて捜査を進めている。
約3年前から大量通報 日本人関与の情報を端緒に捜査
この事件は、約3年前、「ラオスで児童買春に関する情報を発信している日本人がいる」とする大量の通報が警察に寄せられたことをきっかけに捜査が始まった。警察は、海外での児童の権利侵害に日本人が関与している可能性を重くみて、関係機関と連携しながら内偵を続けてきた。
今後、警察はブログの内容や資金の流れ、海外渡航の実態をさらに詳しく調べ、児童買春や関連する犯罪の立件が可能かどうか慎重に判断するとしている。



