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前山剛久(34)がメンズラウンジ勤務を報告 神田沙也加さん(享年35)死去から4年、復帰が閉ざされた末の転身

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前山剛久氏
前山剛久氏 Instagramより

12月11日、元舞台俳優の前山剛久(34)がInstagramのストーリーズを更新し、メンズラウンジで働くことを報告した。夜の街を歩くスーツ姿の動画にはTikTokのリンクが添えられ、六本木の会員制メンズラウンジの公式アカウントへとつながる内容だった。

コメント欄では、前山本人が源氏名を名乗り「真叶(まなと)です。宜しくお願いします」とあいさつしており、キャスト就任が事実であることが明らかになった。
かつて舞台俳優として活動していた人物の“転身”は、大きな波紋を広げている。その背景には、2021年に起きた女優・神田沙也加さんの急逝と、それに続く一連の出来事がある。

 

神田沙也加さんの突然の死と社会に与えた衝撃

神田沙也加さんは2021年12月18日、札幌市内の宿泊先ホテルで倒れているところを発見され、その後、死亡が確認された。享年35。死因の詳細について公式な説明は控えられたが、当時の報道では高所から転落した可能性が伝えられ、日本社会に大きな衝撃を与えた。
ミュージカルを中心に確かな評価を築き、父・神田正輝、母・松田聖子という著名な両親のもとで独自のキャリアを切り開いてきた矢先の出来事だった。訃報後、憔悴した様子で会見に臨み、娘の遺骨を抱く両親の姿は、多くの人の記憶に深く刻まれている。

 

元恋人として注目された前山剛久の立場

神田さんの死去をきっかけに、前山剛久の名前は一気に世間へと広まった。理由は明確で、当時交際していた「元恋人」という立場にあったからだ。

舞台俳優として着実にキャリアを積み、演劇ファンから一定の支持を得ていた前山にとって、これは想定外の形での注目だった。
『週刊文春』によって、交際中に神田さんへ暴言を吐いていたとされるやり取りが報じられると、恋人間の私的領域は瞬時に公的な批判の場へと引きずり出された。前山は「当事者」であると同時に、「責任を問われる側」として強い視線を浴びることになる。

神田さんが国民的スターの両親を持つ存在だったことも、世論の感情を増幅させた。娘を失った神田正輝、松田聖子の悲痛な姿が繰り返し報じられるなかで、前山への批判は次第に人格そのものへと向かっていった。
2022年6月に前山が芸能界引退を表明した背景には、精神的負担だけでなく、俳優として活動を続けることが現実的に困難になった事情があったとみられる。

 

復帰宣言と世間の拒否反応

沈黙の期間を経て、前山が復帰への意志をにじませたのが2024年だった。SNS更新やYouTube開設に続き、8月には『週刊女性』のインタビューに登場。神田さんへの暴言について「罵倒したのは事実です」と認め、「思い詰めてしまったのだとしたら、僕との関係にも一因があったのではないか」と語った。
しかし、この発言は反省として受け取られる一方で、新たな火種にもなった。

とくに批判を集めたのが、「せめて墓前で手を合わせたい」としながら、神田さんのマネージャーに連絡したものの返答がなかったと明かし、誌面を通じて「この記事を見てご一報いただけるとありがたいです」と呼びかけた点だ。
これに対し、「遺族の心情を考えるべきだ」「なぜ公の場で訴えるのか」といった声が噴出し、世論は再び前山に厳しく傾いた。

実際、復帰作として予定されていた舞台では、共演予定だった女優が降板し、公演そのものが中止に追い込まれる事態となった。制作側が世間の反発を強く意識せざるを得なかったことは想像に難くなく、前山の置かれた立場の厳しさを象徴する出来事だった。

 

収入源を失った現実と模索の日々

2024年10月、前山は月額1080円のファンクラブを開設したが、大きな収益につながった形跡はない。俳優としての活動が事実上停止した状態で、安定した収入源を確保することは切実な課題だったとみられる。
芸能界復帰を模索する動きが結果につながらないなか、生活の現実が選択を迫った可能性は高い。

 

メンズラウンジという新たな選択

そうした状況のなかで明らかになったのが、メンズラウンジで働くという前山の選択だった。勤務先は、元人気ホスト・ROLANDのもとで経験を積んだメンバーが立ち上げた会員制店舗だという。
俳優とメンズラウンジという一見異なる世界だが、客の前に立ち、言葉や振る舞いで空間を演出する点では共通項もある。

SNSでは「エンターテインメントとしては意外に適性がある」「働く場所を確保し、自力で稼ぐ姿勢は理解できる」といった声がある一方、「芸能界復帰を断念した証左ではないか」「世間の評価は変わらない」と冷ややかな意見も少なくない。
この転身が前山にとって再出発となるのか、それとも最終的な路線変更なのか。答えはまだ見えていない。


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ライター:

千葉県生まれ。青果卸売の現場で働いたのち、フリーライターへ。 野菜や果物のようにみずみずしい旬な話題を届けたいと思っています。 料理と漫画・アニメが大好きです。

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