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橋本環奈、月9初主演『ヤンドク!』に挑む パワハラ報道の揺らぎと“実在医師モデル”作品で問われる真価

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フジテレビ月9ドラマ『ヤンドク!』
『ヤンドク!』 公式Instagramより

俳優・橋本環奈(26歳)が、2026年1月12日スタートのフジテレビ月9ドラマ『ヤンドク!』(毎週月曜21時、初回30分拡大)で主演を務めることが20日に発表された。

元ヤンキーとして荒れた過去を持つ主人公が脳神経外科医へと転身し、硬直した医療現場に改革の風を吹き込む物語。一方で、昨年から続くパワハラ疑惑報道が揺り戻しを生んでおり、今回の主演発表は女優としての転機を象徴する出来事となっている。

 

月9主演決定 異色の“元ヤン医師”役に挑む橋本環奈

主人公・田上湖音波(たがみ・ことは)は、高校退学後にレディースとして荒んだ日々を送る16歳の少女。親友とのバイク事故で生死の境をさまよった後、担当医・中田啓介(なかた・けいすけ)から「助かった命をどう使うか考えろ」と突きつけられ、医師を志す。
寝る間も惜しんで勉強し、外科手術と血管内治療の双方をこなす稀有な脳神経外科医へと成長。中田の誘いを受けて都内の病院に赴任するが、そこに待っていたのは利益優先の経営陣、厳格な縦割り構造、そして患者よりも書類が優先される現場だった。

湖音波は、医師としての使命感と“元ヤン”ゆずりの気骨を武器に、しがらみだらけの医療現場へ果敢に挑む。
この成長譚を軸にした医療エンターテインメントに、橋本は「挑戦的な役どころに光栄」「ドキドキワクワクしている」と語り、意欲をのぞかせた。

 

物語を紡ぐのは根本ノンジ 名脚本家が挑む“実在モデル”の半生

本作を手がける根本ノンジは、バラエティ番組『有吉ゼミ』(2013年~)の構成を皮切りに、『ハコヅメ〜たたかう!交番女子〜』(2021年)、NHK『正直不動産』シリーズ(2022年~)、フジテレビ『パリピ孔明』(2023年)など幅広い人気作を送り出してきた脚本家である。
テンポの良い会話劇、コメディと重厚さを往来する構成力に定評があり、時に鋭い視点で社会問題も描く。

『ヤンドク!』は、実在する女性脳神経外科医の半生をモデルにしたオリジナルストーリー。脚本家としての力量がよりシビアに問われる題材でもある。
橋本とは2024〜2025年のNHK『おむすび』に続く2年連続のタッグであり、女優としての個性を活かす“当て書き”にも期待が高まっている。
根本がこの実話ベースのドラマをどのように仕立てるのか、作品の成否を左右する焦点となりそうだ。

 

パワハラ報道が揺らす“無垢な好感度”

橋本環奈は「奇跡の一枚」でデビュー当初から絶大な好感度を得てきたが、2024年秋以降、週刊誌で“パワハラ疑惑”が報じられたことで少なからずイメージに揺らぎが生じている。

2024年10月、週刊文春は橋本の現場でマネジャーが8人辞めたとする証言を掲載。橋本がスタッフに「使えねえ」などと暴言を吐いたとする内容も含まれていた。これに対し所属事務所は「事実無根」と即日反論したものの、報道はSNSや業界内で波紋を広げた。

その後、現場対応への懸念も報じられた。

テレビ誌関係者によれば、橋本が「スタッフ全員の名前を覚える」「差し入れを自ら配る」といった“配慮”を見せ始めたとの証言もある。好感度の高さと人気の拡大が進む中、彼女の背負う負荷やストレスも増していたことは間違いない。

また、橋本は以前から“酒豪キャラ”として語られることが多く、多忙による睡眠不足や疲労に関連したトラブルも噂されてきた。こうした背景が重なり、彼女をめぐる“人間的な揺らぎ”が、報道によって拡大解釈されている側面もある。

当の橋本は沈黙を貫いており、ドラマ現場での姿勢が事実上の“回答”となりつつある。

 

起用の背景と、この作品が持つ“試金石”としての意味

恋愛色の強い月9枠で、医療現場の改革に挑む“元ヤン医師”という異色の役柄。
この起用には、橋本がこれまでのイメージを超えていく機会という側面がある。
同時に、パワハラ疑惑がつきまとう状況で主演を務める以上、現場の空気づくりも含め、彼女自身の振る舞いが厳しく見られる立場でもある。

ただ、湖音波というキャラクターが“過去を乗り越え、成長する姿”を描く点は、現在の橋本が直面する状況とも重なる。
作品世界と現実の距離が縮まることで、視聴者は俳優・橋本環奈の“今”をより重層的に受け取る可能性がある。

 

26歳が迎える節目 注目される作品と女優の行方

『ヤンドク!』は、痛快さと人間ドラマの双方が交錯する構造を持つ。演技力が問われるシリアスな医療描写、根本ノンジの軽妙なセリフ回し、そして元ヤン設定がもたらすエンタメ性。
橋本自身がこの役にいかに息を吹き込み、成長譚の説得力を生み出すかが、作品の印象を大きく左右する。

視聴者が求めるのは、報道の影ではなく、“役を生きる俳優”としての魅力だ。主演という大舞台を前に、橋本は自身の現在地と向き合うことになる。

本作での佇まいや演技が、女優としての評価をどこへ導くのか──。2026年の幕開けとともに、その答えが映し出される。

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ライター:

千葉県生まれ。青果卸売の現場で働いたのち、フリーライターへ。 野菜や果物のようにみずみずしい旬な話題を届けたいと思っています。 料理と漫画・アニメが大好きです。

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