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篠原涼子、不倫疑惑を越えて主演復帰へ 日テレ新ドラマが映す“女優生命”の再起動

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篠原涼子さん
パンチドランク・ウーマン 公式Instagramより

女優・篠原涼子(52)が、日本テレビ系1月期の日曜ドラマ『パンチドランク・ウーマン −脱獄まであと××日−』で主演を務めることが発表された。かつて“視聴率女王”と呼ばれた女優が、約6年ぶりに日テレ連ドラの頂点へ戻ってくる。だが、その裏には、長く尾を引いた私生活の揺らぎと“不倫疑惑”による冷却期間がある。篠原の女優人生を揺さぶった数年を振り返りつつ、今回の主演復帰の意味を探った。

 

篠原涼子が築いた黄金期と「日テレとの蜜月」

篠原はデビュー当初から多岐にわたる作品に出演してきたが、その真価を示したのは日本テレビの連続ドラマだった。
2005年放送の『anego』では、働く30代女性の等身大の葛藤を演じ、全話平均15.7%の高視聴率を記録。続く2007年『ハケンの品格』では“スーパー派遣”というユニークな人物像を演じ、社会現象となるほどの存在感を放った。最終回は驚異の26.0%を叩き出し、当時は1話あたり200万円の出演料が噂されるなど女優としてのピークを築いた。

「当時の篠原さんは“日テレのエース”。実績、話題性、数字のすべてを兼ね備えた稀有な存在でした」(芸能記者)

まさに“篠原の女優人生=日テレの看板”という関係性が成立していた。

 

私生活の変調と“不倫疑惑”報道

私生活でも順風満帆に見えた。俳優・市村正親(76)との“25歳差婚”、長男と次男の誕生、そして長男・優汰(17)の芸能界入り。家族の絆は強固だと見られていた。

しかし2020年、別居報道が浮上。翌年7月には離婚が発表された。その直後、一部週刊誌によって篠原の“不倫疑惑”が報じられた。

「疑惑は決定的証拠が示されたわけではないものの、報じられた時期が離婚発表と重なり、世間の受け止め方は厳しいものになりました。日テレはスキャンダルに敏感な局として知られており、イメージダウンの懸念もあって、篠原さんとの距離を置いたとみられます」(芸能ライター)

その影響は出演作にも表れた。長らく主演には起用されず、2020年の別居報道以降、“篠原が日テレから消えた”という印象を持つ視聴者も少なくなかった。

 

長い「禊期間」とギャラ下落が示した現実

今年7月期の『DOCTOR PRICE』で約4年ぶりに日テレドラマに出演したが、主演ではなく脇役だった。かつて1話200万円とも言われた出演料は、その4分の1の1話50万円前後まで下がったとされる。

「大手民放の主演クラスが50万円台というのは相当低い。つまり“本格復帰とは見なされていない”という扱いです。スキャンダルによる禊期間はまだ続いているという見方が支配的でした」(前出・芸能ライター)

篠原の女優としての価値は揺らいだ。しかし、その“試練の時間”が今回ようやく終わりを告げる。

 

復帰作『パンチドランク・ウーマン』が示す転機

今回の主演復帰作で篠原が演じるのは、規律を重んじるベテラン刑務官・冬木こずえ。真面目一筋だった彼女が、ある未決拘禁者との出会いをきっかけに、次第に“悪女”へと変貌していくという難役だ。

公式サイトでは、「一線を越える主人公の葛藤と覚悟をリアルに届けられるよう、私にしかできない表現で全力で臨みたい」と語っている。篠原自身が通ってきた時期とどこか重なるような役柄であり、「再起を飾るにふさわしい」と受け止める声もある。

 

Xに広がる“再評価”と、篠原涼子は再び視聴率女王に返り咲くのか

主演発表を受け、Xでは早くも篠原への期待が膨らんでいる。

「篠原涼子さん主演なのが楽しみ」
「悪女役は新鮮。久々にドラマをリアルタイムで見たい」
「刑務官役での主演、絶対ハマると思う」

離婚や不倫疑惑といった私生活の揺らぎが報じられてもなお、篠原の演技力と存在感への信頼は根強い。むしろこの数年の“静寂”を経て、視聴者の間には「やはり篠原涼子は強い」という気運が再び芽生えつつある。

業界内でも今回の主演復帰は「本格的な再起動」と受け止められている。スキャンダルに厳しいとされる日テレが、あえて連ドラの“顔”として篠原を再び据えたことは、その象徴と言えるだろう。

一方で、篠原が再び“視聴率女王”の座に戻るには、時代の変化も無視できない。配信プラットフォームの拡大により、テレビドラマの視聴率は以前ほど絶対的な指標ではなくなった。だが、その中でも“数字を取れる女優”は確かに存在する。
かつて『anego』や『ハケンの品格』で社会現象を巻き起こした篠原が、再び視聴者の心をつかむ可能性は十分にある。

今回の役柄は、規律を重んじるベテラン刑務官から“悪女”へと転じていく難役だ。篠原自身の歩んできた数年の軌跡を想起させるようなドラマ性があり、「今こそ彼女が演じるべき主人公だ」と語る制作関係者もいる。

SNSの熱気、日テレの判断、そして彼女自身が掲げた「私にしかできない表現」という言葉。
篠原涼子が禊を終え、女優としての新たな地平へ歩み出せるかどうか──その答えは来年1月、スクリーンの向こう側で示されることになる。

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ライター:

千葉県生まれ。青果卸売の現場で働いたのち、フリーライターへ。 野菜や果物のようにみずみずしい旬な話題を届けたいと思っています。 料理と漫画・アニメが大好きです。

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