
SNS発のスクープ屋が沈黙 「close.」の一言で幕引き
X(旧Twitter)で数々の芸能スクープを発信してきた暴露系アカウント「K_MARU_DAU_BABY」(通称・けーまる)が、11月7日をもって活動を完全終了したように見られる投稿をおこなった。
この日、同アカウントは「close.」とだけ投稿。そのシンプルな一言が、長らく“X芸能ウォッチャー界隈”を賑わせてきた情報通の終焉を告げた。
「同時進行愛」断言ポストが発端か
けーまるは11月4日、週刊文春オンラインが報じた「Mrs. GREEN APPLE 若井滉斗(29)と NiziU ニナ(20)、未梨一花(26)の関係」を取り上げ、
「Mrs. GREEN APPLE 若井滉斗(29) NiziU ニナ(20)、未梨一花(26)と同時進行愛」
というコメントを添えてXに投稿。
文春の記事には「同時進行愛について確認すると」という記載があったが、それはあくまで記者の質問内容であって、「同時進行愛」があったことを事務所や本人が認めたわけではなかった。しかし、Xでの投稿の際にけーまるが「同時進行愛」と言い切ってしまったことで、ネット上では「ミセス若井が二股交際している」と誤った情報が広まってしまったようだ。
投稿削除、そして突然の“沈黙”
けーまるの問題のポストはまもなく削除され、その後「close.」の投稿を最後に、更新は止まった。
フォロワー数十万人を抱えていた影響力の大きなアカウントだけに、ネット上では「事務所から警告が入ったのでは」「損害賠償請求が来た可能性も」といった臆測が広がっている。
週刊誌記事を二次的に引用する際でも、表現一つで“印象操作”と取られかねない。
けーまるはこれまでも、匿名の内部情報や“関係者リーク”をいち早く拡散するスタイルで注目を集めていたが、今回の件でそのリスクが浮き彫りになった形だ。
情報社会に潜む「言葉の責任」
SNS時代における“暴露”や“憶測”は、拡散の速度に反比例して責任の所在が曖昧になりがちだ。
たとえ出典を示したとしても、「どう伝えるか」「どう書くか」で、読者の受け取り方は大きく変わる。
今回のけーまるの活動終了は、匿名アカウントによる情報発信の自由と、その裏にあるリスクの境界線を改めて問いかける出来事となった。



