
2025年に50周年を迎えたスーパー戦隊シリーズ。その最新作となる第49作『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』(テレビ朝日系)は、華やかな節目の作品として注目を集めていた。しかし放送中のこのタイミングで、出演者同士の“不倫疑惑”が週刊誌によって報じられ、作品のイメージに大きな影を落とす事態となっている。
9月10日発売の「週刊文春」によれば、「ゴジュウユニコーン」に変身する一河角乃役を務める女優・今森茉耶さん(19)と、主人公・ゴジュウウルフのスーツアクターを務めていた浅井宏輔さん(41)が不倫関係にあったという。記事によれば、2人の親密な関係は浅井さんの妻に知られ、事務所に報告されたとされている。
降板の裏に何が?
浅井さんは9月1日、突然番組を降板することが発表された。制作元の東映は「持病の悪化により、長期的に役を続けることが困難となった」と説明。
浅井さん自身もInstagramで「突然のご報告となりますが、この度、ゴジュウウルフ役を交代することとなりました」と投稿していた。
浅井さんは腰の持病を抱えていることが特撮ファンの間でも知られており、一度はその説明に理解の声も広がった。しかし、その直後に不倫疑惑が浮上したことで、ネット上では「降板理由は本当に病気なのか」「スキャンダルが原因ではないのか」といった憶測が飛び交っている。
ファンの記憶に残る“発言”
今回の報道に対し、ファンの間では過去の映像が“伏線回収”のように語られている。放送開始直前の2月23日、オリコン公式YouTubeで公開された出演者インタビューで、今森さんは「スーツアクターさんの演技も間近で見ていますが?」という質問に対し、「めっちゃかっこいいんですよ。本当にかっこよくて大好き。ずっと見てられる」と熱弁。
その映像が改めて拡散され、「この時から気持ちがあったのでは」「今思えば意味深」と、SNS上で騒然となっている。
今森茉耶とは何者か
宮崎県出身の今森さんは、中学生の頃からTikTokで動画を投稿して注目を集め、スカウトを受けて芸能界入り。2023年にグラビアデビューを果たすと、同年「ミスマガジン2023」でグランプリを受賞。
フレッシュなルックスと素直なキャラクターで人気を集め、グラビア界の新星として急速に存在感を高めた。
『ゴジュウジャー』は彼女にとって初の連続ドラマ出演であり、女優としてのキャリアを本格的に踏み出す重要な作品だった。戦隊ヒロインという経歴は、若手女優にとってその後の飛躍を期待させる大きな足掛かりとなるだけに、今回のスキャンダルは前途に大きな影響を与えかねない。
浅井宏輔の経歴と評価
一方の浅井宏輔さんは、スーツアクターの世界で「レジェンド」と呼ばれる存在だ。長身とキレのあるアクションで、数々のスーパー戦隊や仮面ライダーシリーズに出演。スーツに身を包んだままでも表情を感じさせる演技力は高く評価されてきた。
また、浅井さんはアクション俳優として舞台や映画でも活躍し、若手の育成にも取り組むなど業界に貢献。ファンからは「子供のヒーローを支え続けてきた人」として尊敬を集めていた。だが今回の報道は、その長年の功績に傷をつける可能性がある。
激しい“拒否反応”
日曜朝の「ニチアサ」枠は、子供だけでなく大人のファンも多い。だからこそ今回の報道に対し、SNS上では激しい批判が巻き起こった。
《終わってる。マジで終わり。不倫は勿論ダメだし、それを文春にすっぱ抜かれる時点で危機感も無い》
《ナンバーワン戦隊ゴジュウジャーの不倫が本当なら、今すぐに打ち切るのが最低限の責任》
中でも、19歳と41歳という22歳の年齢差に驚く声も多い。「父親ほど年の離れた相手との関係に未成年ファンがどう感じるか」という懸念も指摘されている。
前例のない事態
これまで、出演者同士が番組終了後に交際していたと明かされる例はあった。しかし、放送中に不倫疑惑が報じられるのは前代未聞だ。浅井さんはすでに降板しているものの、今森さんについては今後どうなるのか制作サイドの判断が注目される。
劇中で彼女が演じる一河角乃は、派手で華やかな“港区女子”風キャラクター。だが現実のスキャンダルが、キャラクターや作品の受け止められ方に影を落とすのは避けられない。
今後の行方は…
スーパー戦隊シリーズは、子供たちに夢と勇気を与える番組として50年の歴史を刻んできた。だが、その裏で発覚したスキャンダルは、出演者個人だけでなく作品全体に波紋を広げている。
今森さんがこのまま作品に出演し続けるのか、それとも降板となるのか。浅井さんは復帰の見込みがあるのか。いずれにせよ、視聴者やファンの信頼をどう回復していくかが、制作陣に突きつけられた大きな課題となっている。