
8月22日放送のテレビ朝日系「ザワつく!金曜日SP」で、タレントの長嶋一茂が収録中に突然退席する騒動が起きた。クイズ判定をめぐって声を荒らげ「俺は帰る!」と叫び、マイクを外してスタジオを去る衝撃展開。視聴者は騒然となったが、数分後に再登場して謝罪した。一連の流れを振り返りつつ、舞台裏の証言やネットの反応から“騒動の真相”に迫る。
一茂が「ザワつく!SP」で突然の退席
今回放送された「緊急!特殊詐欺2時間SP」では、特殊詐欺の最新手口をクイズ形式で紹介。回答者として出演した一茂は、ロマンス詐欺に関する問題で「婚約指輪を差し出す動画」と答えたが、不正解の判定。続けて石原良純が「指輪を買いに行った動画」と答えると正解扱いとなり、一茂は「それはおかしい!」と猛抗議した。
突然立ち上がり、「俺は帰る! 本当に帰る!」と絶叫。ピンマイクを外し、マネジャーに「俺は帰るからな!」と叫びながらスタジオを退席した。
共演者とスタジオの反応
進行役のサバンナ高橋茂雄は「マイク外したよ、帰ったで…」と呆然。石原は「季節の変わり目だからしょうがない」と半ば苦笑し、高嶋ちさ子も「佐々木さん(元刑事)に座ってもらえば?」と代役を提案するなど、異様な空気が流れた。
スタジオはシーンと静まり返り、一茂の空席が映し出される事態に。
数分後に無言で復帰、謝罪の言葉
しばらくして一茂は無言で戻り、着席。「モニターで見てたけど、2人がずっと黙って待ってた。俺のこと待ってるんだと思って申し訳なくなった」と語り、石原と高嶋に謝罪。
高嶋が「お帰り」と声をかけ、高橋も「うれしいです」と安堵の表情を浮かべると、ようやくスタジオには笑いが戻った。
元刑事が明かす舞台裏「完全にエンタメ」
さらに裏側を暴露したのは、同番組に解説で出演した元埼玉県警の刑事・佐々木成三氏だ。放送後に自身のSNSを更新し、「出て行くときに僕にウィンクしてました(笑)」と告白。「完全にエンタメです」とも明かし、実際には演出要素の強い“キレ芸”だった可能性を示唆した。
ネットの反応
SNSや掲示板ではさまざまな意見が飛び交った。
- 「あれは一茂の“お約束”キレ芸でしょ。高橋が処理できなくてグダグダになった」
- 「バラエティ番組なんだから真に受ける必要なし。ドッキリと同じで演技力を楽しむもの」
- 「キャラを演じている一茂の努力を感じた。鬱を乗り越えた過去もあるし、必死で盛り上げようとしてる」
「ガチで怒った」と受け取る視聴者もいたが、多くは「演出込み」と冷静に分析している。
一茂劇場はバラエティの醍醐味
一茂の突然の退席劇は、スタジオを一時騒然とさせたが、結果的には番組の大きな見どころとなった。裏話によって「演出」との見方も強まっているが、受け手によって“本気”にも“芸”にも見えるのが長嶋一茂のキャラクターの魅力だろう。
バラエティ番組としては賛否を呼びながらも、SNSを中心に大きな話題を集めることに成功した。