
性被害を告発しながらも、その後の発言や行動に矛盾が相次いだことで、グループ内外からの信頼を失いつつあるアイドルグループPretty Chuuの元メンバー天宮しゅな氏に対し、ついに同じグループのメンバーたちが次々とSNS上で発言を開始した。
また、3日夜のコレコレ氏の配信では「母親が娘に対する虐待などしていない」とする母親側の証言も登場し、事態は“被害者”とされていたはずの天宮氏自身が、虚言と矛盾により孤立を深める急展開を迎えている。
メンバーが一斉に投稿 「信じていたけどもう無理だった」
8月3日夜、SNS上では「Pretty Chuu」の現役メンバーたちが相次いで天宮氏に関する実名の投稿を開始した。あるメンバーは「たいちくんがしゅなへの肩入れが異常で、しゅなはその好待遇を保つために媚を売っていたように見えた」と告白。歌割りの配分を巡るトラブルでは、しゅな氏が暴れはじめたことや、ゆりにゃ氏との対立の原因になった事実を語っている。
別のメンバーは、「太一に好かれることで良いパートを得ようとしていたのでは」とし、「最終的に、運営への営業まがいの行動に見えた」と振り返っている。
また、「しゅなはいつもたいちくんにベッタリで、ライブ後に髪を乾かしてもらっていた」「客観的に見ても好意を持っていたのは明白」といった証言もあり、過去の振る舞いが“被害者”としてのイメージと乖離していたことを示唆している。
さらに、ゆりにゃ氏の投稿によると、メンバーの一人・もも氏に対しては、しゅな氏本人から「気持ち悪い」「二度と関わらないで」といった高圧的なDMが送られたスクリーンショットも公開された。もも氏は「しゅなの悪口を言ったことは一度もない」と主張しており、メンバー間の不和があったことが改めて浮き彫りになった。
家族からも不信 母親「虐待などしていない、嘘をやめてほしい」
さらに、信頼関係の破綻は家族の間にも及んでいる。コレコレ氏の配信では、しゅな氏の母親からの相談が紹介された。そこには「絶縁したと急に言われて驚いている」「ラインでは仲良くしていた」「娘は“虐待された”と話しているがそんな事実はない」と記されていた。
母親側は、「暴力母と世間に喧伝されると息子に影響が出るのでやめてほしい」と強く主張。また、過去にもしゅな氏が彼氏との関係性で嘘をつき、深夜に警察が来たことがあることなど、信頼を損ねる行動が繰り返されてきた経緯も明かされた。母親と彼氏それぞれが「自分が被害者だ」と言い合う構図になっていたという。
この証言を受け、配信内でも「しゅな氏は、被害者のように振る舞うことで周囲を操作していたのではないか」という疑念が強まった。
コレコレ配信、当日“登壇予定”も失踪 「何を信じていいかわからない」との声も
さらに、3日夜に予定されていたコレコレ氏の配信において、天宮氏は本来出演を予定していたが、直前になって取りやめた。当初から関係者との間で「音声証拠やLINEの開示」などを伴う説明の機会として設けられていたにもかかわらず、その場から姿を消したことで、真相解明のチャンスはまた一つ遠のいた。
配信後には、「登場しないことで自ら信憑性を放棄した」「証言に矛盾が多すぎて、誰ももう彼女を擁護できない」といった声がSNS上で多数見られ、事態の雲行きは一層怪しくなっている。
被害者か、加害者か SNSが“同情”から“疑念”へ変わる瞬間
当初は、「未成年」「酩酊状態での行為」「盗撮」「口止め金」など数々の証言から、“性加害の被害者”として世間の同情を集めた天宮氏だが、日を追うごとに、証言の矛盾や過去の虚言癖、行動の一貫性のなさが明るみに出つつある。
そのなかで、浮上しているのは「しゅなもまた加害の構図を内包していたのではないか」という逆転の視点である。本人の過去の恋愛関係、グループ内の立ち回り、家族関係、他メンバーへの恫喝的発言――それらが重なり、今、しゅな氏をめぐる「物語」は、単なる被害者像だけでは成立しえなくなっている。
ゆりにゃの「孤立無援」が浮き彫りに
すでにゆりにゃ氏は、たいちくんとの関係を断絶し、グループの立て直しを誓っているが、今回のしゅな氏の一連の振る舞いによって、「本当に傷ついたのは誰だったのか」という視点に、改めて注目が集まっている。
天宮氏が被害届提出直後に周囲に対する高圧的な態度、そして“配信逃亡”という形で説明責任を放棄した姿勢は、結果的に「ゆりにゃだけがすべてを失って終わる構図」を際立たせた。
ただ、コレコレ氏の配信では、グループの打ち上げで、天宮しゅな氏含めて未成年にお酒を飲ませていたことが発覚し、それをゆりにゃ氏やたいちくんが許容していた疑惑も指摘されている。グループの先行きはどうなるのだろうか。前途多難が予想されている。
現段階では、警察による捜査結果を待つほかないが、インフルエンサーとそのファン、アイドルとプロデューサー、そしてメンバー同士という極めて濃密な関係性が、崩れ落ちていく様は、ネット時代の“信頼の危うさ”をまざまざと浮き彫りにしている。