フルリモート・平均165万円の年収UPを実現する、高還元SES『カイマク・テックファーム』を運営する、株式会社カイマク。
彼らが勝負を挑むフィールドは、「これまでのSES業界の変革」。それを通じて「カイマクで働く全てのエンジニアが、自由な働き方で、どこよりも高い年収でどこよりもスキルアップ出来る環境を作りたい。」と、カイマクの代表である大島黎さんは、熱く語ります。
IT業界の全体の7割を占めるとも言われているSES業界。20〜30年前からIT需要は大幅に拡大し、それに伴ってSES企業の数も急増しました。
雇用は増えたものの待遇面の改善がおろそかになった結果、労働環境にはまだまだ課題が残ります。「だからこそ、本当の意味でエンジニアを幸せに出来る会社を作りたい」という強いビジョンのもと、彼らはSES業界を変革していくために活動しています。
そんな“時代の寵児”ともいえる大島さんが会社を運営する中で感謝するステークホルダーとは? お伺いしました。
——御社の事業について、詳しく教えてください。
AI技術を活用した、フルリモート×高還元SES事業『カイマク・テックファーム』とフリーランスエージェントのKangen Agentを運営しています。案件のマッチングや、営業活動に独自のAIシステムを活用することによって、社内業務を効率化。それにより、他の高還元SES企業と比較しても、案件への提案数が多く、結果的に平均165万円の年収UPを実現しています。
—— 既存のSES企業とは、どう差別化を計っていきますか?
直近、採用を更に拡大していますが、カイマクを社員が選んでくれている理由は大きく3つかと考えています。
1つ目が、高い還元率による大幅な年収UPです。現時点で、カイマクに転職したタイミングで、前職から平均で年収が165万円ほど上がっています。『上場企業を中心とした直接取引の比率が高い』と『還元率83%』が高い年収を実現出来る理由です。
2つ目が、リモートで働ける環境です。カイマクのリモートワーク比率は8割であり、多くの社員が在宅を中心に働いています。珍しいケースだと、札幌に住みながら名古屋の開発案件に参画している社員もいたりします(笑)
最後に3つ目が、『複業紹介制度』です。SES業界は即戦力が求められる業界で、未経験の言語や技術にチャレンジしたい場合のハードルが非常に高いという特徴があります。
カイマクでは、専任の営業担当が、0.2人月~0.5人月で未経験でも参画出来る複業案件の獲得を行うことで、年収は上がったまま、さらに新たな技術取得が出来る環境を構築しています。
よく、『複業』と書くと誤字なのではないかと指摘を受けるのですが、『複数の本業』という意味合いで使用しています。私は前職で『複業クラウド』というサービスの立ち上げに携わっており、そこで感じた原体験をもとにこの制度を作りました。
——SES業界の大きな変革にチャレンジされているのですね。何かきっかけがあったのでしょうか。
もともと私は、UI/UXデザイナーとして働いており、ITエンジニアとは密に仕事をする関係でした。採用支援やブランディング支援の仕事をしている中で、たまたまSES企業を多く担当させて頂く機会がありました。
SES業界について知識を深めていく中で、業界構造や会社都合の仕組みによって、エンジニアのキャリアや働き方が狭められているような感覚を持ちました。
不明瞭な給与設計、常駐での仕事が中心、案件を自身で選べない、新しい技術を習得しづらい、などのSES業界で働くエンジニアが抱える課題を解消した会社を作りたいと思い『カイマク・テックファーム』を立ち上げました。
今、国内にはSES企業が15,000社ほどあると言われており、その多くがまだまだ古い仕組みや価値観のもとで運営されています。
個人的には、今後SES業界の業界再編が行われると考えており、本質的な価値をエンジニアに提供出来ない会社は淘汰されていくと考えています。
『カイマク・テックファーム』では、社員数200名、平均年収800万円、リモート比率100%をまずは目指しています。
また、あらゆるレガシーな産業をアップデートするプロダクトを連続的に立ち上げるDXに関する新規事業に関しても仕込んでいます。SESだけではなく、自社サービスも通じてエンジニアの成長機会を提供していきたいと考えています。
株式会社カイマクからステークホルダーへ。「感謝は……つきません!」
——会社を立ち上げるにあたってのステークホルダーへの思いを聞かせてください。大島さんからのメッセージ、私たちが預かります!
やはり、弊社を選んで来てくれたエンジニアや営業含め全ての社員への感謝は尽きません。
カイマクに入社して大きく年収が上がり、それを期にマイホームを購入した社員から、感謝の手紙が自宅に届いた時は、会社経営の中で辛いことや大変なことが全て報われたような気持ちになりました。
ご家族とも仲良くさせて頂いている社員もいて、定期的にご自宅のバーベキューに招いてもらうこともあり、とてもありがたいです(笑)
私は会社を経営する上で、『社員一人一人の人生やキャリアに対して、社員本人よりも真剣に向き合いたい』という根本の考え方を持っています。
カイマクに入社したことが人生のターニングポイントに出来るかどうかは、” 私の責任が半分、本人の責任が半分 ”だと考えています。選択は非常に重要だという前提のもとで、選んだ選択肢を正解に出来るかどうかはそれ以上に重要だと捉えています。
『カイマクに入社したことが、人生の転換点だった。』と思ってもらえるように、お互いを高めあっていきたいです。
カイマクは、渋谷発のスタートアップ企業です。創業期は、株主であるファンドが運営するHIVE SHIBUYAという道玄坂にあるシェアオフィスに入居していました。実はこの場所は、ネットショップ作成のBASE社や、にじさんじを運営するANYCOLOR社など多くの上場企業を輩出してきた、インターネット業界では非常に歴史のあるオフィスです。
今でこそ、従業員規模も50名ほどになりましたが、創業期は数名のエンジニア社員たちと、HIVE SHIBUYAで会社の未来について夜遅くまで語り合ったりしていました。
私にとっては原点のような場所で、HIVE SHIBUYAでの時間が無ければ今のカイマクはなかったとも言えるので、とても感謝しています。
ただ、まだまだ当時描いていた会社の理想像とは程遠いので、まずは上場を目指してスピード感を持って成長していきたいと考えています。
2030年には、ITエンジニアが最大80万人不足するという予測を経済産業省が出しています。
エンジニアファーストではない企業が、多くを占めている現在のSES業界が大きく変革しない限りは、ITエンジニアやフリーランスエンジニアを目指したいという次世代はどんどん減っていくのではないかと思っています。
多重下請け構造で、あらゆるステークホルダーが複雑に交わっているSES業界を根本から変革することはかなり難易度が高いと言えます。
まずは、カイマクが、エンジニアにとって最も成長機会や高い給与を提供出来るような会社になること。そうすることでライバルの会社が、カイマクに負けないようにどんどんエンジニアファーストの仕組みを打ち出してくれると考えています。
そうやって、切磋琢磨をした先に、ITエンジニアを志す若者たちがもっともっと増えてくれればとても嬉しいです。
◉企業概要
株式会社カイマク
代表取締役CEO 大島 黎
〒104-0061 東京都中央区銀座7丁目13番地6号サガミビル2階
https://kaimaku.jp