
国会議員の2024年分所得が公開された。平均所得は2513万円。全国各地の議員における所得格差も浮き彫りに。都道府県別の平均所得や注目議員の収入をまとめた。
2024年議員所得公開 平均は2513万円、2年ぶり減少
2025年6月30日、衆参両院は国会議員572人の2024年分所得を公開した。NHKなどの報道によると、1人あたりの平均は2513万円で、前年比17万円減と2年ぶりの減少となった。議員歳費がコロナ禍で一時削減されたものの、22年8月から満額に戻っており、平均水準はおおむね横ばいである。
高額所得者ランキング トップは自民・中西健治氏
最も所得が高かったのは、自民党・中西健治衆議院議員で6億6245万円。株式売却益と配当収入が大半を占める。次点は同じく自民党・赤松健参議院議員で2億2658万円、3位は加藤勝信財務大臣(自民党)で2億2593万円だった。1億円を超えた議員は4人で、前年の7人から減少。上位10人のうち8人が自民党議員だった。
政党別 平均所得ランキング(NHK調べ)
政党名 | 平均所得(万円) |
---|---|
自民党 | 2822 |
国民民主党 | 2464 |
日本維新の会 | 2308 |
立憲民主党 | 2188 |
公明党 | 2104 |
共産党 | 2024 |
れいわ新選組 | 2090 |
参政党 | 2090 |
社民党 | 2043 |
党首の所得比較
与野党8党首の中では、石破茂首相(自民党)が3041万円でトップ。公明党・斉藤代表が2825万円、国民民主党・玉木代表が2584万円と続いた。一方、社民党・福島党首は2148万円で最下位だった。
都道府県別・議員の所得一覧
岡山県:平均5210万円、加藤勝信氏が2億超で突出
岡山県関係の衆参両院の国会議員9人の平均所得は5210万円だった。これは全国平均(2513万円)を大きく上回る水準で、なかでも加藤勝信財務大臣(自民・岡山3区)の高額所得が平均値を押し上げている。また、地方自治体首長の所得も併せて公開されており、伊原木隆太・岡山県知事は1億2221万円、大森雅夫・岡山市長は4078万円だった。いずれも高額水準である。
各議員の所得は以下の通り:
- 加藤勝信(自民・岡山3区)…2億2593万円
- 逢沢一郎(自民・岡山1区)…1億0892万円
- 山下貴司(自民・岡山2区)…2336万円
- 柚木道義(立民・岡山4区)…1980万円
- 阿部俊子(自民・比例 九州ブロック/岡山県連所属)…2758万円
- 平沼正二郎(自民・比例 中国ブロック)…2194万円
- 津村啓介(立民・比例 中国ブロック)…0円
- 石井正弘(自民・参議院)…2142万円
- 小野田紀美(自民・参議院)…1995万円
福島県:平均3352万円、星北斗氏が約1億円で突出
福島県に関係する衆参両院の国会議員6人の平均所得は3352万円だった。これは全国平均(2513万円)を大きく上回る水準である。
最も所得が多かったのは、自民党の星北斗参議院議員で9997万円。株式や不動産関連などの収入とみられる高額所得で、他議員の水準を大きく引き離している。また、福島県の内堀雅雄知事の所得も公開され、1853万円だった。
その他の議員の所得は以下の通り:
- 金子恵美(立民・福島1区)…1981万円
- 玄葉光一郎(立民・福島2区)…2138万円
- 小熊慎司(立民・福島3区)…1996万円
- 馬場雄基(立民・比例東北)…2001万円
- 森まさこ(自民・参議院)…2002万円
福岡県:麻生太郎氏が3209万円で最多、服部知事は2324万円
福岡県に関係する衆参両院の国会議員のうち、最も所得が多かったのは、自民党の麻生太郎衆議院議員(福岡8区)で3209万円だった。次いで、日本維新の会の阿部弘樹議員(比例・九州ブロック)が2790万円、立憲民主党の堤かなめ議員(同・比例)が2643万円となっており、与野党問わず高額の所得が見られる。
主な議員の所得は以下の通り:
- 麻生太郎(自民・福岡8区)…3209万円
- 阿部弘樹(維新・比例)…2790万円
- 堤かなめ(立民・比例)…2643万円
一方、福岡県の服部誠太郎知事の所得も公開され、2324万円だった。内訳は、給与所得が2208万円、福岡市と北九州市に所有するアパートの賃貸収入が114万円、雑所得が2万円で、資産としては預金が36万円となっている。
大分県:参院平均は2677万円、佐藤知事は1985万円余
大分県に関係する衆参両院の国会議員のうち、1年を通じて在職していた議員は衆議院3人、参議院3人で、平均所得は衆議院議員が2064万円、参議院議員が2677万円だった。議員個別の所得額は公表されていないが、全国平均(衆:2600万円、参:2387万円)と比べて、参院側の水準がやや高めとなっている。また、佐藤樹一郎・大分県知事の所得も公開され、合計は1985万9000円余りだった。内訳は以下の通り:
- 給与所得:1918万円余
- 不動産収入(マンション):46万円余
- 講演料などの雑所得:21万円余
さらに、年間に新たに取得した資産として、東京・渋谷区の土地・建物を固定資産税課税標準額で288万円余り所有することになったことも報告されている。定期預金や有価証券の保有は確認されていない。
佐賀県:平均2651万円、原口一博氏が約5100万円で突出
佐賀県に関係する衆参両院の国会議員6人の平均所得は2651万円だった。
最も所得が多かったのは、原口一博衆議院議員で約5099万円。給与に加え、顧問料などの収入を含む金額で、他の議員を大きく上回っている。次いで、岩田和親氏(衆議院)が2557万円、福岡資麿氏(参議院)が2152万円だった。
各議員の所得は以下の通り:
- 原口一博(衆議院)…5099万円
- 岩田和親(衆議院)…2557万円
- 福岡資麿(参議院)…2152万円
- 古川康(衆議院)…2081万円
- 大串博志(衆議院)…2034万円
- 山下雄平(参議院)…1980万円
また、佐賀県の山口祥義知事の所得も公開され、講演料や原稿料などを含めて1945万円だった。内訳は、給与が1934万円、雑所得が10万円。不動産や有価証券の保有は「該当なし」となっている。
北海道:平均2520万円、松木謙公氏が突出の8754万円
北海道選出の衆参両院の国会議員20人の平均所得は2520万円だった。衆議院議員は平均2656万円、参議院議員は2204万円で、いずれも国会議員全体の平均(2513万円)と同水準かやや上回る形となっている。
所得が最も高かったのは、立憲民主党の松木謙公衆議院議員(北海道2区)で8754万円。株や不動産収入を含む大幅な上昇が目立った。次いで、自民党の中村裕之議員(比例)が2834万円、東国幹議員(北海道6区)が2777万円と続いた。また、鈴木直道・北海道知事の所得も公開され、給与のみで1417万円だった。
主な議員の所得は以下の通り:
【衆議院(選挙区)】
- 松木謙公(立民・2区)…8754万円
- 東国幹(自民・6区)…2777万円
- 荒井優(立民・3区)…2340万円
- 武部新(自民・12区)…2123万円
- 道下大樹(立民・1区)…2041万円
- 大築紅葉(立民・4区)…2047万円
- 逢坂誠二(立民・8区)…2042万円
- 鈴木貴子(自民・7区)…1996万円
- 山岡達丸(立民・9区)…1996万円
- 神谷裕(立民・10区)…1996万円
- 石川香織(立民・11区)…1974万円
【衆議院(比例・北海道ブロック)】
- 中村裕之(自民)…2834万円
- 伊東良孝(自民)…2168万円
- 佐藤英道(公明)…2093万円
【参議院(北海道選出)】
- 岩本剛人(自民)…2571万円
- 長谷川岳(自民)…2346万円
- 船橋利実(自民)…2230万円
- 高橋はるみ(自民)…2084万円
- 勝部賢志(立民)…1996万円
- 徳永エリ(立民)…1996万円
栃木県:平均2454万円、トップは船田元氏の4778万円
栃木県選出の衆参両院の国会議員9人の平均所得は2454万円だった。
個別の所得では、自民党の船田元衆議院議員(栃木1区)が4778万円で最多。以下、茂木敏充氏(自民・栃木5区)が2747万円、佐藤勉氏(比例)が2220万円と続く。また、栃木県の福田富一知事の所得は1788万円、宇都宮市の佐藤栄一市長は1757万円だった。
各議員の所得は以下の通り:
- 船田元(自民・栃木1区)…4778万円
- 福田昭夫(立民・栃木2区)…2036万円
- 簗和生(自民・栃木3区)…1980万円
- 藤岡隆雄(立民・栃木4区)…1980万円
- 茂木敏充(自民・栃木5区)…2747万円
- 五十嵐清(自民・比例)…2014万円
- 佐藤勉(比例)…2220万円
- 上野通子(自民・参議院)…2001万円
- 高橋克法(自民・参議院)…2327万円
徳島県:平均2321万円、仁木博文氏が最多の2948万円
徳島県に関係する衆参両院の国会議員4人の平均所得は2321万円だった。これは国会議員全体の平均(2513万円)をやや下回る水準となっている。最も所得が多かったのは、自民党の仁木博文衆議院議員(徳島1区)で2948万円。次いで、同じく自民党の山口俊一議員(徳島2区)が2044万円だった。参議院では、徳島・高知選挙区選出の無所属・広田一議員が2312万円、自民党の中西祐介議員が1981万円となっている。
各議員の所得は以下の通り:
- 仁木博文(自民・徳島1区)…2948万円
- 山口俊一(自民・徳島2区)…2044万円
- 広田一(無所属・参議院)…2312万円
- 中西祐介(自民・参議院)…1981万円
なお、立憲民主党の高橋永議員(比例・四国ブロック)は、去年10月の衆院選で初当選したため、今回の公開対象には含まれていない。
長野県:平均2203万円、下条みつ氏が最多の2775万円
長野県に関係する衆参両院の国会議員9人の平均所得は2203万円だった。内訳は衆議院議員が平均2251万円、参議院議員が平均2037万円。(立憲民主党・福田淳太氏は対象外)。衆議院議員では、立憲民主党の下条みつ氏が2775万円で最も高く、自民党の後藤茂之氏が2525万円、立憲民主党の神津健氏が2449万円と続いた。
各議員の所得は以下の通り:
【衆議院】
- 下条みつ(立民)…2775万円
- 後藤茂之(自民)…2525万円
- 神津健(立民)…2449万円
- 宮下一郎(自民)…2018万円
- 井出庸生(自民)…1996万円
- 篠原孝(立民)…1996万円
- 中川宏昌(公明)…1996万円
【参議院】
- 杉尾秀哉(立民)…2078万円
- 羽田次郎(立民)…1996万円
また、阿部守一知事の所得も公開され、知事給与と個人年金を合わせた額は1992万円だった。加えて、長野県議会議員56人(辞職者除く)の平均所得も公表され、議員報酬や不動産収入などを含めた平均額は1255万円となっている。
愛知・岐阜・三重:東海ブロックの平均は2201万円(衆2327万円/参2077万円(平均))
愛知・岐阜・三重3県に関係する衆参両院議員の昨年1年間の平均所得は、衆議院の小選挙区選出議員が2327万円、参議院の選挙区選出議員が2077万円だった。
所得が最も高かったのは、自民党の田村憲久衆議院議員(三重1区)で3475万円。次いで、立憲民主党の岡田克也衆議院議員(三重3区)が3366万円、国民民主党の古川元久衆議院議員(愛知2区)が2663万円だった。また、東海ブロック(愛知・岐阜・三重・静岡)選出の比例代表議員の平均所得は2201万円で、なかでも自民党の工藤彰三議員(愛知4区との重複立候補)は2579万円と最も高かった。
沖縄県:平均2176万円、宮崎政久氏が最高の2894万円
沖縄県に関係する衆参両院の国会議員10人の平均所得は2176万円だった。
最も所得が多かったのは、自民党の宮崎政久衆議院議員(比例・九州ブロック)で2894万円。続いて、國場幸之助議員(自民・比例)が2557万円、屋良朝博議員(立民・比例)が2296万円と続いた。
また、玉城デニー沖縄県知事の所得も公開され、給与のみで1705万3500円だった。前年から約40万円減少している。このほか、沖縄県議会議員30人の平均所得も1277万円と公表されており、県内政治家全体の収入が可視化された形となった。
各議員の所得は以下の通り:
- 宮崎政久(自民・比例)…2894万円
- 國場幸之助(自民・比例)…2557万円
- 屋良朝博(立民・比例)…2296万円
- 金城泰邦(公明・比例)…2030万円
- 赤嶺政賢(共産・沖縄1区)…2016万円
- 新垣邦男(社民・沖縄2区)…1984万円
- 島尻安伊子(自民・沖縄3区)…1995万円
- 西銘恒三郎(自民・沖縄4区)…1995万円
- 伊波洋一(無所属・参議院)…1995万円
- 高良鉄美(無所属・参議院)…1995万円
和歌山県:平均2124万円、最多は参院の鶴保庸介氏で2351万円
NHKの集計によると、和歌山県に関係する衆参両院の国会議員3人の2023年(令和6年)分の平均所得は2124万円だった。対象は、昨年1年間を通じて在職していた現職議員で、2023年10月の衆議院選挙で初当選した議員は含まれていない(山本大地氏・世耕弘成氏は対象外)。
最も所得が多かったのは、自民党の鶴保庸介参議院議員で2351万円だった。次いで、日本維新の会の林佑美衆議院議員(比例・近畿ブロック)が2025万円、自民党の石田真敏衆議院議員(同・比例)が1995万円となっている。
各議員の所得は以下の通り:
- 鶴保庸介(自民・参議院)…2351万円
- 林佑美(維新・衆議院 比例)…2025万円
- 石田真敏(自民・衆議院 比例)…1995万円
議員数が少ないため、個々の所得が平均値に強く影響しており、参院議員1人の高額所得が平均を押し上げる構図となっている。
静岡県:平均2120万円、細野豪志氏が最高の2664万円
静岡県に関係する衆参両院の国会議員15人のの平均所得は2120万円だった。
最も所得が多かったのは、自民党の細野豪志衆議院議員(静岡5区)で2664万円。続いて、同じく自民党の井林辰憲議員(静岡2区)が2657万円、上川陽子議員(静岡1区)が2547万円となっている。
県内全体としては、自民党所属議員の所得が上位を占める傾向にある。
各議員の主な所得は以下の通り:
- 細野豪志(自民・静岡5区)…2664万円
- 井林辰憲(自民・静岡2区)…2657万円
- 上川陽子(自民・静岡1区)…2547万円
新潟県:平均2114万円、米山隆一氏が最多の2547万円
NHKの集計によると、新潟県に関係する衆参両院の国会議員9人の2023年分の平均所得は2114万円だった。議院別では、衆議院議員の平均が2153万円、参議院議員の平均が2037万円で、いずれも全国平均(衆:2600万円、参:2387万円)を下回った。
所得が最も多かったのは、立憲民主党の米山隆一衆議院議員で2547万円。参議院議員では、自民党の小林一大氏が2094万円で最多だった。
主な議員の所得は以下の通り:
- 米山隆一(立民・衆議院)…2547万円
- 小林一大(自民・参議院)…2094万円
その他の個別所得額は明らかにされていないが、報告書は衆参両院の資産報告書閲覧室で確認可能となっている。
また、新潟県の花角英世知事の2023年分の所得も、県の条例に基づき公開され、給与などを含めて1925万円だった。知事の所得も含め、県政における透明性確保の一環として毎年開示が行われている。
宮城県:平均2113万円、小野寺五典氏が最多の2357万円
宮城県に関係する衆参両院の国会議員8人の平均所得は2113万円だった。
最も所得が多かったのは、自民党の小野寺五典衆議院議員(宮城5区)で2357万円。続いて、桜井充参議院議員(自民)が2305万円、岡本章子衆議院議員(立民・宮城1区)が2225万円となっている。また、地方自治体首長の所得も公開されており、村井嘉浩・宮城県知事は2184万円、郡和子・仙台市長は2129万円だった。いずれも2000万円を超える高水準となっている。
各議員の所得は以下の通り:
- 小野寺五典(自民・宮城5区)…2357万円
- 桜井充(自民・参議院)…2305万円
- 岡本章子(立民・宮城1区)…2225万円
- 庄子賢一(公明・比例東北)…2045万円
- 安住淳(立民・宮城4区)…2000万円
- 鎌田さゆり(立民・宮城2区)…1996万円
- 石垣のりこ(立民・参議院)…1996万円
- 和田政宗(自民・比例)…1981万円
石川県:平均2029万円、西田昭二氏が最多の2155万円
石川県に関係する衆参両院の国会議員6人の平均所得は2029万円だった。(国民民主党・小竹凱氏は対象外)。
個別の所得では、自民党の西田昭二衆議院議員が2155万円で最も高かった。以下、宮本周司参議院議員(自民)が2024万円、小森卓郎衆議院議員(自民)が2012万円と続いた。
所得は2000万円前後でおおむね横並びとなっているが、自民党所属議員が5人を占めており、党派構成としては偏りが見られる。
各議員の所得は以下の通り:
- 西田昭二(自民・衆議院)…2155万円
- 宮本周司(自民・参議院)…2024万円
- 小森卓郎(自民・衆議院)…2012万円
- 岡田直樹(自民・参議院)…2004万円
- 近藤和也(立民・衆議院)…1996万円
- 佐々木紀(自民・衆議院)…1981万円
奈良県:県議会議員の平均1507万円、山下知事は4006万円
県議会議員40人の所得も公開され、2023年の平均所得は1507万円だった。最も所得が高かったのは、自民党・無所属の会の西川均議員で9593万円。次いで、日本維新の会の清田典章議員が3118万円となっている。
また、山下知事の年間所得は合計4006万円で、内訳は以下の通り:
- 知事報酬などの給与所得:1775万円
- 弁護士業による事業所得:1392万円
- 雑所得やその他:不明(報道に明記なし)
資産としては、金銭信託などを含む有価証券が5664万円分あり、保有株式は50社・合計3万1072株。土地、建物、預貯金、借入金、貸付金はいずれも「なし」と報告された。
秋田県:佐竹前知事は1709万円、県議会議員の平均は1347万円
秋田県の佐竹敬久前知事および県議会議員の所得が公開され、佐竹前知事の所得は1709万円、県議会議員(対象39人)の平均は1347万円だった。佐竹前知事は2024年4月に退任しており、今回の報告は在職中のもの。前年より23万円増加しており、主な内訳は以下のとおり:
- 給与所得・所蔵品の謝礼など:1457万円
- 不動産所得(仙北市の土地賃貸):252万円
一方、県議会議員については、補欠選挙で当選した2人を除く39人の所得が公開され、最も高額だったのは島田薫議員の2765万円。以下、三浦茂人議員が2574万円、高橋武浩議員が2255万円と続いた。尚、現職の鈴木知事については2024年9月に資産・所得が公開される予定となっている。
※上記はNHKの集計をもとに作成(6月30日14:00時点のデータで作成)
※対象は、昨年1年間を通じて在職していた議員で、途中就任や辞職した者は含まれていません。
まとめ:議員の「所得格差」は地域にも
2024年の議員所得公開は、個人差だけでなく地域差や政党間の所得格差も示した結果となった。株式や不動産、印税など「副収入」による上乗せも目立つ。一方で、公的報酬のみの議員も多数存在しており、今後の公開透明性と信頼性確保が引き続き求められる。