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札幌花井組の七戸義昭社長が暴行で書類送検 鯉の水槽ミスで見せしめボコり動画拡散、警察との癒着疑惑も浮上

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花井組社長ご夫妻。
花井組社長ご夫妻。鯉が大好きなことは伝わってくる。その愛を社員にも向けてあげれば……(Instagramより)

札幌市西区の老舗建設会社「花井組」で起きた“社長による集団暴行事件”が、ついに捜査機関を動かした。6月17日、北海道警は同社の七戸義昭社長(60代)と専務取締役の男性(50代)を傷害容疑で札幌地検に書類送検したと発表した。

が──世間はこれで納得していない。「え、逮捕じゃないの?」「見て見ぬふりする道警怖すぎ」など、SNSでは怒りと疑念が渦巻いている。

そしてこの事件、ただの暴行では終わらない。発端はなんと“社長夫人の鯉ミス”だったというのだから、笑えない冗談もここまで来れば一種の芸術である。

 

社員寮で1時間“鯉の逆鱗”暴行劇

事件が起きたのは2025年3月。花井組の社員寮で、20代の若手社員が社長と専務によって羽交い締めにされたうえ、怒声を浴びせられながら1時間にわたりボコボコにされた。首と膝に全治3週間の重傷。原因は、社内で飼っていた観賞用の鯉に殺菌薬を誤って投入した件だったという。

ところが──後になってわかったのは、「実際に薬を間違えたのは社長の奥さんだった」という驚愕のオチ。被害社員がSNSで拡散した動画には、暴行の様子だけでなく「この件は俺も忘れるから、お前も忘れろ」といった社長の“記憶改ざん指示”とも受け取れるセリフも表示されていた。

 

SNSで大炎上「どう見てもヤクザの手口」「交通安全委員ってマジ?」

事件をめぐっては、SNS上で防犯カメラ映像が出回った5月以降、怒涛のバッシングが続いている。

「傷害は非親告罪なんだから、普通は逮捕案件でしょ?」
「なんでこれで書類送検なのか…道警とズブズブって話、現実味あるよね」
「旭川の件と似てる。結局、警察とツーカーなら何やってもOKなの?」

という疑念の声が多数。中でも注目を集めたのは、七戸社長が北海道警の「交通安全活動推進委員」を務めていたという事実。

「暴行やってる交通安全委員て何? 悪い冗談でしょ?」
「暴力で交通指導してた説」

と、もはや笑うに笑えない事態に。

 

さらには、別のユーザーからの投稿として、

「かつて私も土建屋の社長に首を絞められたことがある。警察は身内だから訴えても無駄だと言われた」

といった“過去の類似体験”まで登場。一連の疑惑に対して警察はコメントを出していないが、市民の不信は高まるばかりだ。

 

「レバンガ北海道」は即日決別 市の入札停止処分も

この騒動により、プロバスケットボールBリーグのレバンガ北海道は即日で花井組とのパートナー契約を解除。札幌市も、公共工事の競争入札参加資格を4か月間停止する処分を発表した。

とはいえ、ネット民の見立ては冷ややかだ。

「4か月後には別会社名で復活して公共事業やってそう」
「行政もグルなんじゃないの?」

と、行政処分の“軽さ”に批判が集まっている。

 

鯉は救えず、企業倫理も溺死寸前

七戸社長は、妻ともに背中にド派手な和彫りを入れた“堅気ならぬ風貌”で知られており、社員からは日常的に“威圧系パワハラ”が横行していたとの証言も複数ある。

会社はこれまで「健康経営」「SDGs」「ワークライフバランス優良企業」など、**“まっとうな企業っぽい肩書き”**を並べていたが、今回の事件でその化けの皮がベロリと剥がれた形となった。

「ネクストブライトじゃなくてネクストドブラック認定しろ」
「健康経営って社員の健康を害する方向の意味だったの?」

と、SNS民は痛烈に皮肉る。

 

花井組、目指すは“100年企業”ならぬ“百年の孤独”か

創業88年、地域インフラを支えてきた実績もある花井組。しかし、今回の事件でその信用は地に落ちた。

七戸社長が“鯉に恋しすぎた男”であることはよく伝わってくるが、それを社員への暴力に転化しては本末転倒。いや、もはや**完全に“末期的”**である。

今後、検察がどのような判断を下すかが注目されるが、世間の目は厳しい。

暴力のない職場、ヤクザ的経営者の排除。これが令和のスタンダードである。

 

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寒天 かんたろう

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ライター歴26年。月刊誌記者を経て独立。企業経営者取材や大学、高校、通信教育分野などの取材経験が豊富。

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