「大塚実業さんにはいつも固定観念を覆されています」と語るのは、繊維・樹脂加工のプロフェッショナルA株式会社(以下、A社)でテキスタイル営業部に所属するTさん。
オーダーメイドのろ過布フィルター製造を通じて、企業や社会の課題を解決していく大塚実業株式会社(以下、大塚実業)の業界の常識を越えるイノベーションマインドについて、A社のTさんに伺いました。
大塚実業株式会社からのA社さんへのメッセージ
はじめに、A社さん宛てに、大塚実業株式会社の大塚雅之社長と石原さんからメッセージをお預かりしておりますので、代読させていただきます。
A社さんは先代から付き合いのある、製織後の生地の加工をお願いしている取引先です。
主に生地の熱加工や糸についた不純物を洗浄してくださっています。生地の仕様においての相談事にも真剣にのってくださるので非常に助かっています。
貴社の丁寧な仕上げ加工があるからこそ、弊社の製品が完成すると言っても過言ではありません。ハイエンドユーザー向けに高品質な製品を供給する弊社のモノづくりにとってかけがえのない存在です。
今後は、「この加工工程をもっとこうすれば効率化できるよ」などの逆提案をいただき、一緒に検討させていただけるとありがたいです。今後とも宜しくお願いします!
A社さんで弊社を担当してくださる髙橋さんも非常に親身に対応してくれていてすごく助かっています。
基準となる寸法を測る際にわざわざ来社してくださり、拡大写真を見ながら糸の数え方を一緒に検討したこともありました。
A社さんはフットワークも軽く、粘り強く相談にのってくれるので非常にありがたい存在です!
大塚実業さんは、御社の技術力や対応力を高く評価されているのですね。
このようなお言葉をいただき、非常にありがたいです!
弊社がお手伝いさせていただいていることが、大塚実業様の高品質なモノづくりの一助としてお役に立てていることを改めて実感できました。
社長のお言葉のように、引き続き、ご提案できることを増やしていきたいというのが私の想いです。大塚実業さんには、日頃から、いろいろな面で大変お世話になっていて、本当に感謝しております!
大塚社長は、いろいろと新しいことにチャレンジされる方、チャレンジ精神がすごく強いという印象を持っています。
石塚さんは、すごく人当たりがいい方です。とても気さくでフランクな方ですので、いろいろと困りごとがあっても、相談しやすいご担当者様です。
大塚実業さんは、社長から現場の担当社の方まで、よりお客様の課題解決のために良いものをお届けしようというマインドが高く、一緒に切磋琢磨して、新たな需要を開拓していくことができるパートナーのような存在だと感じています。
「繊維の加工」の知見と技術力でお客様の課題を解決する
御社は大塚実業さんのろ過布の最終加工の工程を担われているとのことですが、改めて、A社さんの技術力と高橋さんの業務について教えていただけますか。
A社さんは、高次加工技術力を誇る、繊維の中間加工を行っていたB工業と、シートなどの生地に樹脂を塗布して製品化する、合成樹脂加工に特化したC工業という2つの会社が合併し、2011年に発足した会社です。
長い歴史を持つ2つの会社で蓄積された経験と技術力を受け継ぎ、活かして、繊維加工と樹脂加工それぞれの専門性と相乗効果で、様々な企業様のご要望にお応えしております。
弊社のように、生地の中間加工をしている企業は国内では少ないのですが、前身のA工業は社歴が長く、ノウハウがございました。
そのノウハウや知見を引き継ぎ、企業様の「こういう生地が欲しい」「こういう機能をつけたい」といったご要望に対し、いろいろとご提案できること、また、タイムリーでクイックリーに、臨機応変に対応できることも強みだと考えており、この点を大塚実業様にもご評価いただけているのだと思います。
固定観念を覆し、気づきを与えてくれる刺激的な存在
まさに御社は大塚事業さんを高度な加工技術で支えている存在なのですね。では、A社さんにとって、大塚実業さんはどのような存在なのでしょうか?
弊社にとって大塚実業さんは、固定観念を覆し、新たな気づきや学びを与えてくれ、知見を広げるきっかけになる本当にありがたい存在だと考えています。
例えば、どのような気づきや学びがあるのでしょうか。
弊社には、先ほどお話ししたように長年にわたり蓄積してきた知見や技術がございます。また、これまで様々なご要望にお応えしてきた豊富な経験と実績もあります。
ところが、大塚実業さんは、その常識を超えてくるといいますか(笑)、固定観念を覆すようなさまざまな課題を出してくださるのです。
例えば、生地の加工には原則的な方法がございますので、それに則ったご依頼をされる企業さんが多いなか、大塚実業さんは、「このような付加価値をつける加工はできないだろうか」といった、他の企業さんがおっしゃらないプラスアルファの課題を提示されます。
そうすると、なぜその課題なのか、私どもも知りたくて、いろいろと深堀して聴いていくと、なるほど!そういう需要があるのか!といった気づきを得ることが多々あります。
業界の固定観念にとらわれていては、大塚実業さんの課題を解決することはできませんので、その課題を解決しようと新たな技術開発に懸命に取り組み、知見を広げることにもつながっているのです。
社会課題解決に向けたイノベーション、ビジネスへの相乗効果を
大塚実業さんから提示された課題をきっかけに、新たな需要を開拓できるような新規性の高い技術開発にも取り組まれているのですね。では大塚実業さんとの今後の課題と展望についてお聞かせください。
そうですね、大塚実業さんから「こういう社会課題に対する需要に対して今後チャレンジしていけば、お互いの商売の機会が増えていく」といったお話をいただいて、とてもありがたく、まさにそのようになれば良いなと思っています。
今後の課題としては、大塚実業さんからいただく新たな課題に挑戦するには、どうしても開発のための時間と労力がかかります。
しかしそれは新たなビジネスチャンスにつながる先行投資のようなものですので、できるだけ効率的に、かつ、さらなるコストダウンにもつながるような第三案を、お互いに協力し合って実現できればと考えています。
大塚実業さんのオーダーメイドフィルターのさらなる高付加価値化を共に目指し、そのためのご提案を弊社からもさせていただけるように今後とも努力してまいります。
その先には社会課題の解決につながるイノベーションを生み出し、事業を通じての社会貢献を実現できればと願っております。
A社さんと大塚実業さんが、社会課題の解決に向けてどのようなイノベーションを創出されるのか、今後の展開が楽しみです。本日はお忙しい中、ありがとうございました!
◎企業概要
社名:A株式会社
所在地:岐阜県
事業内容:樹脂加工、繊維加工
社名:大塚実業株式会社
URL:https://www.ohtsuka-jitsugyo.com/
代表者:大塚雅之
本社/本社工場:〒326-0338 栃木県足利市福居町1745-1
東京支店:〒101-0044 東京都千代田区鍛冶町2-4-8
大阪営業所 :〒530-0044 大阪府大阪市北区東天満1-10-15
設立:1973年3月6日
事業内容:ろ過布の専門メーカー