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Z世代のアップサイクル 3社が挑むサステナブルの現在地

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Z世代のアップサイクル 3社が挑むサステナブルの現在地
提供:株式会社SHIBUYA109エンタテイメント

ビジネスシーンで「循環型モデル」への転換が急務となる中、Z世代の感性を起点とした産学連携が注目を集めている。文化服装学院とSHIBUYA109、ZOZOが仕掛ける、古着を媒体とした社会提言の真価を探る。

 

ZOZOUSEDの古着が「44LOOK」のランウェイへ

文化服装学院、SHIBUYA109、ZOZOの3者は、2026年1月、学生が古着を用いて社会課題を発信する産学連携企画を発表した。文化服装学院ファッション流通科の学生約300名が、ZOZOUSEDの販売基準に満たない古着約600点を再構築。1月22日の公開プレゼンテーションでは、全44チームによるランウェイショーが披露される。

選出された代表12作品は、2月25日よりSHIBUYA109渋谷店で展示されるほか、ZOZOTOWN内のコンテンツ「elove by ZOZO」にてドキュメンタリー動画も公開予定だ。リアルとデジタルを横断した大規模な発信が展開される。

「負の資産」をメッセージに変える独創的スキーム

本取り組みの特筆すべき点は、リユースの枠を超え、ファッションを「社会対話のツール」へと昇華させた点にある。従来の産学連携は技術習得を主軸に置くことが多いが、本プロジェクトでは「Z世代が感じる違和感」の言語化に重きが置かれている。

課題は環境問題から「闇バイト」「マイクロアグレッション」まで、極めて現代的だ。ZOZOが供給する「販売できない服」が、学生の手で社会への批評性を帯びた作品へと生まれ変わる。この廃棄候補をメッセージの器に変えるプロセスは、既存の企画とは一線を画す。

次世代の「輝き」と「未来」を共創する3者の哲学

 

背景には、3者の理念の深い共鳴がある。SHIBUYA109の「新しい世代の今を輝かせる」姿勢、ZOZOの次世代支援、そして文化服装学院の実践教育。これらが単なるCSRを超え、本業に根ざした共有価値の創造(CSV)として合流した。

「学生が自らの言葉で発信する力を育むことが、サステナブルな未来への第一歩になる」という確信が、プロジェクトを突き動かしている。若者の感性を信頼し、企業がその「問い」を可視化するプラットフォームに徹する姿勢が、ここにはある。

企業のサステナビリティが学ぶべき「対話」の本質

本事例は、サステナビリティ戦略における「教育と対話」の重要性を示唆している。数値を追うだけの環境対策ではなく、次世代が何を課題と捉え、どう解決しようとしているのか。そのプロセスにリソースを投じることは、長期的には強固なブランドロイヤリティへ繋がる。

また、自社の在庫を教材として開放し、自社拠点(109店舗やZOZOTOWN)で循環させる構造は、サーキュラーエコノミーの理想的な形だ。ビジネスパーソンにとって、本事例は「余剰資産を活用した次世代エンゲージメント」を学ぶ好例となるだろう。

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ライター:

サステナブル情報を紹介するWEBメディアcokiの編集部です。主にニュースや解説記事などを担当するチームです。

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