余剰布を活用し、障がい者施設と協力して制作

アーティストでモデルの森田美勇人がディレクターを務めるプロジェクト「FLATLAND」は、廃棄予定だった余剰布を再利用したアップサイクルコレクション「Natural Cotton Patched Pouch」を3月10日20時にリリースする。
今回発表されたアイテムは、「FLATLAND」の2ndコレクションのTシャツ制作時に生じた残布を活用。素材の無駄をなくし、環境に配慮した製品となっている。また、障がい者就労施設「杉並・あしたの会福祉作業所」と提携し、スタッフが一つひとつ手作業でパッチワークを施し、縫製を行っている。左手一本で丁寧に仕上げられたこの取り組みは、障がいをハンデではなく、新たな価値を生み出す個性として捉えるきっかけにもなるという。
学生チームがデザインを担当、多様な個性が融合
デザインには、芸術文化観光専門職大学と日本大学芸術学部演劇学科の学生チームが参加。機能性と美しさを兼ね備えたデザインを追求し、FLATLANDのコンセプトである「フラットな関係性」を体現する作品となった。
すべて一点もの、手作業で仕上げる温もりあるアイテム
製作工程はすべて手作業で行われており、それぞれ異なるパッチワーク模様が特徴。世界にひとつだけのデザインを楽しむことができる。
商品ラインナップ
- SMALLサイズ(1,980円・税込):イヤフォンケースや充電器、リップクリーム、薬などの小物収納向け
- MEDIUMサイズ(2,970円・税込):下着や靴下、時計や眼鏡などの収納に適したサイズ
FLATLANDとは?森田美勇人の思想を形にするプロジェクト
FLATLANDは、森田美勇人が2021年に立ち上げたプロジェクト。音楽・ファッション・アートなどを通じて、自身の思想を発信する場として展開している。これまでに、自身の撮影した写真を使用したコレクションや、アート作品の制作など、多彩なクリエイティブ活動を行ってきた。
森田美勇人(もりた・みゅうと)は、1995年東京都杉並区生まれの俳優、モデル、ダンサー。2005年にジャニーズ事務所に入所し、Travis JapanやLove-tuneのメンバーとして活動。2018年末に同事務所を退所し、2019年に「7ORDER project」を立ち上げ、音楽活動を行った後、2023年にグループを脱退。その後は、ファッションやアートの分野で自身の表現を追求している人のようだ。
アパレルブランド「FLATLAND」の主催者としても知られ、サステナブルなものづくりや障がい者支援など、社会的な課題にアプローチする活動にも力を入れている。近年はファッションブランド「Ground Y」とのコラボレーションや、映像・写真作品の制作など、多岐にわたるクリエイティブな分野で活躍している。