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富士通、高知信用金庫の勘定系システムモダナイゼーションを支援

サステナブルな取り組み SDGsの取り組み
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提供:FUJITSU

高知信用金庫は、既存のメインフレームをオープンシステムへ移行するモダナイゼーションプロジェクトを開始した。富士通の技術支援を受けながら、次世代基幹系システム「CORE01」の開発を進め、2030年1月までの完全移行を目指す。DX推進や運用コスト削減を目的とした本取り組みは、地域金融機関の持続可能性を高めるものとして注目される。

システム移行の背景と狙い

近年、金融業界ではDX(デジタルトランスフォーメーション)に対応する必要性が高まる一方で、エンジニア不足やシステムの老朽化による維持コストの増大といった課題が顕在化している。このような状況の中、高知信用金庫はシステムのオープン化や業務のスリム化、コンポーネント化を推進し、運用コストの削減と顧客満足度の向上を図る。

富士通は、レガシー領域に関する専門技術を持つ「モダナイゼーションマイスター」と、金融業務に精通したエンジニアの複合チームを編成し、円滑な移行を支援する。また、セキュリティ対策を強化し、安全性の高いシステム基盤の構築を進める方針だ。

富士通の技術支援と移行手法

高知信用金庫の現行システムは、富士通の開発効率化ツール「BAGLESⅡ」で作成されており、これを「NetCOBOL」へと移行する。プロジェクトには、「BAGLESⅡ」「COBOL」「NetCOBOL」の知見を持つ富士通モダナイゼーションマイスターが参画し、スムーズな移行を支援する。

また、富士通はAI技術や自動変換処理を活用し、COBOLコードの可読性やメンテナンス性を向上させることで、人手による作業負担を軽減し、システム品質の向上を目指す。

長年の協力関係と地域社会への貢献

高知信用金庫と富士通は約半世紀にわたり、システム開発分野で協力関係を築いてきた。今回の「CORE01」開発を通じ、富士通は高知信用金庫の事業継続性を支え、地域経済の発展に貢献する方針を示している。

本プロジェクトは、金融機関のDX推進を加速させる重要な取り組みとして注目される。

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ライター:

サステナブル情報を紹介するWEBメディアcokiの編集部です。主にニュースや解説記事などを担当するチームです。

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