左からLIXIL Advanced Showroomの栗田さん、石黒さん、藤田さん(撮影:安藤ショウカ)
新卒・第二新卒を含む若手社員が長く安心して成長できる環境が整っているLIXIL Advanced Showroom(以下、LAS)。
その背景には、充実した人財育成制度と、職場全体でサポートし合う明るい社風がある。
今回、LASで実際に新入社員研修を受けた若手社員の石黒さん、藤田さんと、研修を担当する人財育成部の栗田さんに新入社員研修の内容や現場での学び、成長の実感、そしてLASの魅力について、それぞれの目線からたっぷり語っていただいた。
新入社員研修で得られる安心感と実践力
LASの新入社員研修は、これから社会人として歩み出す社員にとって、大きな支えとなるプログラムだ。現場での即戦力となるスキルだけでなく、社会人としての基本を学びながら、着実に成長できる環境が整っている。
研修を担当する人財育成部の栗田さんは、研修の意義について力を込めて語る。
栗田さん。新卒で入社してコーディネーターを務めたのち、社内公募制度で人財育成部に異動。新人育成やグレードに合わせた中長期育成のための研修企画運営を担当。
栗田
新入社員研修は、社会人としての基本的なマナーや心構えを学びながら、LASならではの接客スキルや商品知識を身につける場ですが、人財育成部では「貴重な学びの機会をより良いものにするために」の方針のもと、「学んで選べる教育機会の提供」をテーマに接客スキルだけではなく、課題解決力やロジカルシンキングなどのリーダーに必要な能力を学ぶ機会を一人ひとりが安心して学べる環境を整えています。
新入社員研修では、座学と実践を組み合わせた学習が行われている。商品の特長を学ぶ座学では、オンライン形式を活用し、効率的かつ柔軟に知識を提供。
さらに、ショールームの展示を使ってロールプレイングを行うことで、お客さまへ暮らしの提案をするイメージを掴みやすくしているという。
この研修を受けた若手社員の石黒さんにとって、栗田さんの指導は特に印象深いものだったようだ。
21年新卒入社の石黒さん。「お客さまの笑顔のために」という会社のミッションに魅かれ、インターン時に体感した温かい雰囲気や、笑顔が自然に生まれる接客に惹かれて入社を決意。
石黒
栗田さんの教え方はとてもわかりやすかったです。
専門用語や業界特有の言葉も、私たちが理解しやすいように丁寧に噛み砕いて説明してくださいました。オンライン研修がメインだったのですが、画面越しでもその熱意が伝わってきて、安心して学ぶことができました。
藤田さんは、接客に自信がなかった自分が、研修を通じて成長できたことを実感している。
22年新卒入社の藤田さん。元は警察官志望だったがLASと出会い、入社を決意。温かい職場環境やお客さまからの「ありがとう」の言葉に支えられ、やりがいを感じているこの仕事を長く続けていきたいと語る。
藤田
初めは接客という仕事に不安がありましたが、研修で一から丁寧に教えていただいたおかげで、不安を解消することができました。
特に、ロールプレイング形式の練習では、栗田さんや同期がお客さま役を演じてくれたので、実際の現場を想定したリアルな学びができました。
栗田さん自身も、研修を通じて新入社員から学ぶことが多いと話す。
栗田
新入社員の皆さんに教える際、どんなにわかりやすく説明しているつもりでも、伝わらないことがあるんです。
そのたびに『どうすればもっと良い指導ができるだろうか』と自分自身のスキルを見直す良い機会になっています。
育成する立場でありながら、私自身も学び続けることができるのが、この仕事の魅力だと思います。
こうして万全のサポート体制が整った新入社員研修を経て、若手社員たちは現場へと送り出される。
現場での成長を実感!若手社員が語るLASでの仕事の魅力
研修を終えた若手社員たちは、それぞれが担当する現場で新たな課題と向き合いながら、日々成長を続けている。石黒さんは、自分の成長を実感する瞬間について、次のように語る。
石黒
研修の初めの頃は、教わった内容をそのまま繰り返すだけで精一杯でした。
でも現場に出て、少しずつ自分の言葉でお客さまに説明できるようになった時、大きな手応えを感じました。はじめてお客さまから『ありがとう』と言われた瞬間は本当に嬉しかったです。
また、藤田さんにとってもお客さまから直接感謝の言葉をもらえる瞬間は特別だという。
藤田
接客が得意ではない自分でも、研修で学んだことを活かしてヒアリングや商品の提案を頑張りました。
その結果、『藤田さんが担当でよかった』と言われた時は、本当に嬉しかったです。自分が成長しているんだと実感できた瞬間でしたね。
2人の努力を見守ってきた栗田さんも、若手社員たちの成長を目の当たりにし、喜びを感じることが多いという。
接客が得意でなかった藤田さんも今ではお客さまからたくさんの「ありがとう」を言われるまでに成長
栗田
石黒さんは、お客さまのニーズをしっかりと汲み取る力があり、それが接客の中で光っています。
一方、藤田さんは粘り強く努力を重ね、一度できなかったことでも諦めずに取り組む姿勢が素晴らしいですね。2人の成長を見るたびに、私も嬉しくなります。
現場での経験を重ねる中で、若手社員たちは自分なりのスタイルや得意分野を見つけ始めているようだ。
そして、その成長の裏には、研修で学んだ基礎と、それを支える職場のサポートが大きな役割を果たしている。
社員が感じる、LASでの“はたらきやすさ”
ショールームでの石黒さんと栗田さん。
LASで“はたらきやすい”と感じる理由は何なのか。
若手社員の石黒さんと藤田さんに現場での経験を聞くと、職場の雰囲気やサポート体制がその大きな要素になっていることがわかる。石黒さんは、入社当初から「安心感」を強く感じていたという。
石黒
私が配属された職場では、わからないことがあれば気軽に質問できる環境が整っていました。
先輩たちも忙しい中で手を止めて、丁寧に教えてくれるんです。だからこそ、困っても『どうしよう』と独りで抱え込むことがなく、安心して仕事ができました。
また、藤田さんにとっては、同期や先輩とのコミュニケーションが、はたらきやすさの鍵だという。
藤田
LASは、同期や先輩との距離感が近いところが魅力です。特に、同期とは研修中に築いた関係をそのまま現場でも活かせています。
仕事の相談はもちろん、プライベートで遊ぶこともあるくらいです。先輩たちもフレンドリーで、時には食事に誘ってくれたりと、本当に親しみやすい職場だと思います。
LASの魅力は職場内の人間関係だけではない。栗田さんは、会社全体で社員一人ひとりに寄り添う仕組みが整っていると語る。
栗田
例えばショールームの仕事は土日が繁忙期ですが、土日祝にやむを得ず休みが必要な社員に変わり、積極的に出勤しサポートしてくれる社員に手当を支給する制度があります。
他にも、育児や介護などのプライベートな事情に合わせた時短勤務制度などもありますので、長く笑顔ではたらき続けられる環境が整っていると感じています。
こうした制度や職場のサポートが整っているからこそ、若手社員たちは自分の成長に専念し、前向きに挑戦を重ねていけるのだろう。
未来を見据えたキャリアプラン 若手社員が描くこれからの目標
LASで日々成長を実感しながらはたらく若手社員たちは、どのような未来を描いているのだろうか。
現在、ショールームコーディネーターとして活躍中の石黒さんは、自らの接客スキルをさらに高めたいと話す。
石黒
お客さまにとって、ショールームでの時間が楽しいものになるよう、もっと提案力を磨いていきたいです。
将来的には『石黒さんが担当してくれてよかった』と選ばれる存在でありたいですね。そして、いつかは栗田さんのように後輩たちを支えられるような先輩になりたいと思っています。
一方、藤田さんはさらに大きな目標を掲げている。
藤田
今はまだ自分のことで精一杯ですが、将来的にはチーフやマネージャーになって、チームをまとめる立場で活躍したいと考えています。
そのためにもまずは、目の前の仕事に全力で取り組み、一つひとつ成果を積み重ねていきたいです。
若手社員たちがそれぞれの目標に向かって進めるのは、LASがそのキャリア形成をしっかりサポートしているからだ。栗田さんは、キャリアアップを目指す社員たちを応援する体制が整っていると語る。
栗田
LASでは『チャレンジエントリー制度』という仕組みがあり、現在の職位に関係なく手を挙げることで、マネージャーやエキスパート職への道を目指すことができます。
この制度を活用して、新しいポジションに挑戦する社員も増えてきており、やる気があればどんどん成長できる環境が整っています。
また、要件を満たしていれば誰でも応募できる『社内公募』も随時実施されていて、私自身も、この制度を活用して人財育成部に異動しました。
自分が関心のあることに挑戦させてくれる環境があるのは、その人のやりがいにつながるので、イコール”はたらきやすさ”に繋がっていると感じています。
LASで「はたらく」こと
LASは、新入社員研修の充実だけでなく、職場全体で若手社員を支え、成長を後押しする環境が整っている。
石黒さんは研修や現場での経験を振り返りながら、自分らしく成長を続けられる」と確信している。
石黒
研修や日々の業務の中で、先輩方や同期に支えられながら、自分なりの接客スタイルを築いていくことができていると思います。これからも、お客さまの笑顔を生み出す提案ができるよう、日々努力を重ねていきたいです。
一方、藤田さんは目標に向かって前進する中で、LASでのはたらきやすさを改めて実感していると言う。
藤田
LASでは、挑戦したいことに手を挙げれば必ず応援してもらえます。
この環境であれば、どんな目標にも立ち向かっていけると感じています。これからも、たくさんの経験を積みながら、マネージャーになるという夢を実現したいです。
2人の姿を見守る栗田さんもまた、LASの人財育成の価値を強調している。
栗田
LASは、笑顔を大切にする職場です。お客さまだけでなく、社員同士もお互いを支え合い、笑顔で前向きに仕事ができる環境を目指しています。これからも、多くの社員が自分らしくはたらける職場づくりに努めていきたいです。
LASでのはたらき方は、単なる仕事以上の価値を社員に提供している。
充実した研修制度や手厚いサポート体制、挑戦を後押しする風土。それらが掛け合わさることで、若手社員たちは自分らしく成長し、輝き続けることができているのだ。
LIXIL Advanced Showroomでの「はたらく」日々は、そこにいる全ての社員にとって、成長と挑戦、そして笑顔に満ちたものとなっていると実感した。
取材後のオフショットにて。年次や職位が気にならないほどの仲の良さをこの取材を通して実感した。
◎会社情報
会社名:株式会社 LIXIL Advanced Showroom
本社所在地:東京都品川区北品川4-7-35 御殿山トラストタワー7階
代表者:代表取締役社長 鈴木 浩之
設立日:2013年9月20日
資本金:1億円
事業内容:ショールーム施設等の運営管理