テクノロジーで「受診のハードル」を破壊する

「いつもの薬が欲しいだけなのに、時間がなくて受診を諦めてしまう。これが健康管理における最大のリスクです」と話すのは、四谷内科・内視鏡クリニック院長・高木謙太郎氏。
都心のビジネス街という土地柄、分刻みのスケジュールで動くオフィスワーカーが多く行き交うこの街では、病院での待ち時間が受診を阻む大きな壁となっていた。
その課題に真っ向から挑んでいるのが、四谷内科・内視鏡クリニックである。2022年5月の開院以来、医療DXを強力に推進。LINEによる24時間対応の予約システム、スマートフォンで完結するWEB問診、そして月間最大800件に達するオンライン診療など、徹底したIT化によって「待合室のない(=待たせない)医療」を実現しつつある。
働き盛り世代の時間を守る、都心型医療の最適解
同院のカルテ番号は、わずか数年で2万8000を超えた。この数字は、多忙な現役世代がいかに効率的で質の高い医療を求めているかの証左だろう。高木院長は、従来の医療現場にある「待つのが当たり前」という文化をよしとしない。「患者様の時間を奪わない」という敬意こそが、現代医療における最大のホスピタリティだと考えているからだ。

高木
「ITを活用することは、決して冷たい効率化ではありません。デジタルに任せられる部分は任せ、その分生まれた余裕で、医師と患者がしっかりと向き合う。テクノロジーは、人と人との温かい関わりを守るためのツールなのです」
その象徴がオンライン診療の活用だ。職場や自宅から隙間時間に受診できる環境を整えることで、「忙しいから病院に行けない」という言い訳を社会からなくそうとしている。物理的な移動時間も待ち時間もゼロにするこの仕組みは、治療の中断を防ぎ、継続的な健康管理を可能にするインフラとして機能している。
AIは医師の「カーナビ」。安全性を支える技術
効率化だけではない。医療の質を担保するためにもテクノロジーは活用されている。内視鏡検査では「AI内視鏡診断支援システム」を導入。AIがリアルタイムで映像を解析し、病変の疑いを画面上で医師に知らせる。
「私はこれを『車のカーナビ』のような存在だと認識しています。運転するのは人間である私ですが、カーナビが注意を促してくれることで、より安全に目的地に到着できます。疲れを知らないAIの目と、専門医の目を組み合わせることで、見落としのない検査を実現しています。」
テクノロジーは診断精度を上げるだけでなく、「AIとのダブルチェックなら安心だ」という患者の心理的な不安を取り除くためのツールとしても機能しているのだ。
原体験は救急医療。手遅れをなくしたい
なぜ、一開業医がここまでDXや予防医療に情熱を注ぐのか。その原点は、高木院長がかつて勤務していた救命救急センターでの経験にある。そこには、手遅れの状態になってから搬送されてくる患者が数多くいた。「もっと早く検診を受けていれば」「知識さえあれば防げたのに」。そんな無力感と悔しさが、彼の背中を押し続けている。
「病気になってから治すのは当たり前ですが、それでは遅い場合があります。病院に来る前の段階の人たちにアプローチし、正しい知識と受診しやすい環境を提供すること。それが医師としての責任だと痛感しました」
だからこそ、同院では「痛み」と「時間」という受診のハードルを徹底的に下げている。鎮静剤を使用し、眠っている間に終わる検査を標準化し、土日診療も行う。すべては、一人でも多くの手遅れを減らすためだ。
信頼でつなぐ医療の輪

高木院長が大切にしているのは「自分の家族ならどうするか」という視点だ。もし当院でがんが見つかった場合、家族なら「一番信頼できる先生に手術してほしい」と願うはずだ。だからこそ、消化器内科や外科の各分野でトップクラスの技術を持つ医師と信頼関係を築き、自信を持って紹介できる体制を整えている。
「『大丈夫、私が信頼できる最高のチームに繋ぎますから』。そう言える存在でありたいのです」
情報を発信し、対話を重ね、不安を取り除くこと。そして、いざという時には最高の医療につなぐこと。この信頼のサイクルを回し続けることで、患者が安心して人生を歩めるようサポートしていく。
「病院は病気になってから行く場所」ではなく、「健康であり続けるために行く場所」へ。四谷内科・内視鏡クリニックの挑戦は、日本の医療のあり方を少しずつ、しかし確実に変えようとしている。
AI活用からホスピタリティの神髄まで、四谷内科・内視鏡クリニックが描く医療の未来図を完全網羅。「胃がん・大腸がん死ゼロ」へかける高木院長の挑戦の全貌は、医療系メディア『ウィズマインド』の特集記事をご覧ください。
※ウィズマインドは、あなたの悩みに寄り添った美容クリニック・医療機関を発見するために、医師・スタッフの「想い」をお届けするメディアです。
【クリニック情報】
医療法人社団 四谷内科・内視鏡クリニック
院長:高木 謙太郎
所在地:東京都新宿区四谷2-11-6 フォーキャスト四谷6階
URL:https://www.yotsuya-naishikyo.com/
事業内容:内科、消化器内科。ITを駆使したスマートクリニックとして、患者の利便性と高度な医療の両立を追求している。




