ー最優秀賞の受賞おめでとうございます。現在の率直な感想をお聞かせください。
志が明確で、それを行動にも移せている素晴らしいファイナリストがいる中、自分が大きな賞に選んでいただけたのはすごく光栄で、とても嬉しかったです。大会から一週間ほど経ちますが、Facebookでもおめでとうという言葉や300ぐらいの「いいね」をいただきました。僕が新たに開催しようとしている「こどもアートエイエンナーレ」というイベント、そして過去に企画した「こどもばんぱく」の認知度も広がったと思います。大会のおかげで僕の活動がどんどん広がっていって、興味を持ってくださる方々が増えると嬉しいなと思っています。志が明確で、それを行動にも移せている素晴らしいファイナリストがいる中、自分が大きな賞に選んでいただけたのはすごく光栄で、とても嬉しかったです。大会から一週間ほど経ちますが、Facebookでもおめでとうという言葉や300ぐらいの「いいね」をいただきました。僕が新たに開催しようとしている「こどもアートエイエンナーレ」というイベント、そして過去に企画した「こどもばんぱく」の認知度も広がったと思います。大会のおかげで僕の活動がどんどん広がっていって、興味を持ってくださる方々が増えると嬉しいなと思っています。
ー大会の道のりの中で誰に感謝を伝えたいですか?
僕のプレゼンテーションをサポートしてくださった方、大会の実行委員の皆さま、ずっと僕の活動を応援してくれた両親、僕のSNSのフォロワーでプレゼンテーションを見てくれて、ZOOMで見て投票したよって言ってくださる皆さまとか、みんなに感謝したいです。
ー大会を通じて成長できた部分、気付きなどはありますか?
今まで夢や想いをプレゼンテーションすることはあったんですけど、想いより夢よりもっと深い本質の部分、「志」の部分にちゃんと向き合って語るっていうことは今まで経験がなかったので、自分の活動の原点を見直すきっかけになりました。
それから、ファイナリストの皆さまと知り合えたっていうのが僕にとってすごく大きいなっていうのがあって。志もあってそれをしっかりと行動に移されている方がたくさんいらっしゃったので、そういう方と知り合えたのは自分にとってすごく刺激になりました。今後の活動に影響してくると思います。
ー大会の前日は発表者の皆さんが合宿のように集まったそうですね。そこで印象に残っていることはありますか?
ファイナリストの皆でオンライン上で晩ごはんを一緒に食べるっていうのがあって、それが非常に印象に残ってます。僕はあんまり積極的に質問できるタイプではないので聞いていることが多かったんですけど、聞くのもすごく楽しくて。プレゼンテーションの中では触れられなかったようなその人の想いをもっと深堀りして聞くことができたりだとかして、すごく楽しかったです。
ー今回気付いた部分や成長できた部分は具体的にどう活かせると思いますか?
具体的にやっぱり色んな方と知り合えたり意見を聞くことができたので、今後の僕が新しいイベントとかを構成するときに何かしらヒントになると思います。イベントを企画するときに、想いやこういう風にしたいみたいなテーマはあるんですけど、ワークショップや音楽などのイベントの形式を考えることって、他の人の話がヒントになることがけっこう多いんですよね。今回のプレゼンテーションはどれも魅力的で僕の心に刺さるものばかりでしたので、僕の活動の支えになってくれると思います。
ー今回の受賞を踏まえて、今後の展望や目標を聞かせてください。
僕がプレゼンテーションした「こどもアートエイエンナーレ」というイベントをまず成功に導かなくちゃいけないのがひとつですね。一度コロナで会場が借りられなくなって皆さまにお詫びをして、皆さまも延期になってもいいよって言ってくださってるんですけど、なんとか「こどもアートエイエンナーレ」をしっかり開催して、子どもたちの出演の場を作ることが僕の中での一番の目標です。
ー志があっても行動に移せない人も多いと思いますが、中井さんの行動力はどこから来るんでしょうか?
よく相談をいただくんですけど、僕の場合はけっこう衝動性が強いタイプで、一度やろうって決めたらすぐに行動するんですよ。一回目にイベントを企画したときはクラウドファンディングで資金集めをしたんですけど、そのときに資金を集めたいって決めて、1秒後には母の名前を使ってクラウドファンディングのページを立ち上げるっていうことをやってて。たぶんやろうと決めたら衝動性が突っ走ってしまうって感じだと思います。
ーそのときお母さんの反応はどうでした?
ある程度クラウドファンディングの告知ページを作ってから提出したので、「まあいいんじゃない?」って言って許してくれました。
ー今までの活動の道のりの中で印象に残っているエピソードはありますか?
中学2年生のときに「こどもばんぱく」をやるって決めた当初は、僕に何の発信力もなかったんですよ。SNSでイベントをやろうっていう告知をしたときには、「子どもがイベントをやるなんて生意気だ」みたいな誹謗中傷とか殺害予告とか色々来たりしたんですよね。でもそんな中で何も実績もないし想いだけの僕に、頑張ろうって言って一緒に乗ってくださる大人の方だったり子どもの方だったりが付いてくださってサポートしてくださったのは本当にすごい僕の心の支えになってて。たぶん僕一人ではできなかったイベントだと思うので、支えてくれたのはすごく嬉しいしありがたい経験です。
ー「マイナスをプラスに変える」という志を胸に、これからどんなことをしたいですか?
僕の活動ってたぶんこの「表現によってマイナスをプラスに変える」っていうものがずっと続いていくと思うんですよ。障害だったりいじめだったりとかそういうマイナスな部分って、僕の経験から来ていることでもあるんですけど、自分の見方を変えたり環境が変わればいくらでもプラスに変えることができるよね、できると僕は思う、っていうことを表現というツールを使って発信していきたいっていうのが僕の活動の根源だと思います。そこをしっかりと貫き通して活動していきたいなと思っています。