—自己紹介をお願いします。
ディレクターの斎藤洋介です。お店全体の管理や、企画、プロデュースなどを松井オーナーと連携して行っています。オーナーと同年代なのでお互い何でも言い合える関係です。スタッフからの意見をとりまとめて伝える役割もしています。
—採用面接で「独立したいので入社させてください。」と言うのは確かに衝撃的ですね。
僕がおかしなやつみたいな印象を持つかもしれませんが、松井オーナーにも責任があるんですよ(笑)。オーナーったら最初から旧知の仲みたいな距離感で話してくるんです。
この人だったら曲解せず真っ直ぐ受け止めてくれるに違いないという安心感があったのでしょうね。初対面の採用面接でかなりの本音をぶっちゃけてしまいました。
—当初は独立を目的とされていたということですが、現在は?
当面考えていません。というのも、僕が経営者になっても松井オーナーには敵わないことが分かってしまったんです。
松井オーナーの向上心の高さと、成長するための勉強意欲は本当に凄いです。経営者として敵わないのだったら、僕は自分の強みをいかしてこのお店を成長させる方がいいなと思って。僕はLIFEを松井オーナーの店ではなく、自分のお店だと思っています。
オーナーが病気をしたときに「LIFEを絶対になんとかします。僕たちが守っていくんで任せてください」と言ったのは、自分のお店なのだから守るのは当然と思っていただけなんですよね。
—そこまで言えてしまうLIFEの魅力はどこにあるのでしょうか?特に斎藤さんは美容激戦区の銀座の美容室で店長を経験されていたということで、見る目も厳しいと思うのですが。
東京の美容室で12年間働いていたので、本音を言えば、田舎の美容室で働くことに最初は複雑な気持ちを持っていました。
技術も接客も一流と言われる人たちと一緒に切磋琢磨してきた自負もあったので…。でもLIFEで実際に働いてみたら、「あれ?銀座とあんまり変わらないじゃん」と思ったんです。
これ、インタビューを受けているから誇張しているわけじゃありませんよ。スタイリストの手つきも、お客様への接客も、成長への貪欲さも、サロン全体の流れもLIFEは負けず劣らずのクオリティでした。
銀座だろうと栃木の足利だろうと、綺麗になりたいと来院するお客様の願いを叶える仕事に変わりがなく、「これだったらもっと早く地元に戻って仕事をすれば良かった!」と感じたくらいです。
—LIFEの美容室としての凄いポイントはどこだと思いますか?
家族感ですかね。東京で働いていたとき、カットを担当したお客様が家族からの電話に出たことがあったのですが、「今、床屋に来てるんだよ」と答えたんです。
普通のことだと思われるかもしれませんが、LIFEの場合は皆さん高確率で「今LIFEに来てる」と答えるんです。
夫が通う美容室の名前を把握している妻の割合ってどれだけいるのでしょうね。LIFEには家族で通ってくださるお客様が本当に多いです。家族に変なお店を紹介するわけがないので、心から信頼されている証拠だと思います。
電話に出たお客様の一言で、松井オーナーのお店づくりの姿勢がすぐに分かりました。
—そうしたアットホームな職場で働くと、やはりやりがいも多くなりますか?
というより、やりがいはLIFEに入って初めて感じました。初めて美容師を楽しいと思えたんですよ。理由はこの自由な雰囲気ですね。やりたいことはいくらでも挑戦させてもらえます。
例えば、僕はカメラを仕事にしたいくらい好きだったのですが、それを知った松井オーナーは、カメラと美容室は親和性が高いということで、撮影メニューを作ってくれたんです。
おかげで僕は美容師なのに、成人式や七五三でカメラマンとしての仕事が入ったら撮影に行っていいんです。こんな柔軟な店はなかなかないですよ。オーナーの器の大きさに感謝です。
(撮影:斎藤洋介)
—斎藤さんから見て、松井代表はどんな方ですか?
うちのオーナーは「持ってる男」なんです。会社が倒産しかけようが、病気になろうが、絶対になんとかしちゃう運命を生きている。
だから僕は色々な危機を経験しても絶対に大丈夫という確信がありました。そんなことを思わせてくれる凄い人ですよね。まあ、そうはいっても体調管理はしっかりしてほしいですけど(笑)。
—では最後に斎藤さんの目標を教えていただけますか?
僕の目標は生涯現役のプレイヤーでいることです。体力が落ちても会社に貢献し続けられるように、マネジメントや店舗管理などでもより力を発揮していきたいと思います。
今後特に注力したいのは、スタッフの育成ですね。技術の底上げはもちろん、スタッフ一人ひとりを、マニアックと言われるほどこだわりを持って仕事をする技術屋に育てたいです。
(画像提供:株式会社LIFE)