
「読んでいて怖くて泣いてしまった」「これはもうホラー映画だ」「界隈の新たなスターの誕生か」
2026年1月7日付で公表された、杉本達治前福井県知事のハラスメント事案に関する「第三者委員会調査報告書」。その内容があまりに常軌を逸しているとして、県民のみならずネット上でも震え上がる人が続出している。
報告書に添付された「別紙2」 には、知事が女性職員に送りつけた約1000通にも及ぶメッセージの一部が掲載されているが、そこには権力を持った還暦男の“暴走する性欲”と、逃げ場のない女性職員たちの悲鳴が刻まれていた。
深夜の通知音「○○ちゃん助けて!!」
報告書によると、被害者は複数名の女性職員。杉本氏は業務に関連して連絡先を交換した後、立場を利用して執拗に私的なメッセージを送り続けていた。その内容は、目を覆いたくなるような惨状だ。
「○○ちゃんの一言で勃起しちゃったよ㊙⤴⤴⤴」 「じゃぁぼくと○○ちゃんも濃厚接触者でAPAに入る?ゆっくりとお話ができるよ♥」 「レオタードを着て、おっきく足を上げて、ボンボンを持って元気に躍り回ることだと思うよ」 「おはよう♪ もう起きたの? それともおしっこ?」
これらはすべて、県知事から部下の女性職員に送られた実際の文面である。 さらに、「一切内緒で、墓場まで持っていってね」 と口止めを図り、「放置プレイかぁ」 「○○ちゃん助けて!!」 と、返信が遅れると被害者罪悪感を植え付けるようなメッセージを連投。深夜、休日問わず鳴り響く通知音に、被害者は不眠に陥り、精神を病んでいった。
「私は痛みを感じないサンドバッグではない」
テキストだけではない。密室での“身体的接触”の実態も生々しい。 飲食店で「触っていい?」と言いながら太ももを触る、テーブルの下で足を絡める、背後からスカートの中に手を入れる…… 。 まるで昭和のセクハラドラマのような悪行だが、これは令和の県庁で行われていた現実だ。
被害者の一人は調査に対し、こう吐露している。
「殴っても、相手が痛いと言わなければ殴り続けてもいいのか。私は痛みを感じないサンドバックではない」
絶対的な権力者である知事に逆らえば、職を失うかもしれない。その恐怖から、女性たちは「愛想笑い」のスタンプを返すしかなかった。杉本氏はそれを「好意」と都合よく解釈し、エスカレートしていったのだ。
彼はいつから「怪物」だったのか? 歌舞伎町ライターが見た「エリートの幼児性」
ここで一つの疑問が浮かび上がる。昭和61年に旧自治省に入省し、「官僚の中の官僚」として激務の最前線を走り抜けてきた超エリート・杉本氏。彼はいつ、このような”変態”になってしまったのか?
この歪な二面性について、歌舞伎町や吉原で20年以上、男たちの奇妙な性癖を取材し続けてきた実話系ライター松本氏は、報告書の「文面」を見て鼻で笑った。
「これ、権力を持って気が大きくなったとか、ストレスでおかしくなったとか、そんな高尚な話じゃないですよ。典型的な『青春コンプレックスの腐敗』です」
M氏は、杉本氏が多治見北高から東大、そして自治省へと進んだ「輝かしいエリート街道」こそが、この怪物を生んだ土壌だと指摘する。
「普通の男なら、中学・高校でエロ本回し読みして、バカな妄想して、『おしっこ』とか『秘密結社』なんて口説き文句は恥ずかしくて言えないって学ぶんです。でも彼はその時期、六法全書と参考書しか見てなかったんでしょう。 『レオタード』だの『ボンボン』だの、性癖のセンスが昭和の深夜番組で止まってる。エリートとしての理性で蓋をしていただけで、中身は中学生のまま冷凍保存されていたんです」
松本氏によれば、風俗の現場でも、社会的地位が高い男ほど、プレイ中に「バブバブ」言い出したり、突拍子もないファンタジーを要求するケースは後を絶たないという。
「彼が報告書で『すべて私の人間性から出たもの』と供述してますけど、これはある意味、正解。後天的に変態になったんじゃなくて、勉強マシーンの仮面の下で、40年間ずっと『おしっこ確認』したがってる中学生が息を潜めていたってこと。 還暦過ぎて知事という絶対権力を手にした瞬間、その”中学生”が檻を破って飛び出してきた。……ある意味、ホラー映画よりタチが悪いですよ」
真面目な顔で県政を語っていたその裏で、彼は遅れてきた思春期を、県庁という場所で取り戻そうとしていたのか。 「真面目なエリート」という仮面の下で、数十年もの間、虎視眈々と「暴走」の時を待っていたのだとすれば……これほど恐ろしいサスペンスはない。
「セクハラの認識はなかった」という絶望的な弁明
これだけの証拠を突きつけられてなお、杉本氏の弁明は往生際が悪い。 調査委員会のヒアリングに対し、「当時はセクシュアルハラスメントに当たるとの認識はなかった」 「相手が優しく受け入れてくれたので」 などと供述している。
しかし、自身の送信履歴にはこう残っている。
「確かに、これはセクハラだよね(困った顔の絵文字)」 「完全なパワハラだもんね。」
自覚があったことは明白だ。確信犯的に、嫌がる相手を追い詰めていたのである。
被害者が抱える「終わらない恐怖」
「墓場まで持っていってね」 と口止めしたはずの恥ずかしい秘密は、最悪の形で白日の下に晒されてしまった。 SNS上では、福井県民から「日本の恥。福井から出ていってほしい」との声が噴出。かといって、故郷の岐阜県民からも「こっちにも戻ってくるな」と拒絶反応が相次いでいる。
北陸にも東海にも、彼の居場所はもうどこにもない……そう思われた。 だが、前出のライター松本氏は、ニヤリと笑ってこう提言する。
「いやいや、彼には『官能小説』というブルーオーシャンが待っていますよ。還暦過ぎてここまでエロに徹し、恥も外聞もなく1000本ノックできる執念は、まさに逸材。政治家なんかより、エロライターこそが彼の天職です」
「秘密結社」も「レオタード」も、現実の県庁でやるから犯罪になるのだ。原稿用紙の上でなら、それは立派なエンターテインメントになる。もしかすると、彼が勉強漬けの青春時代に本当に探究したかった“未知の世界”は、県政の未来ではなく、コンビニの成人向けコーナーにあったのかもしれない。



