
FIXERは物質・材料研究開発機構(NIMS、茨城県つくば市)に生成AI(人工知能)サービスの提供を始めたと発表した。同機構は物質・材料の科学技術に特化した国立研究開発法人で、インフラ・医療・エネルギー・環境などの課題解決を目指している。同機構は生成AIを物質・材料に関連する研究開発や論文執筆などに活用するほか、事務作業など一般業務も効率化する考えだ。
FIXERは10月1日から同社の生成AIサービス「GaiXer(ガイザー)」の500アカウントをNIMSに提供し始めた。業務内容は、論文執筆や外部資金事業の提案書作成・校閲、議事録などの文案作成など。文章作成だけでなく、新規事業のアイデア出し、企画系業務の立案、思考の壁打ちなど研究開発に近い分野でも生成AIを活用するという。
FIXERはNIMSで生成AIの効果的な使い方など詳細を説明する研修などを実施し、利用者の生産性を高める。



