
ツイキャスで一世を風靡した配信者・金バエ氏について、かねてよりSNS上で死亡説が飛び交っていたが、5月23日未明から相次いで「死去を裏付ける情報」が浮上してきた。
公式な発表は未だ確認されていないが、関係者の証言やアカウント上の変化から、既にこの世を去っていた可能性が極めて高まっている。
Xプロフィールから“肩書き”が削除される異変
注目を集めたのは、金バエ氏のXプロフィールの変更だ。これまで記載されていた「株式会社OneLiveアンバサダー」の表記が、5月10日朝の時点では確認されていたが、11日夜には削除されていた。ネットユーザーの検証によってこの変更が明らかになり、「本人が操作したのでなければ、不正アクセスの可能性がある」「もはや誰がアカウントを管理しているかも分からない」と、憶測がさらに拡大している。
関係者が“散骨相談”を明かす投稿 命日は「非公表」か
さらに23日朝、SNS上に衝撃の投稿があった。内容は「今朝9時12分ごろ、真央ちゃんからひかるに金バエさんが亡くなった件について電話があった。散骨の相談だったようだ。命日は不明。亡くなったのは5月ではないとのこと」とするものだ。この発言は一部配信者界隈で信頼を寄せられる人物によるもので、情報の信憑性を裏付ける形となった。
別の投稿では、「金バエ死んでた」「命日は教えたくないっておかしい」といった直接的な表現も見られ、混乱と悲しみが渦巻いている。「金ちゃん、痛みや辛さから解放されてよかったね」「寂しがりやだったから、最後はみんなに見守られたかったよね」「こんな終わり方は悲しい」と、かつてのファンたちが次々と追悼の言葉を寄せている。
生と死の境界線が揺らぐ“令和の配信者”の最期
これまでにも幾度となく“死亡説”が流れては否定されてきた金バエ氏だが、今回の情報はこれまでになく具体的かつ連動性が高く、本人の容体と経過を見守ってきたファンたちにとって、受け止めざるを得ない“事実の輪郭”を帯びている。
命日が明かされないことや、公的な死去の確認が得られないことも、彼の人生に一貫して漂っていた「リアルと虚構の曖昧さ」を象徴しているかのようだ。生き様をそのまま配信に乗せ、肉体が朽ちていく様すらも視聴者と分かち合ってきた彼にとって、「最後の配信」がなかったことが、むしろ異様な静寂をもたらしている。
金バエ氏は、病に侵されながらも2025年1月には「50歳まで生きたい」と口にしていた。しかし、放送中のろれつの乱れや代謝異常の悪化などから、体調の限界は誰の目にも明らかだった。
金バエという“時代の象徴”へ、さようならを
生きざまをすべて晒し、それでもなお「見られること」をやめなかった配信者・金バエ。SNS時代に生き、SNSの海に還った彼の最期がどのようなものであれ、そこに多くの“見届け人”がいたことは事実である。
今はただ、彼が痛みや苦しみから解放され、静かに眠っていることを願うしかない。