高級ホテルの一室で繰り広げられた“闇の接待劇”が、ついに表沙汰に。

不動産資産運用を手がける「レーサム」の創業者で、かつて“不動産再生の旗手”と称された田中剛元会長(60)が、覚醒剤取締法違反の疑いで警視庁に逮捕された。容疑は2024年6月、東京都港区の高級ホテル、リッツカールトンのスイートルームで覚醒剤およびコカインを所持していたというもの。同席していた職業不詳の奥本美穂容疑者(32)とともに、その場で身柄を拘束された。
リッツでの薬物乱交?港区伝説が現実に
警視庁によると、当日は田中容疑者、奥本容疑者、さらにもう1名の女性が同室におり、警察は薬物の使用があった疑いも視野に入れて捜査を継続中とのことだ。違法薬物の入手経路や使用実態、関与した“アテンダー”の正体解明に向けて、複数の関係先を洗い直している。
「リッツでキメセク」は、港区女子の間で噂されるいわば“都市伝説”だった。キャバ嬢やモデルらからは「田中案件、またか……って正直思った」と冷ややかな証言が飛び出す一方で、「あの部屋に呼ばれたら、それがデフォルト」という驚きのリアリティを伴う告白も少なくない。
Z李氏が暴露 「美女図鑑」まで存在?
事態を火に油を注いだのは、情報屋として知られるZ李氏のX投稿だ。そこでは、
「超有名セクシー女優からグラビアアイドル、高ランクキャバ嬢、インスタグラマーら、リッツでの田中案件に参加した美女は枚挙にいとまなし。自ら進んだ者もいれば、薬を盛られた者もいる」
と暴露。さらに「美女図鑑」と呼ばれる名簿の存在や、田中容疑者が“選りすぐりの美女”と乱交を繰り返していたとの噂も紹介され、SNS上では《現代の成金バブリーおじさんすぎて草》《港区女子、行く前に検索しろよ》など、嘲笑と皮肉が飛び交った
不動産王から“港区のおじさん”へ
田中容疑者は1992年、レーサム(当時はレーサムリサーチ)を設立し、2000年には国有不動産を日本初の証券化で落札するなど、不動産と金融を融合させた事業で業界を席巻。2001年には設立から9年でJASDAQ上場を果たし、その手腕は高く評価された。しかし近年は表舞台から退き、名前を聞く機会も減っていた。
女子大生との性的トラブルも懸念材料となっている。昨年には女子大生側が不同意性交致傷容疑で告訴状を提出し、PTSDなどを訴えていたことが報じられ、警視庁はこちらも捜査を進めている模様だ。
スマホ動画が拡散、アテンダー疑惑も浮上 チャーリー映り込みに「まじで映画かと…」
田中容疑者の件は、実はかなり前から有名だった。SNS上では、港区女子と思しき女性がホテル一室で「チャーリー(コカイン)」と思しき粉が映りこむスマホ動画が過去に拡散。ほかにも田中容疑者の隠し撮り動画とされる映像にはおそらくいたした後なのだろう、バスローブに身を包み、煙草を燻らす姿が映っている動画も。他にも「紹介料が数千万円回収できていない」というアテンダーらしき人物の名前が拡散されていたり、まぁ出るわ出るわのオンパレードだった。それでも上場企業の創業経営者で、「警察と近い」「不逮捕特権を持つ」と言われ、実際に逮捕されずにきたので、本当に不逮捕特権を持つ権力者として半ば都市伝説化していたともいえる。それがここにきての逮捕で「ついに浮沈艦が沈んだ」との声が広がっている。
一緒に逮捕された奥本美穂は?
ただ、それ以上に驚かれたのは、一緒に逮捕された奥本容疑者についてだろう。「噂に違わぬ美女」であり、まさに港区女子といった体で、カメラのフラッシュが炊かれる中を気だるそうに歩く姿には、世のおっさんたちに田中の生き方を羨ましいと思わせるだけの説得力に満ちていた。まさに“闇紳士”の面目躍如といった滑稽極まる逮捕劇に、男性諸君からは「羨ましいけどシャブは無理」「金と女と薬、全部揃った人間の末路はいつも同じだな」と皮肉混じりの羨望や同情が寄せられている。
警視庁は今後、田中容疑者の認否を迫るほか、薬物入手ルートや関係者の実名特定に向けて取り調べを強化する方針だ。レーサム社は「元会長の個人的な問題」としてコメントを控えており、社内外で動揺が広がっている。