
フランス発の人気ジャム「ボンヌママン」にカビが発生し、エスビー食品が約43万個の自主回収を発表した。このジャムは全国のスーパーやオンラインショップで広く販売されており、人気商品だけに消費者の関心も高まっている。今回の事態の背景や回収方法、健康被害の有無について詳しく解説する。
「ボンヌママン」とは?フランス発の人気ジャム
「ボンヌママン」は、フランスの食品メーカーが製造し、エスビー食品が日本に輸入して販売する人気ジャムブランドである。赤いギンガムチェック柄のフタが特徴で、果実感のある豊かな味わいが人気だ。ストロベリーやブルーベリー、マーマレードなど、幅広いラインナップがある。
日本でも全国のスーパーやオンラインショップで手に入るため、家庭用の定番ジャムとして愛用する消費者は多い。ナチュラルな味わいにこだわり、人工甘味料や保存料を使用しない点も人気の理由だ。
自主回収の概要
エスビー食品は3月10日、フランスの食品会社から輸入している「ボンヌママン」のジャムにカビが発生していたとして、約43万個の自主回収を発表した。
【対象商品】
- 商品名:「ボンヌママン」ジャム(220gおよび225g入り)
- 種類:ストロベリー、ブルーベリー、マーマレードなど10種類
- 賞味期限:2026年3月31日、4月30日、5月31日、6月30日
- 販売先:全国のスーパーおよびオンラインショップ
カビ発覚の経緯と原因
エスビー食品によると、顧客から「カビが発生している」との申し出があり、調査を行ったところ複数のジャムでカビが確認された。これを受け、エスビー食品は健康被害の予防措置として約43万個の自主回収を決定した。現時点では、健康被害の申し出は確認されていないという。
なお、カビ発生の原因については現在調査中だ。
健康被害のリスクと注意点
専門家によると、ジャムに生えるカビは種類によって異なり、特定のカビは胃腸不良やアレルギー反応を引き起こす可能性があるという。そのため、カビが確認された場合は決して口にしないよう注意が必要だ。
エスビー食品は、現時点で健康被害の申し出は確認されていないとしつつ、万が一体調に異変があった場合は医療機関に相談するよう呼びかけている。
回収方法と対応策
【消費者が確認すべきこと】
- 対象商品を確認
- 賞味期限が「2026年3月31日」「2026年4月30日」「2026年5月31日」「2026年6月30日」のいずれかに該当するか確認
- 対象商品をエスビー食品へ送付
【エスビーの対応(返金対応)】
商品代金相当の「クオカード」
【問い合わせ先】
エスビー食品お客様相談センター(通話無料)【0120-120683】
受付時間:午前9時〜午後5時(土日祝日を除く)
まとめと今後の対応
「ボンヌママン」は多くの家庭に浸透している人気ジャムブランドであり、今回のカビ発生に対する自主回収は、消費者にとって大きな関心事だ。エスビー食品は原因の特定と再発防止に向けた調査を進めており、引き続き情報提供を行うとしている。消費者は対象商品の確認を怠らず、安全のための行動を取ることが重要だ。