一般社団法人「海と日本プロジェクトin愛知県」は、1月31日、名古屋市立港楽小学校で小学校高学年向けの出張授業を開催する。授業では、子どもたちが海洋ごみ問題について学び、海とのつながりを身近に感じる機会を提供する。
このイベントは、日本財団が推進する海洋ごみ対策プロジェクト「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環として実施される。授業には、テレビ愛知のエコキャンペーンマスコット「メリ夫くん」や佐鳴予備校の公式キャラクター「さなじい」も登場し、児童たちと一緒に海洋環境について考える。
児童70名が海洋ごみ問題を学習
当日は、4年生27名、5年生43名の計70名が参加し、佐鳴予備校の講師による特別授業が行われる。授業では、八千代エンジニヤリング株式会社および株式会社さなる(佐鳴予備校)が製作した教材と動画を活用し、海洋ごみ問題をわかりやすく解説する。
また、カツオの一本釣り体験も実施される。児童たちは、本物の漁で使用される竿を使い、重さ2kgの模型のカツオを釣り上げる体験を通じて、漁師の仕事の大変さを学ぶ。この体験は、単に釣りの技術を学ぶだけでなく、海と人との関係を理解するきっかけとなることを目的としている。
「CHANGE FOR THE BLUE」の取り組み
「CHANGE FOR THE BLUE」は、2018年11月から日本財団が推進しているプロジェクトで、国民一人ひとりが海洋ごみの問題を「自分ごと」としてとらえ、社会全体でごみを海に流出させない意識を高めることを目的としている。産官学民のさまざまなステークホルダーと連携し、海洋ごみ削減のためのモデルを構築し、国内外に発信していく。
今回の出張授業もその一環であり、子どもたちが海の環境問題に関心を持ち、将来的に海を守る行動を起こすきっかけとなることが期待されている。
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