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謹賀新年 2025年に寄せて

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謹賀新年2025年

新たな年が幕を上げた。私たちのメディアは、この時代において、社会の公器とは何かを問い続ける。その在り処を捉え、輪郭を浮かび上がらせること――それこそが私たちの役割であると心得る。

cokiは2025年も、人や社会を大切にする法人の声を拾い上げ、それを広く届ける。一方で、公器として避けてはならない課題もある。不正、不安、課題の闇に光を当て、見過ごされがちな真実を炙り出すこと。それが、この時代を生きる我々の役割だと信じている。

昨年を振り返るならば、自然災害の爪痕と、不確かな未来への揺らぎが社会を覆っていた。しかし同時に、能登半島の震災において見られた地域の支え合いは、脆くも逞しい人間の連帯を私たちに教えてくれた。世界を見渡せば、トランプ氏の再選という波紋が広がり、反ESGの声が政策として姿を現した。価値観の断層は、深く広がるばかりだが、それが新たな対話の場を生む契機となることを信じたい。

一方、日本の内なる動きにも注目すべき光があった。「103万円の壁」という言葉が世に浸透し、減税への期待が広がった。その期待は、人々の生活を支え、経済を再び動かす起爆剤となりえるものだ。だが、それだけでは十分ではない。この国の隅々には、いまだ呼吸の仕方を忘れかけた人々がいる。産業セクターの多くが苦境に立たされ、余裕を失った働き手たちの姿は、深海に沈むかのようだ。

では、どうすれば人々はもう一度息をつくことができるのか。その問いに、答えはまだ遠い。ただし一つ確かなのは、社会の公器たるものは、彼らの息苦しさを見過ごしてはならないということだ。人間の尊厳を支える制度や仕組みを問い直し、そこに光を当てる。それは、私たちが果たすべき役割に他ならない。

2025年がどのような年になるのか、予測はあえて避けたい。ただ願うのは、この年が、人々の胸に再び希望の灯をともす年であること。そして私たちのメディアが、その灯火をさらに輝かせるための一助となることである。読者の皆さまと共に、新たな物語を紡いでいける一年となることを心より祈る。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

coki編集部

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ライター:

サステナブル情報を紹介するWEBメディアcokiの編集部です。主にニュースや解説記事などを担当するチームです。

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